ステップフォード・ワイフ
プロット
アメリカ
Feb,05 2005 In Theaters
ファースト・ワイフ・クラブ
プロット
アメリカ
Jan,01 1900 In Theaters
グッド・ボーイズ
プロット
アメリカ
Jun,12 2020 In Theaters
グッド・シェパード
プロット
アメリカ
Oct,20 2007 In Theaters
グッド・ガール
プロット
アメリカ・オランダ・ドイツ合作
Apr,17 2004 In Theaters
グッド・ストライプス
プロット
日本
May,30 2015 In Theaters
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グッド・ワイフ Comments (11)
感想は? ちょっと物足りないかなぁ。
メキシコは憧れの国だし、女性が主人公だし、80年代ファッションも見ものだということで期待していたですが、途中、少々眠気が襲ってきてしまいました。
メキシコの昼ドラマを見たことがあって('Rubi'といいます)、貧しくて美しい主人公ルビーが、美貌を活かし周りを利用ながらお金持ちの男性と結婚し、上流階級へ成り上がるという展開がそれはそれはドロドロして面白かったので、そういったものを期待していたのですが、こちらは淡々とした上品な映画でした。
お金持ちから貧乏人への生活の落差が描かれるのかと思いきやそうひどくもなかったし、セレブ妻たちのマウンティングもそれほどえげつないものでもなかったし(日本人のセレブというほどでもない人でももっと嫌味ったらしい人はいます)、主人公のセレブ妻は夫に楯突くでもなくおとなしく受け入れているし、ラテン系の情熱的なドラマ展開を期待していたら、意外と静かな映画でした。
まぁ、そういうものを期待することがステレオタイプなのかもしれませんね。
でも、メキシコらしさがあまり出ていなかったと思うので、もう少し振りきれてほしかったなというのが正直なところです。
経済状態以外でメキシコらしさが欲しかった
しかしこのセレブ、子供を大事にしている風で無く、奥様連中だけで楽しんでるのかな
最後のシーンは大事だと思うがそれから旦那の苦労が始まる様
なぜ、グッドワイフ?
肩パットバリバリのファッションと、手を叩くような音楽が煽ってくるようでそこは楽しかった。
当時のメキシコ経済の浮き沈みに左右され、政治とは無縁なソフィアがあんな風になったのは、ある意味恐ろしさもありましたが。
メキシコの富裕層の主婦たちの戦いを描く、って触れ込みでしたけど、まぁ戦いというほどでは無くて、もっとどろどろにバチバチやっちゃった展開の内容だったらもっと面白かったかも
貧乏からお金持ちになる映画やドラマも多いが、逆視点となるお金持ちから貧乏になるというパターンも存在している。
この手の描き方として多いのは、ドラマシリーズである。『The O.C.』というミーシャ・バートン主演のドラマがあるが、この中で描かれるのは、富裕層たちの家族や生活事情である。その中で夫が事業で不祥事を起こし、贅沢な暮らしができなくなってしまうという危機感が描かれていた。
『デスパレートな妻たち』の中でもエヴァ・ロンゴリア演じる元スーパーモデルのガブリエラなんかが、同じような体験をしていた。
貧乏からお金持ちになるのは、精神的には簡単かもしれないが、逆パターンの場合は精神的にかなりきついものがある。
成り上がりではない場合、長年…親やその親の世代から続く富裕層の家系であるなら特にそうだ。それまでの概念が打ち砕かれてしまい、それに自分で納得させるには時間がかかる。
設定として、主人公ソフィアは富裕層の奥様方の中ではリーダー格のような存在で、新入りには厳しいが実は無知で世間には疎い。お嬢様として育ってきたから自分をステータスの高い人物にみせることばかりで、セレブのゴシップは気になっても、社会問題など気になっていない。
夫の様子がおかしい…ラジコンで遊んでるし、車をぶつけたりしてヤケになっているし、昼まで寝ているし、酒浸りになっているが、夫が大丈夫だと言っているから、それを信じている。
信じているというよりは、ソフィアは他人事のような感覚でいると言ったほうが正しいのかもしれない。
なんだか大変みたいだけど、夫が大丈夫って言っているから、今だけでしょ…みたいな感覚で相変わらずショッピングはするし、会員制のテニスにも通っている。
しかし、そんなソフィアもクレジットカードが拒否されたり、小切手も不渡りになったり、家政婦の給料が支払えてないことで部屋の掃除がされていなかったりすることで、確実に…資金難に陥っていることが身の回りから迫ってくる。
今まであたりまえであった日常が静かに崩れていく様子をひしひしと描いていて、ゾッとする。
ソフィアの夫が資金難に陥った背景には、1982年にメキシコを襲った経済危機があるのだが、その事情があまり描かれておらず、何が世間で起こっているのかがわかり辛いため、社会風刺としては弱い部分があるし、映画評でもそこを指摘している人が多いのだが、そうなっている理由は、ソフィアの視点で物語が展開されているからである。
世間には疎いソフィアだからこそ、メキシコの経済危機だろうが、大統領が何か言ってようが関心がなく、ただ気になっているのは、自分の生活が保たれるかどうかということ。
成り上がりで、一般人のような崩れた言葉使いをしているアナをバカにしてきたが、自分の経済的転落と反比例するように、存在感を増してくることにも耐えられず、無理に張り合おうと奮闘する様子はコメディ的でもある。
80年代のステータス合戦の象徴的アイテムとして、肩パットがたびたび映るが、ソフィアが肩パットを捨てて、前に進もうとする姿は清々しさもあるが、それと同時にアナの夫であるベトと怪しげな視線を交わすという、シニカルで昼メロのような余韻を残す。
ソフィアがプールの水で体を洗い、意地でもパーティに参加しようとするシーンがあるが、それ以上に自分の世界を守るためなら、何でもする女性であるなら… 続編はないと思うが、あるとすれば次はドロドロ不倫劇に違いない。
主人公ソフィアは資産家の生まれで、やはり資産家との結婚を勧められてすんなりとそれに従ったらしい。そして美貌とセンスの良さでセレブ妻たちの中の女王的存在だった。彼女が考えることはその女王の地位を維持して行くことだけ。
テレビが政治や経済の大打撃を放送していても聞き流し、関心がない。しかしクレジットカードが使えない、小切手が不渡りになって少し不安になるが、夫がイラついていてもただ見ているだけ。この期に及んでも、使用人の運転手が口答えしたと夫に訴える。ちょっと地面から数センチ浮き上がったホントのセレブだったんだなと思った。
その彼女が新興勢力の成り上がりの夫婦に女王の地位を奪われそうになる。それでも必死に赤いドレスに肩パットを入れて女王の地位を維持しようと出掛けるが、惨めにその地位は雨とともに流れ落ちて行く。
そして、その後の成り上がり夫婦の子供のパーティーでそれをはっきりと実感する。
そこからどうするかと思っていたら、彼女はなりふり構わずセレブ界にしがみつく態度に豹変した。彼女の超然とした振る舞いを愛した夫はそんな俗物になってゆく彼女を唖然とした顔で見ている、そこで映画は終わる。
まあこれも時代の一面を切り取った描写。近頃BBCのドキュメンタリーを見た。そこに描かれていたメキシコ国境の麻薬カルテルの酷い状況と貧しい人々はこういう時代の流れの結果なんだなーと改めて思った。