ザ・バニシング 消失 Plot

ある日突然消えた恋人を捜す執念と亡霊にとり憑かれたかのような男が、次第に精神的に追い詰められていく姿を描いたサイコサスペンス。1988年に製作され、93年には監督のジョルジュ・シュルイツァー自身のメガホンにより、「失踪
妄想は究極の凶器」(ジェフ・ブリッジス、キーファー・サザーランド、サンドラ・ブロック出演)としてハリウッドリメイクもされている。日本では長らく劇場未公開だったが、2019年4月に劇場公開が実現。オランダからフランスへ車で小旅行に出がけたレックスとサスキアだったが、立ち寄ったドライブインで、サスキアがこつ然と姿を消してしまう。レックスは必死に彼女を捜すが手がかりは得られず、3年の月日が流れる。それでもなお捜索を続けていたレックスのもとへ、犯人らしき人物からの手紙が何通も届き始める。

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ザ・バニシング 消失 Comments (20)

lfshsi
lfshsi
変態男が女を連れ去る事件をリアルに描いている。
カップルの女が連れ去られ男が3年にも渡って探し出し、ついに犯人を特定し、真相を探ろうとする。
真相を探る過程で犯人の回想による犯行の一部始終がリアルに描かれる。
間違って知り合いの女に声をかけて気まずい思いをしたり、声をかけた女の男に難癖をつけられたり、やっと車に乗せることができたかと思えば、くしゃみをして台無しになったりと成功するまでの紆余曲折をリアルに描いている。
そんな経緯をえてついには成功する訳だが、数々の失敗の描写があるゆえに成功したときのリアルさがより一層強化されている。
犯行の回想のシーンは徹頭徹尾犯人の主観で描かれていて思わず感情移入してしまう。
tzdywgs
tzdywgs
正直、ラスト10分の手前まではさほど怖くないし、あれこれまだるっこしく、カメラワーク含めて古くさい映画だなーとしか思わなかったのですが……
このラストは……
ヤバし。

いやはや、(映画的なキャラ造形って意味での)本物のサイコ野郎だったら、確かにここまでやるんだろうな、と。
振り返って思い出すと、隅々まで細々と【気持ち悪い】ことに気づく仕組み。
怖いんじゃなくて、 ひたすら気持ち悪い。
殺しの手口と、動機と、準備と、殺し終わったあとの状態が気持ち悪い。
lfpumoe
lfpumoe
妻を誘拐された男と誘拐した犯人、そして観ている側の3つの「知りたい」が交差する最悪の追体験映画と言うべき作品。

旅行中に妻サスキアがサービスエリアで急にいなくなってしまうという悲劇に襲われるレックスは諦め切れず、その後3年間、新しい彼女がいてもサスキアを探し続けて、メディアの力を借りて犯人に呼びかけたりしているうちに犯人と思われる人物から手紙が届く…

一方でもうひとつの視点として、ある男の姿が映し出され、その男レイモンは犯人なのである。この映画は、犯人が誰かということがテーマではないため、早い段階でおそらく犯人だということをバラしてしまう。

レイモンは、山小屋で叫んでみることで声が聞こえたかを近所に聞いてみたり、女性を車に連れ込む話術や眠らせ方の練習をしている。ときには自分で薬品を使って何分眠っているかを計っていたりと…何やらよからぬ実験を繰り返していて、時には失敗しておバカな部分が見え隠れするその男の願望は純粋に「悪」を「知りたい」というものだった。

レイモンの屈折した願望はどう生まれたかと言うと、皮肉なことに溺れていた子供を助けたことで「正義」とされたことがきっかけであった。「正義」は知ったから、その対照的存在の「悪」を追求したくなったというのだ。

娼婦を誘拐するのは簡単だが、それでは理不尽さが足りない、裁かれるべきではない人間が最悪の理不尽体験をさせられることが「悪」の所業だと考えていた男にとって、狙うべきは旅行客であったのだ。

家庭のある普通の男が人とは違う願望によって動かされて、純粋に「悪」になろうとする様子や過程を観ることは怖いのだが、気づくと観ている側もこの続きを「知りたい」と思ってしまっているのだ。

ついにレックスとレイモンは対面することになり、レックスは怒りからレイモンを殴るがひと段落すると、レイモンに「真実が知りたいなら車に乗れ」と言われ、強要されたわけではないのにノコノコと車に乗ってしまう。

普通だったら、妻を誘拐した犯人の車なんかに乗るわけはないし、対面したときに警察に通報することもできた余裕もあったのに、それはしなかった。つまりレックスは犯人を捕まえるということよりも、サスキアに何が起きたのかということを「知りたい」という願望の方が勝ってしまったのだ。

犯人との不思議な長距離ドライブで感じることのできる何とも言えない距離感や緊張感は、なかなか体験できるものではないし、途中でレイモンがパトカーに止められるシーンがあるが、ここでも警察に言うわけでもなく、逆にここで捕まって真実がわからなくなることの方がありえないと考えてしまったのである。

サスキアが誘拐されたサービスエリアで休憩をしながら、木の棒をいじいじしたりして「何だこの時間は」と思わされるのだが、これこそ「焦らし」であり、観ている側もまんまと「知りたい」という欲求を掻き立てられてしまっているのだ。

そして「このコーヒーを飲めば目が覚めた頃には真実がわかるし、サスキアと同じ体験ができる」と言われ、睡眠薬入りのコーヒーを飲むかどうかという、最悪の選択をさせられる。つまり殺されていたら自分も殺されることになるのだ。

このコーヒーを飲むかどうかの選択後の結末は是非、映画で観てもらいたい。文章で説明してしまったら簡単だが、物語の流れで知らされる「真実」は、何ともいえない余韻を残すことは間違いないだろう。
iiftxbm
iiftxbm
キューブリックに「すべての映画の中で最も恐ろしい」と言わしめた作品。
冒頭のトンネル内ガス欠のシーンのトラウマを最後までうまく形容してて、物語の行方を予感させるのがまじでうまい。例えば二人が一時でも離れ離れになる恐怖。例えば暗い空間に閉じ込められる恐怖。そして視聴者の予感が外れても当たっても地獄という…
eahtlzd
eahtlzd
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サイコパスの異常性の描写。
恐怖のラスト。

公開当時に見たら、ホント衝撃的だったと思います。
でも、30年の間にさんざん使われてしまったので、今みたところで特に目新しい衝撃はなく、そうかそうか、まんまとなあ…という感想になってしまう。