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ダム・マネー ウォール街を狙え! Comments (8)
動くお金の額がまず現物見たことない額ばかり出てきてとても現実味を感じない。
がしかし。
がしかし面白かったのだ!
彼の信念の強さが半端ない。
誰に理解されなくとも「この会社が好きだから」という理由だけで、誰もやらないような事をして、周りを味方につけてそれまでの常識をすごい突風で吹き飛ばしてしまった。
けど彼が動かしたのはお金だけじゃなくて人々の心よね!
彼のどうしたってこの会社を守るんだ、という意気込みと熱意に視聴者がどんどん心を動かされていく様子がとても熱かった。
そしてそれは実弟との距離までも影響していったことも。
弟、ずっとお兄ちゃん大好きでしょ。
壮大な反抗期を繰り返してたよね笑。
憧れてたんだな。
新しい何かが始まる時には、必ずはじめの一歩を踏み出した人がいる。
けどそのはじめの一歩を踏み出す勇気は半端ない信念と労力を伴ってるからこそ、レジェンドになるんだなぁ。
観るまで『AIR』みたいな話かなと思ってたんだけど、熱意と信念はキースとソニーは一緒だったわね。
応援したくなる気持ちがわかるよ!
数字が上がり下がりしてそれに合わせてみんなが一喜一憂するのも面白かった。
株がわからない私でも楽しく観れたので、是非ご覧ください。
自分たちの思うがままに株価操作をする大物トレーダーとオタク個人投資家の戦いの話です。
もう、なけなしのお金でゲームストップに投資する市井の人々が一致団結して株価を守って上げていこうとする姿は熱いものがあります。
面白いのは、主要登場人物となる投資家達が直接顔を合わせるシーンが皆無な点。実名も素性も互いに知らぬ雑魚達が束になって大魚に立ち向かう図式は、これも一種のアメリカン・ドリームか。『マネー・ショート 華麗なる大逆転』も空売りがテーマの実話だったが、あちらよりは観やすいかも。
セス・ローゲンを筆頭とするヘッジファンド側の人間が特に悪辣に描かれているわけでもないため、勧善懲悪というカタルシスは薄いものの、ポール・ダノ演じるキースの好感度の高さの前では、全て許されてしまう。キース本人と激似ゆえにキャスティングされたのだろうけど、やっぱりイイ役者だ。
あと久々にデイン・デハーンを観たがオッサンになっててショック。『オッペンハイマー』にも出てるらしいが。
パンデミック真っ只中の私達を私達はもう忘れてないか?と自問自答した。マスクして!COVIDで家族を亡くした。学校はオンライン授業。学校も会社も町も人がいなくてガラガラ。エッセンシャル・ワーカーに感謝しましょう、言葉だけ?シングル・マザー/ファーザーへの対応は良かったのか?自転車で食べ物を運んでくれる人達、色んなものを運ぶトラック運転手への感謝を忘れてないか?会議も公聴会もオンライン。
そんな時期の個人投資家は、学費奨学金ローンを抱えている学生たち、子どもの歯の矯正にもローン支払いにもお金がかかるシングル・マザーの看護師(パンデミックの特別手当てなんて雀の涙)、就職氷河期にぶち当たってしまった若い人達、町の個人営業店はどんどん潰れる。
アメリカも日本もヨーロッパもどこでも、まともに働かずにテニスしてワインセラーもって無駄に窓が多くて海が見える大豪邸に住んでいる多くは白人男性で少し太っている年配ばかり。日本もそうだね。
キティに励まされて信用して、Sell
を押さずにBuyを押す。それで少なくとも株式市場が本来の健全さを取り返す事ができるんだ!
音楽もよかったし、あったかい家族のみ物語でもあった。