サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時) Plot

ウッドストックが開催された1969年の夏、160キロ離れた場所で行われたもうひとつの歴史的音楽フェスティバル「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」にスポットを当てた音楽ドキュメンタリー。スティービー・ワンダー、B・B・キング、マヘリア・ジャクソン、ニーナ・シモンらブラックミュージックのスターが集結し、30万人以上が参加しながらも、その様子を記録した映像は約50年間も地下室に埋もれたままになっていた。4度のグラミー賞受賞者で、エミネムやジェイ・Zのプロデューサーとしても知られるアミール・“クエストラブ”・トンプソンが初監督を務め、黒人の歴史やカルチャー、ファッション、音楽の大々的な発表の場となった同フェスティバルの全貌を、貴重な映像や当時のインタビュー、そして約50年の時を経てこの映像に初めて触れる当時の参加者たちの証言を交えながら描き出す。2021年サンダンス映画祭でドキュメンタリー部門の審査員大賞と観客賞を受賞。

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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時) Comments (20)

Snhgpskimxo
Snhgpskimxo
なんか、心が揺さぶられた。

アメリカの60年代は、公民権運動の時代だ。

ケネディ大統領が旗振り役になって、暗殺後は、リンドン・ジョンソンが受け継ぎ、キング牧師が前面に立って牽引したのだ。

キング牧師も暗殺されるが、このフェスは、その翌年に開催された。

今、このフィルムが発見され、再編集されて公開されたのは偶然ではあるまい。

キング牧師の暗殺をきっかけに、黒人の怒りは沸点に達し、抗議運動の過激化も懸念されたが、この映画の冒頭で、このフェスは、これらを沈静化させる目的もあったかもしれないとの説明もあった。

その後も抗議運動は続いたが、このフェスは、どちらかと言えば、黒人やマイノリティの気持ちを一つにしたのだろう。

……しかしだ!

こうした政治的なメッセージも多分に含んではいるものの、実は、それはそれ!

この映画は、歌声や音楽が心を、僕達の魂を本当に強く揺さぶる!

とにかく凄い!

ゴスペルが続いた直後の、”My Girl”は、抜群だ!

胸熱!

中盤に再登場した、スティービー・ワンダーはオープニングよりも良かった。

もう、言うことはなし。

政治的なメッセージが苦手な人でも、R&Bやソウル、ゴスペルなんかが好きだったら、十分に楽しめるし、ワクワクすると思う。

申し訳ないけど、コロナ前にも何度か行ったことがあるフェスより、こっちの方が心が揺さぶられた。
Nphgosmskxi
Nphgosmskxi
BLACK!ですね。
スティーヴィーは昔からいいなぁ。。
いいお勉強になる映画でした。
azjlkde
azjlkde
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1969年ウッドストックが開催された同じ年の夏にニューヨーク・ハーレムのMt.Morris公園で行われたハーレム・カルチュラル・フェスティバルでの映像と音源に当時参加した市民たちや出演アーティストたちの懐述や当時の状況の説明を挟み込んだドキュメンタリー映画。アポロ11号の月面初着陸ニュースの直後でもあった。「月なんて俺たちには関係ない。月に行く金があったら俺たちに回して、景気をよくしてくれよ。」
キング牧師が暗殺された翌年のハーレムでの無料コンサート。3万人も集まれば、警備面での懸念材料は多かったに違いない。ニューヨーク警察の警備は控え、ブラックパンサー党に自警を任せた。当時のニューヨーク市長も司会者と一曲歌う。黒人たちのガス抜きと支持層拡大のために出演者を超豪華にしたのだと思う。運営準備、アーティスト招聘に奔走した司会者トニー・ローレンス。行政側と民衆との橋渡し役を任され、そのプレッシャーは大変なものだったに違いない。元気な司会進行ながら、油断できないぞといった並々ならぬ緊張感を感じた。このフェスティバル自体は3回目だったらしいが。50年間この記録は公開されることはなかった。BLMが叫ばれる50年後にルーツのクエストラブの監督作品になった。
いきなり、スティービー・ワンダーのステージ。声は少年。続いてドラムソロ(ちょっとしくじってだけど)からのインスト。
彼は後で出てくるマヘリア・ジャクソン、モンゴ・サンタマリア、マックス・ローチ、アビー・リンカーンに比べれば、まだまだ幼稚園。
こてこてのソウルをバックに学校をサボって行った、親に買い物に行くと嘘ついて行ったとおじさんやおばさんが次々にインタビューに答える。
B.Bキングもスリムで声が全然若い。間奏のギターもそこそこに引っ込んじゃう。
フィフス・ディメンジョンのステージ。マリリン・マックーに一目惚れした幼い日を興奮気味に話すオッサン。マリリン・マックーとビリー・ディビスJr.もロックミュージカル【ヘアー】のオープニング曲のアクエリアスを歌うことになったいきさつを楽しそうに話してくれる。タクシーに財布を忘れたら、拾ってくれたのがヘアーのプロデューサーだった。
男3女2、合わせて5人のフィフス・ディメンジョンのステージは華やかで素晴らしいコーラス。この年に2度目のグラミー賞をとっている。
ステイプル・シンガースは三姉妹をお実の父さんが束ねるコーラスバンド。すごいパワフル。
ステイプル・シンガースのメイヴィスはゴスペルの女王マヘリア・ジャクソンをサポート。
マヘリアの犬歯が両方抜けてしまっているのが気になってしまった。歯がなくたって全然関係ないすごい歌唱なんだけど。マヘリアはキング牧師と共に活動していた。
この時期、モータウンは黄金期。テンプテーショーンズを脱退していたが、長身のデビット・ラフィンがマイ・ガールを熱唱。聴衆も歌う。すごい歓声。グラディス・ナイト&ピップスもこの時期モータンファミリー。ソウルの女帝の異名を持つグラディスはものすごくパワフル。結婚歴も4回ある。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンは当時は珍しい黒人と白人の混成バンド。ドラムとアルトサックスが白人男性。ホーンはほかに女性のトランペッターがいて、この人のボーカルもなかなかパワフルでカッコいい。スライの妹はキーボードで、弟はギター。スライはアフロヘアーに大きなサングラスに揉み上げで蠅みたい。ファンキーでポップなバンドで、「なんだドラムは白人じゃないか」と言っていた聴衆もたちまちノリノリに。
このバンドは1ヶ月後のウッドストックにも出ている。エブリディ・ピープルがよかった。
後半はジャズ系。キューバやジャマイカなどのラテン、アフリカンパーカッションとの融合、フュージョンの創生につながったムーブメントでもあったと解説していたような。
二ーナ・シモンの過激な煽りトークにはびっくり。二ーナ・シモンの曲を挿入曲にしている映画(アサシン、ビフォア・サンセット、コードネーム U.N.C.L.E、クルエラなど)が多いもので、CDを聴くようになった。バックグラウンドやお人柄などは全然知らなかったもので、その凄さにびっくり。
歌った曲も聴衆へのメッセージ性が非常に強いストレートな歌詞で、瞼が熱くなってしまいました。
マックス・ローチ、アビー・リンカーンらもキング牧師をサポートする活動家であったとのこと。
ステージ映像や音源は期待していたよりもよかったです。ただ、一曲をフルに最後までは聴かせてはくれません。それでも、ちょっとダラダラした感じのウッドストックよりも熱くて、パワフルで緊張感があってよかったです。
Nsmxgsihopk
Nsmxgsihopk
『真夏の夜のジャズ』が大好きです。
ほとんど、モダンジャズしか聴いていなかったのですが、この映画でジャズの多様性を知りました。バッハだってジャズです。あと、観客の様子素敵です。難しい顔でコルトレーン聴くばかりじゃないなと思いまっした。

本作はちょうど真逆です。
何だか全部アメリカの黒人音楽とまとめて認識していたものが、R&Bやゴスペルや所謂ソウルはそれぞれ成り立ちや社会的背景が違うことがわかりました。民謡と浪曲は違いますからね。それで、ゴスベル歌手が『場違い』と感じたわけです。これが理解できるように、演奏と演者や観客などへのインタビューと社会情勢のフッテージが織り交ぜられています。凄く良いのは編集で、演奏以外の部分には会話やアナウンスが入っているのですが、全く音楽を聴くのに邪魔になっていないことです。このため、2時間ずっと楽しく過ごせます。実際のフェスティバルは2ヶ月間あったようなので、映画には出てこない無名なバンドなども出ていたのかもしれません。

観客はほぼ完全に黒人ばかりなのが驚かされます。前年にキング牧師が暗殺されているので、ニューヨークでさえ人種的分断が深刻だったのでしょうか?タワーレコードでRock/PopsとSoul/R&Bが別の棚に陳列されているのがよくわかります。アフロキューバンのように一部白人の演者がいますが、Sly Stoneがこの時代では先進的であったことがわかります。白人・黒人混成かつフロントメンバーも男女混合。さらに、アクエリアスがヒットしたフィフス・ディメンジョンが白人グループと思われていたというエピソードも興味深いです。僕がハーレムに行ってみた、1990年代も125丁目で白人はほぼいなかった記憶があります(当時は治安が悪くて怖かった。)。警察が警備をしてくれないので、ブラックパンサー党が警備していたそうです(wikipediaによればSly Stoneの時だそうですが)。

以下細かい点

・19歳のスティービー・ワンダーはクラビネットのみならず、ドラムがメチャウマです。

・ニーナ・シモンは怒りを込めて静かに歌う人かと思ってましたが、ノリノリでびっくりしました。

・『真夏の夜のジャズ』にも出演していたマヘリア・ジャクソン、よく見ると奥歯があまり残ってません。よくもあの体格を維持できますね。

・シーラ・Eのルーツはアフロキューバン・バンドなのだと今更気づきました。

・やはり、目を引くのはSly Stoneです。配信でもみれる『スライ・ストーン』でヨレた彼も見てみましょう。

YouTubeを見ていると、似ているものしか出てきません。こうしたフェスの面白みは、自分の感性が広がっていくことです。早く普通にフェスができるといいですね。
Qulsornepaopiut
Qulsornepaopiut
歴史的にも、映像価値的にも見応えのある作品だ。埋もれていた映像がいまこうやって映画となって多くの人々の関心を集めている状況を見ると、69年当時の(商業的な)無関心が嘘のようだ。ウッドストックと同年に開催され、同時間帯には史上初めて人類が月面に着陸。しかし「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」に参加した30万人を超える観客にしてみれば、こちらの方こそが明かな「表舞台」と言えよう。本作はスティーヴィー・ワンダーをはじめとするミュージシャンたちのソウルフルな演奏を伝えつつ、このイベントの仕掛人たちや、開催した意図、警備を担うブラックパンサー党の存在、さらには観客側のファッション、階層、ステージ側から見た多様性、文化的な意味などについても考察。決して頭で理解するドキュメンタリーではなく、体と心で感じながら、伝説となった69年、そしてあるべき未来に思いを馳せる。そんな力強い一作に仕上がっている。

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