野火(1959)

6.7/10
Total 12 reviews
Runtime   104分
Language   日本語
Area   日本
In Theaters   Nov,03 1959
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野火(1959) Plot

大岡昇平の原作を、「鍵(1959)」のコンビ和田夏十が脚色し、市川崑が監督したもので、レイテ島を舞台に飢餓に追いつめられた兵隊を描いたもの。撮影は「代診日記」の小林節雄。

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野火(1959) Comments (9)

tzdywgs
tzdywgs
レイテやインパールを代表に戦地の兵士は地獄だったであろう。真の日本兵の姿を観た気がします。素晴らしい作品と思います。
slunia
slunia
NHK BSで視聴。塚本版は未だ見ていない。この映画の公開は1959年でレイテ戦は1945年。今でいえば2001年のことを描いている訳で、歴史というには近い過去。この時代にこの映画を見ていた人にとっては、切り離せない生々しい原罪を見せられたことになる。そう考えると、その時の人の戦争に対する位置づけを意識してしまう。5年後に東京オリンピックというのは今と同じ。どのような気持ちで過去を捉えて、オリンピックに向かったのか。そのような時の距離感を感じながら見た一本だった。
gqvkrii
gqvkrii
塚本晋也監督版は鑑賞したことがあるが市川崑監督版は初鑑賞。

絶対に必要な反戦作品。戦争の悲惨さがこれでもかというほど詰まっている。こんな悲惨な歴史が現実にあったと思うとゾッとした。もう絶対に繰り返してはいけない歴史だと改めて感じさせられた。

やはり原作が素晴らしいのか、メッセージ性はもちろんのことストーリー性も素晴らしくて内容に引き込まれる。特に登場人物達の人物像の設定が秀逸で、それぞれの個性の違いが見事で素晴らしかった。話の流れは塚本版とほぼ変わらないがオチが違って驚いた。どちらも素晴らしい終わり方だが、どちらかというとこちらの市川版の終わり方の方が好み。

船越英二やミッキー・カーチスをはじめとする役者陣の名演技も印象的で、メッセージ性、ストーリー性、演技、全てが高水準の反戦作品だった。
yqcvotr
yqcvotr
ネタバレ! クリックして本文を読む
結核のため隊から戦力外通告を受けるが、物資・食料不足により病院から入院も断られる主人公田村。戦うでもなく、療養するでもなく彷徨います。

芋が手元にあるうちは、兵士らしく最期を遂げようと決めているのですが、もはやそういった戦局でもないようで。降参しても命の保証はなく、本能的に生きる道を探します。

侮蔑的な意味ではなく、疲弊した兵士達が、生を求めるでも死を求めるでもないゾンビのように見えました。砲撃下で死んだフリをして、そのまま死ぬ者と、起き上がる者とで生死が分かれるシーンが非常に印象的でした。

民間人をやむなく射殺した後に銃を捨てることや、最後の選択から、田村は驚くほど最期まで理性を保ちます。

人らしく生きれるか、人らしく死ねるか、極限状態での人間の尊厳を問うています。
kfnmrx
kfnmrx
2015/08/31、DVDで鑑賞。
塚本晋也監督バージョンを劇場で観たので、市川崑監督の方も気になってレンタルして観た。
死体などの残酷な描写はメイク技術が進んでいる分塚本バージョンの方が凄惨でしたね。
米兵の描写も塚本晋也の方は姿をほとんど見せず、見えないところから攻撃してきたのに比べると市川崑の方は比較的姿が見える。戦車も出てきたし。塚本晋也の方がコストをカットしつつ、不気味さもより演出されていて、うまいなと思った。
あとラストもちょっと違うんですね。
この2作を比べると塚本晋也バージョンの方がより戦場の凄惨さを表現できていたような気がする。