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犬部! Comments (20)
犬だけでなく、苦しみを抱えて生きる人たちも登場する。林遣都演じる花井颯太が犬も人も関係なく、ひたすらに、真っ直ぐにその「いのち」にくらいついていくのが印象的だった。
とくに動物虐待ともとれる元ペットショップ経営者の久米とのシーン。単純に良い悪いを決めつけず、諦めず、花井颯太は何度でもペットショップのドアを叩き続け、やがて久米の心も開かれる。
花井先生の熱くてちょっと面倒くさい、でも犬も人も誰も見捨てない姿がなんとも魅力的な映画。
犬部!の原作本を読んで、
今回映画を観ました。
獣医学部とはいえ、学生が犬猫を保護して
里親募集していくことの大変さ、
生きている動物での実習を断固拒否し
それ以外での方法で教授を説得、
何があっても一匹も死なせないという
ブレない信念の強さを感じます。
時々、あー、これは学生の若い頃に見たかった!
と思う映画がありますが、
まさにこの映画もそうでした。
カワイイだけではない、
命の尊さ、飼育することの責任の重さを
大人だけではなく子供にも見て感じてもらいたいなと思いました。
ここまで志高く動物に身をささげられる人は
なかなかいないとは思いますが、
この映画では、いろんなひとの動物への向き合い方が描かれています。
つらいシーンもありますが、
殺処分をなくすために
どうしたら良いか考えるキッカケになるんじゃないかと思います。
飼い切れず保健所に持ち込む人や、
劣悪なペットショップの
事情や思考は一生理解できません。
しかし、これらの人々だって、
始めはまさか数年後こんな風になるとは思っていなかったと思うんですよね。
好きで動物と関わったはずなのに。
動物を捨てるのが人間であることが
恥ずかしく申し訳なく思いますが、
動物を救うのもまた人であってほしい
と、この映画を観て改めて思いました。
このお話がきっかけで、たくさんの保護犬や猫に新しいお家が見つかりますように。
犬大好き!猫大好き!では無いし、予告を見ると安っぽいなと感じてしまったのであまり期待はせず。でも、全体評価はいいので心のどこかで期待していたり...。
面白いと言っていいのか分からないが、面白かった!動物愛に溢れた映画。かなり上品ですごく良かったです。期待していなかった映画が面白かった時の気分は最高!
大の犬好きの獣医学部生・花井颯汰(林遣都)は、心を閉ざし迷い込んでいた実験犬を保護したことから、動物保護を目的としたサークル「犬部」を立ち上げ、活動の幅を広げていった。
林遣都の映画はあまり見た事がなく、演技もどんな感じかいまいち知らなかったが、本作では犬への愛がすごくこれは演技ではなく素なんだろうなと人柄の良さともに、役のハマり具合に感心した。中川大志とのタッグ感もよく、追いかけたい俳優だなと思った。
犬の演技力もまた素晴らしかった。
CGではなく、現実だもんな。犬は匂いや人の顔、態度で自分を愛してくれるのかと判断ができるのだろう。エピソード1に当たるであろう実験犬の名演技には驚かされた。開始20分ぐらいなのにもう悲しくて泣きそうになってしまった。
ストーリー構成もパーフェクト。
過去と現代と上手い具合に組み合わせているため、テンポもいいし飽きることも無い。脚本もまた良いので、犬好きでも無いし知識も無い私にとっても非常にわかりやすく、考えさせられるテーマでグッときた。犬好きでない人でも楽しめる傑作。
ストーリーもそうだが、登場人物に関しても偏りがなく一人一人しっかりとしたラストを迎えるので腑に落ちるし、エンディングも心地よく見ることが出来る。最近はこれが上手くできている映画が少なかったので、結構満足度高めでした。
ただ、音楽がちゃっちいかなと思った。
雰囲気にあってないし、泣けそうなところで泣けなくなってしまう。ちょっと場違いな感じがして個人的には気に食わなかった。
また、主人公の花井の発言に所々で疑問点があり、特に柴崎について周りのみんなに隠し続ける理由もあまりよく分からなかった。観客を楽しませるための演出なのか、二人の関係にヒビが入っていたのかと思ってしまうので、ちょっと複雑な気持ちで納得できなかった。
でも、とてもいい映画でした。
動物を見る目が変わりそう!見るか迷っている人は是非とも見ていただきたい。見て悔いなし!だと思います
原作未読、映画のみ視聴。
純粋に良い映画だと思う。
主人公花井君と親友柴崎君の夢は同じなはずなのに、結果までのプロセスが違う。
私はどちらかというと、柴崎君の考え方の方が理解できる。
ただ、どちらも強いなと思う。
花井君は、求める理想が高いほど困難なことも多いだろうに、諦めずに目の前の命をただひたすらに救う事に専念している。柴崎君は、一度挫折したのにまた戻ろうとしている。人間の都合で捨てられた救えない命を間近に見ながら、腰の重いであろう市の施設で周りの人間を説得しながら改善を進めるのは大変だろう。
だからこそ、2人の周りに集まる人たちは優しく頼もしいのかもしれない。
ただ、ほとんどの動物系の映画で出てくる「最後を看取れなくて・・・」と後悔する人が出てくるのは、モヤッとする。看取れなかった後悔は分かるんだけどね。
感動話に偏りすぎず、目の前の命を救うために自分に出来る事は何か?どう改善してくか?を考えさせてくれる素敵な映画だと思う。