ロストケア

8.0/10
Total 10 reviews
Runtime   114分
Language   日本語
Area   日本
Written   龍居由佳里
In Theaters   Mar,24 2023
You want to watch this movie?
 Want    Don't

50% want,Total 115

Review  |  Share 

ロストケア Plot

松山ケンイチと長澤まさみが初共演を果たし、連続殺人犯として逮捕された介護士と検事の対峙を描いた社会派サスペンス。ある早朝、民家で老人と訪問介護センター所長の死体が発見された。死んだ所長が勤める介護センターの介護士・斯波宗典が犯人として浮上するが、彼は介護家族からも慕われる心優しい青年だった。検事の大友秀美は、斯波が働く介護センターで老人の死亡率が異様に高いことを突き止める。取調室で斯波は多くの老人の命を奪ったことを認めるが、自分がした行為は「殺人」ではなく「救い」であると主張。大友は事件の真相に迫る中で、心を激しく揺さぶられる。斯波を松山、大友を長澤が演じ、鈴鹿央士、坂井真紀、柄本明が共演。作家・葉真中顕の小説「ロスト・ケア」をもとに、「そして、バトンは渡された」の前田哲が監督、「四月は君の嘘」の龍居由佳里が前田監督と共同で脚本を手がけた。

ロストケア Actors

ロストケア Related

コヴェナント 約束の救出Play Online
コヴェナント 約束の救出
プロット  イギリス・スペイン合作
Feb,23 In Theaters
人生って、素晴らしい Viva La VidaPlay Online
人生って、素晴らしい Viva La Vida
プロット  中国
Apr,05 In Theaters
ゲキ×シネ「天號星」Play Online
ゲキ×シネ「天號星」
プロット  日本
Apr,05 In Theaters
テルマ&ルイーズPlay Online
テルマ&ルイーズ
プロット  アメリカ
Feb,16 In Theaters
あまろっくPlay Online
あまろっく
プロット  日本
Apr,19 In Theaters
コットンテールPlay Online
コットンテール
プロット  イギリス・日本合作
Mar,01 In Theaters
FLY! フライ!Play Online
FLY! フライ!
プロット  アメリカ
Mar,15 In Theaters
落下の解剖学Play Online
落下の解剖学
プロット  フランス
Feb,23 In Theaters
戦雲(いくさふむ)Play Online
戦雲(いくさふむ)
プロット  日本
Mar,16 In Theaters
ザ・タワーPlay Online
ザ・タワー
プロット  フランス
Apr,12 In Theaters
シノアリス 一番最後のモノガタリPlay Online
シノアリス 一番最後のモノガタリ
プロット  日本
Feb,23 In Theaters

ロストケア Comments (9)

Pgskinhsxmo
Pgskinhsxmo
認知症の老人と、その介護で苦しむ家族を救うための殺人を、一方的に断罪するような映画ではない。
むしろ、裁く側と裁かれる側の主張が対等に描かれているし、被害者の家族にしても、「救われた」と言う者もいれば、「じいちゃんを返して」と泣き叫ぶ者もいて、一体何が正しいのかと深く考えさせられた。
中でも、長澤まさみ演じる検事と、松山ケンイチ演じる介護士が、お互いの正義を激突させる取り調べ室のシーンは、2人の演技のぶつかり合いという点でも、この映画の最大の見どころと言っていいだろう。
確かに殺人は許されないことではあるが、個人的には、「安全地帯で綺麗事を言っている人間には、穴の底て這いずり回っている人間の気持ちは分からない」という介護士の主張が心に響いたし、彼の考えを100パーセント否定できる者はいないのではないかと思ってしまった。
切っても切れない親と子の関係性が「絆」にもなり「呪縛」にもなるという双方の主張も納得できるし、介護の問題を親子の問題として帰結させたラストにも、共感することができた。
「ロストケア」の是非はともかく、父親を殺めてしまったことに対する罪悪感と後悔を自覚した時、介護士の魂は初めて救われたのではないだろうか?
Xsgspinkhmo
Xsgspinkhmo
尊厳の捉え方に正解は無いと思いますが、綺麗事を言ってなんでもありな現状に目を向けていかなければと思います
Ssrgimbhti
Ssrgimbhti
文句なしのいい作品。
途中 期待せずに舐めた気持ちで観始めた事を画面に向かって謝りました。
良い映画です。
ppiqcbu
ppiqcbu
自分がしたことは殺人ではなく「救い」だと主張する殺人犯・斯波(しば)。
検事・大友は対話を重ねるたびに介護の現実を突きつけられ、観る人とともに自身の正義を揺らがせていきます。

殺人犯・斯波(しば)を演じる松山ケンイチの目で語る演技がすばらしいです。
ある種の観念に到達してしまった斯波(しば)の激情が、彼の目で伝わってきます。
静かで動きが少なく盛り上げる演出もありませんが、実力ある俳優陣が作品を成立させています。

作中のところどころで余白があるように感じられましたが、「あなたに置き換えて考えてみて」と観る人に問いかけ考えさせる時間のようでした。
いっしょに鑑賞した福祉関連職の友人は、「よい教材になる作品」と言っていました。

知っているつもりで理解していなかった現実を突きつけてくる社会派の作品です。
本作は原作小説とは異なる構成になっているようなので、原作小説も読んでみたいと思います。