Search ルイ・ガレル result, Total 47 (take 0.002083 seconds).

3 years ago
ロリコンブームに乗ったルイ・マルのアメリカ映画。ブルック・シールズの幼い裸体に興奮した輩もいるだろう。実際、この時代は『エマニエル夫人』の続編や『ビリティス』などで、未発達な少女の裸体がフィルターをかけた映像とともにもてはやされていた。 黒人ピアニストが弾く音楽がいい雰囲気で、娼婦たちは病気だけは心配するものの誰も卑しい職業だと思っていない。しかし、すけべ...

Leepsmasoe review on 処刑人II.

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む ウィレムデフォー以外は 前作と同じキャスト ウィレムデフォーの代わりにハイヒールのおばさん あれから8年後のアイルランドから 前作で22人も殺してたの ドクも 1958年 イルドゥーチェの過去 25万ドルの賞金首 ロッコの代わりにロミオ 相変わらず映画のネタ ロッコの墓参り 小男の殺し屋165cm ウィレムデフォーの後を引...
3 years ago
ルイ・マル監督が1957年に発表した名作サスペンスを、現代の日本に置き換えてリメイク。 人生の歯車が狂っていく…という話は確かにいつの時代でも通じるが、何故リメイクしたか、その必要性が感じられなかった。 所々に、21世紀にそれはナイだろ、と思う箇所があったのもマイナス。 緒方明監督、せっかく「いつか読書する日」「のんちゃんのり弁」が秀作で良かったが、今回...
2 years ago
ー ”ルネ・クレール”レトロスペクティブが、伏見ミリオン座で10月から始まるというので、一足早く今作を鑑賞。ー ◆感想 ・ストーリーはシンプル。路上で楽譜を売る男、アルベール(ソンナ、そんな商売があったんだ・・)は、集まってきた人々の中の口元の黒子が印象的な美しき女性ポーラに気付き、彼女をスリから助ける。 ポーラにまとわりつく、フレドに鍵を盗られたポーラは...
3 years ago
深い感動に包まれた作品でも、いつの間にか関心も興味も持たれなくなり誰からも話題に上がらない映画は数多くあります。常に今生きている人間や社会の姿を描くことが映画の宿命であり使命であり魅力だから当然なことですが、自分だけはいつまでも大切にしていたいと思うのもまた人間の心情です。このルイ・マル中期を代表する「ルシアンの青春」は、私にとってそんな映画の中の一本になり...

tzdywgs review on 暗殺の森.

3 years ago
こういう複雑な役づくりがほんとうに上手い。もちろんベルイマンの手腕もあるのだけれど。善玉とか悪玉といった単純な記号ではなく、悪玉として振る舞いながらもその後ろに良心の呵責があるところ、善玉に転じたようでそこに隠しきれない偽善がちらりちらりと覗くところ、ハリウッドものでは絶対見られない描写だよねぇ。 あと改めて気づいたのだけれど、ベルイマンの構図の巧さも出色。...
3 years ago
ソフィア・コッポラが描く 全く新しいマリー・アントワネット! ペールトーンのかわいいファッションや ポップな音楽など、 今までにない斬新な描き方で、 見るものを引きつける! マリー・アントワネットは、 14歳でオーストリアから フランスのルイ16世へ嫁ぐ。 毎日美しく着飾り、朝まで舞踏会を行い、 ギャンブルをして散財する。 それは、孤独を紛らわせるためで...
1 year ago
ネタバレ! クリックして本文を読む ジャン・ルノワールの非常に豊かな精神性に守られたシリアスドラマである。ゴーリキーの原作未読の為断言できないが、ここに描かれたルノワールの世界より遥かに悲惨な社会背景ではないだろうか。しかし、今この映画を観るにあたって、そのことは余り問題ではない。それは、ルノワールの「どん底」がゴーリーキーの骨組みのみを利用したに過ぎなく、...
3 months ago
ベルサイユのばらの中のデュ・バリーという人物しか知らなかったため、今回デュ・バリーに焦点をあてた映画が公開するということで興味が湧き鑑賞。 貧しい家庭に生まれ育ち、成長とともに娼婦同然として生きていたが、自分の知性と美貌で上流階級の人達と関わっていくうちに高い地位を手に入れていく。だが彼女の中には少しも心の穢れや汚さを感じず、逆にその自由な心持ちが、縛りの...
2 years ago
オードリー・ヘップバーンが出演しているということだけではなく、映画として十二分に面白い佳作です 前半の恋愛物語から後半のヒッチコック風サスペンスが上手く融合されています オードリーは主演とは言い難く、準主役でも大袈裟で準々主役の脇役よりはましぐらいの出演です クレジットも三番目で文字も小さめ でも真ん中に書いてあるのがちょうどよい書き方でした しかしなが...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 1978年 ルイ・マル監督の米進出作品 自分も早熟だった天才監督が 美少女シールズの中に、ヨーロッパの退廃の香り (父親が 伊 トルトニア家の血筋)をも 嗅ぎとって、 作っちゃったみたいな作品 そして これが 彼女の映画作品の決定打になってしまう… 彼女を取り囲む 大人の俳優達も、1910年代のニューオリンズの娼館の様子...
3 years ago
浮気に関する感じ方は、日本人とフランス人とで大きく異なるようだ。倫理観の違いである。倫理観は、人間はどうあるべきかを考えるものであるより前に、人間とはどういうものかを考えるものである。 フランスの倫理観には、人間はこういうものだという世界観があるが、日本の倫理観にはそれが欠けているように思える。人間はこうあるべきだという一方的な考え方が支配的で、ドラマなどで...
4 months ago
主役兼監督マイウェン、フィフス.エレメントのオペラを歌う青いエイリアン役だった女性がこんな才能豊かな人だとは!リュック.ベッソンの元奥様と聞いてなるほど!と思いました。 今作はジョニデ演じるフランス国王ルイ15世と公妾デュ.バリー夫人のラブストーリーです。 マイウェン演じるジャンヌ、娼婦時代はゴツくて ヤボくて決して美しいと言わんけど(どっかの政治家の失言の...

tkklvb review on 暗殺の森.

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 乳白色のブルーを基調にしたパリの撮り方が美しい。 セーヌ河畔のメトロの高架は数々の映画に登場するロケーションだが、この作品でもサスペンスに満ちたシーンとなっている。高架下の道路を走るたった一台の車。上を走るメトロからは人の気配を感じられない。規則正しく並ぶ鉄骨の橋脚が言い知れぬ緊張感を謎を深めている。 魅惑的なパリの景色は...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 冤罪により終身刑となりながらも、脱獄を成功させ自由の身となり、のちに自身の経験を小説にし大成功を収めた、作家アンリ・シャリエールの同名自伝小説を映画化。 濡れ衣により終身刑を科せられ、流刑地であるフランス領ギアナに送られたパピヨンが、自由の身を求めて脱獄に挑戦するという、脱獄アクション映画。 獄中でパピヨンと友情を築く...
3 years ago
せっかくデュ・バリー夫人を前半のメインに持ってきているのにマリー・アントワネットとの確執がほとんど見えない。フランスとオーストリアの同盟が崩れ去ってしまうかもしれない!という危機的状況にもまったく緊張感がない出演者たちの演技。これじゃ何故メルシー大使がオロオロするのかわからないでしょう。もしかすると、アントワネットはデュ・バリーが娼婦だから毛嫌いしてたのでは...
3 years ago
世界的指揮者モランジュ(ジャック・ペラン)とペピノが50年ぶりの再会を果たし、マチュー先生(ジェラール・ジュニョ)の日記を基にゆったりと過去の寄宿舎生活が語られる。最初は体当たり教師による熱血学園もの映画のように始まるエピソードではあったが、次第に教育を中心とした映画ではないことがわかってくる。奇跡の歌声を持つ少年モランジュ(ジャン=バティスト・モイエ)の魅...
3 years ago
「音楽と真っ正面から向き合うこと」、 「先輩に好きになってもらうために音楽をやること」、 一つを採ってもう一つは捨てるべきなのか?その間でうろたえるのだめがとっても良い味を出してました。 思い出したのは、 ロベルト・シューマン死後、残された妻クララ・シューマンにプロポーズをしながら(求愛を込めて)作品を献げ続けて、しかし結局クララの愛を勝ち取れなかった重鎮...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む ある実在の女性画家の孤高な半生を描いた伝記的人間ドラマ。岩波ホール上映というだけでマニアの方には内容が想像できるでしょう・・。 彼女の名はセラフィーヌ・ルイ、独特の色彩とデフォルメ表現に強烈な個性を感じます、彼女の才能を見出したヴィルヘルム・ウーデは劇中でも「彼女のタッチはゴッホを超えている」と賞賛しています。日本では世田...

Nrniedeuwtshatd review on 離愁.

1 year ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 美しく悲しい愛の物語。“離愁”とは、別れの悲しみの意味だが、映画のラストはそれとは違って出会いの悲しみであった。再会することによって、かつての心の繋がりに全てを投げ捨てた男と女の、愛ゆえのどんな敵にも立ち向かう情念の強さが、痛ましくも美しい。フランス映画は、このような愛の物語でその実力を発揮する。ラストシーンにおけるアンナ...