グッド・ストライプス

6.8/10
Total 14 reviews
Runtime   119分
Language   日本語
Area   日本
Written   岨手由貴子
In Theaters   May,30 2015
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グッド・ストライプス Plot

「森崎書店の日々」の菊池亜希子と、NHK連続テレビ小説「花子とアン」で注目された俳優・中島歩が、「できちゃった婚」することになり、結婚の準備を進めていく中で、それまで知らなかった相手のルーツを知っていくカップルを演じたラブストーリー。若手女性監督の岨手由貴子が、オリジナル脚本で現代的な男女の結婚事情を描いた。ともに28歳の緑と真生は、交際を始めて4年。すでにマンネリ状態になり、お互いに心の中で別れることも考えていたが、その矢先、緑の妊娠が発覚。行きがかり上、結婚することになるが、生まれも育ちもこだわりも全く違う2人は、一緒に住むことになっても揉めてばかりで……。

グッド・ストライプス Actors

グッド・ストライプス Photo

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グッド・ストライプス Comments (16)

Rmpontleanctai
Rmpontleanctai
飛行機内で鑑賞。緑が情緒不安定で子供で、この子は幸せになれるのかと始終ハラハラした。
彼氏彼女でいた頃から比べて、変化を多分に強いられる結婚。自分のことだけ考えてちゃいけないし、相手の家庭も見なければいけないし、その上で今までより相手を認めなくてはいけないし‥彼らがそういった面倒と向き合うようになっていく様子が丁寧に描かれていた。
特にそれぞれの田舎に行くところ、お互いのルーツを見せ合わなければならない場面。いわゆる黒歴史だったりが出てきたり少し胸が痛くなった。その分印象的だった。
ストーリーとは関係ないけど、2人ともスタイル良くておしゃれだったのも飽きずに観れた理由かも。
Ostagrrned
Ostagrrned
現在、第二子を妊娠中。最近すっかり付き合いのよくなった、第一子をお供に鑑賞しました。自分も授かり婚ということもあり(年齢はかなり上ですが…)、予告を観て気になった作品です。
正直、共感できるとするか、いただけないと切り捨てるか、一晩つらつら考えてもすっきり定まりませんでした。…むしろ、それがある意味、この作品の愛すべき持ち味なのかも、と感じています。
妊婦目線で言うと、いくらなんでも緑がいつまでもスレンダー過ぎるし、終盤までミニスカートを履いているのはちょっとどうかなと思いました。
うーん、リアル、と思ったのは、真生の緑への接し方。私事に戻りますが、第一子妊娠時に比べ、びっくりする(気力がなくなる)ほど、夫が冷たいというか、クール。おいおい、もっと妊婦を大事にしろよ、と言いたくなりましたが、いかんせん体調不良の波が続く妊娠初期。情緒不安定を悪化させるばかりで、グッドとは言い難いストライプスが続いていました。
そんな折、もやもやを上司にグチったところ、「それは仕方ないですね。そもそも、男は妊婦が苦手というか、嫌いです。見た目悪いし、近寄ると八つ当たりされるし、自分への気遣いはゼロになるし、動物的だし。だいたい、生物学的に、妊婦に恋愛感情を抱いても無意味ですよね。」「夫としては、第一子みたいに浮かれていられないという気持ちとか、結局は産めない男はカヤの外、という気持ちがあるんですよね。」…とあっさり言われ、その説得力に思わず脱力、唖然としてしまいました。
そうなんです、きっと、男性は妊婦が苦手なんです。そう正面切って言える状況は、今どき皆無ですが…。
と、感服しすぎて沈黙していたら、上司はショックのせいと誤解したらしく、「とはいえ、苦手・面倒だからと言って切り捨てられない。やっぱり大切な存在、愛おしいという気持ちはあります。」「おもしろくないこと満載ながら、大きく逸脱する度胸も持てないままに、妻の妊娠期間をやり過ごすのが大抵です。そして怒涛の出産、育児に突入していけば、否応なしに夫婦の連帯感は強まりますよ。」と言い添えていました。これもまた、ふむふむでした。
そんなことを踏まえると、真生のぼさっとした言動が、とても納得がいきます。緑への気遣いゼロ(三つ子の魂…で、荷物だけは持ってあげるけれど。)なところ、子どものようにいじけるところ、昔の同級生にクラッとしておきながら…なところ。などなど。
タイトルが示すとおり、人はそう容易く変わるわけではなく、無理に折り合う必要はないじゃないか、というところがこの物語の肝。音楽もほとんどなく、淡々と進みますが、この監督さん(お名前は何とお読みするのか…せめてチラシやポスターには、振りがなをつけてもよいのでは?)、お若いのに「間合い」がとても上手いなと感じました。重すぎず、軽すぎず。ちょっとくすぐられるような絶妙の加減です。とはいえ、時の流れや関わりを重ねる中で、それぞれに少しずつ変化はある。そんな過程も丁寧に拾っています。中でも、側溝に落下した緑が、真生を逆に励ますシーンや、父から式への欠席を告げられた真央に微笑むシーンは、自由奔放なだけじゃない、今どき女子のどっしり感が出ていて、心あたたまりました。
脇も個性豊か。いけすかない真生の友人たちや、影が薄いままの緑の父母など、いただけない・物足りないところは幾つかありますが、その一方で愛すべき面々も。個人的には、小憎らしいのにどこか愛敬がある、緑の姉がとてもよかったです! プラス、亀と犬も、見かけ以上にいい味を出していました。 (犬はさておき、亀が映画界でブームの兆しなのか⁈)
それからそれから。最後の式のシーンは、新鋭監督応援!を感じさせる豪華エキストラで楽しかったです。特に、すでに酒が入った感のある陽気な親戚のおじさん風(いかにもいそう!)の篠原哲雄監督が最高でした。加えて、緑の姉は大はしゃぎ、店の同僚は落ち込んでいたり(気があったのか…)など、芸の細かさを感じ、心地よい余韻を味わえました。
出産まで引っ張らない、潔い幕切れも好みです。
Brpgisoont
Brpgisoont
いわゆるアラサー世代の人が観たら共感するところが多いのではないでしょうか。

菊池さんと中島さんのマンネリカップル具合がとてもリアルでした。

新宿武蔵野館で行われた舞台挨拶で監督もおっしゃっていましたが、『一般的に言われてるような理想的なお嫁さん、結婚でなくても幸せになれるよ』と肯定的な気持ちにさせてくれる映画です。

クスッと笑えるところもあり、気楽に観れて、ちょっと明るい気持ちになれる、そんな映画でした。
Imognkshpxs
Imognkshpxs
ネタバレ! クリックして本文を読む
冒頭で向かい合って食事をする二人の超倦怠ムードが秀逸。
こんなんで楽しい?間もなくこの二人は別れるなぁと見せ、
予期せぬ妊娠!によって今度は結婚へと話は突き進む。
アラサー世代に大ウケしそうな題材だけど、最初「平行線」と
いう言葉に違和感を覚えた。結婚は平行線じゃないだろ、と。
相手に迎合することで結婚の帳尻を合わせていた時代は過ぎ、
ある程度やりたいことができるお母さん世代になってきた。
「映画館で子供と映画が観れる」だなんてどうして私の時代には
なかったんだよ!と羨ましい限りだが、要望が罷り通る世の中
になってきて我慢や忍耐力はどんどん遠のいている。果たして
それは本当に幸せなことか?そんなことまで考えさせてくれる。
ありのままに振舞う二人には互いの価値観や趣味、友人関係が
全く理解できずソリが合わない。これでよく付き合ってきたと
不思議に思うのだが、妊娠を機に互いの家族や周囲との関わり
がどんどん変化する。特に互いの実家(両親や家族)に於いては
初めての発見や経験が効いて、戸惑いながらも相手の弱い部分
やコンプレックスが見えて親近感が湧いてくる。完璧な結婚は
あり得ないけれど、こんなものかと諦めることだって、ない。
ふにゃふにゃして自主性のない真生(中島)というキャラクター
がどうも私的に気に入らないのだったが^^;、緑(菊池)の方も
全く可愛げがなく女の魅力に欠ける。巧く描けていると思う。
真生の父親との一件で複雑な事情が明らかになるが、これが
却って二人の絆を深めるきっかけとなり、特に緑の方に微かに
母性が見えてくるところがいい。認め合い助け合い寄り添う
姿が微笑ましく、あんなまずそうにご飯を食べていたカップル
から随分成長したなーと頷かされる。そういえばこの作品には
料理のシーンがあるのに美味しそうな料理が一つも出てこない。
緑はそういう仕事なのにちょっと残念。流しそうめんじゃさぁ。

(まだまだこれから。でもいい夫婦になれそうな感じのカップル)
snahqvv
snahqvv
夫婦になることは、二人の気持ちだけではなくて、お互いの家族を知り、一緒に暮らしてイライラしたり、自分の人生を変えるものだ。
だけど、悲しいことがあれば、その気持ちを共有して、心を支え合うことができる。お互いの存在が自然になっていく。
色々なことがあるが、最後の方で、目を合わせて、ほんのり笑い合う場面を見ると、嫌なこともあるけど、総じてみれば幸せで、結婚というのは良いものだと思える。
冗長に感じられるところがあり、場面が変わるときにメリハリがあると、わかりやすく、飽きないのではないかと思う。