俺たちの世界

9.5/10
Total 4057 reviews
Runtime   00分
Language   日本語
Area   日本
Written   中島良
In Theaters   Nov,21 2009
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俺たちの世界 Plot

いじめ、体罰、集団レイプなど、過激な衝動に駆られる若者を描いた群像劇で、新鋭・中島良の長編デビュー作。第29回ぴあフィルムフェスティバルで審査員特別賞を受賞。両親を殺害し、爆弾を持って街へでかけていくリョウ、見ず知らずの少女を強姦して警察から逃亡するヒロキ。ある日、彼らの運命が交差する。

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俺たちの世界 Comments (1)

fzxuhfh
fzxuhfh
ネタバレ! クリックして本文を読む
なんだ、この作品
ちょっと、すごすぎるんですけど
寒気どころか、息苦しくなってきたんですけど

第29回ぴあフィルムフェスティバル審査員特別賞、他2賞受賞作。
他にも、世界各国の映画祭で上映され数々の新人賞を受賞しています。

『RISE UP』を先に見ておいてよかったです。
もし観る順番が逆だったとしたら、途中退場も辞さないくらい
ブチきれていたと思います。作風含め、歴然たる差がありました。

『RISE UP』のレビュー内に、
“大人の対応”“大人の配慮”と記したのは、
今作と比較すると、どれだけ遠慮をしたんだ、
というほど、小っちゃくまとまりすぎていたのです。

『RISE UP』の中島監督が観たいんじゃない!
『俺たちの世界』の中島監督が観たいんだ!!と敢えて、
ここで、声を大にして、叫ばせてもらいます!!!

と、まだ興奮が収まらないくらいですから、
観た直後は、もっと興奮をしていました。

劇場出口を出て待合ロビーの椅子に座ると、
歯がカチカチと音を立てて震えが止まらない。
鳥肌が立ち、手もブルブルと震えている。
気づくと、唇はカサカサに乾いている。
おそらく、顔面蒼白で唇は紫色になっていた気がします。

興奮が収まらない小生。
どうしても作品の感想を直に伝えたく
待合ロビーにいた中島監督のもとへ駆け寄る。

「2本続けて見ました。良い映画でした」と
鼻息荒く感想を伝えたのち、ずうずうしくも、サインをもらってしまいました。

こんな挙動不審な小生に対しても、中島監督は腰を低くし、
握手までしてくれました。この場をお借りして再度お礼を申し上げます。

◇   ◇

なにが、すごかったか。

中島監督には失礼かもしれませんが
映画の形が完全に無視されていたこと。

う~ん、どういえばイイのだろう。

オープニング映像からして、
なにか違うぞ感が漂い始めます。

そして、中盤以降、
これでもかというくらい
劇中の登場人物たちが、
そろいもそろって精神的に追い込まれていきます。

世間体
プライド
他人との比較
なにをしたって世界はかわらない
自分なんていてもいなくてもかまわない

どういう演出をしたのかわかりませんが、
劇中の人物に演技をしている感は皆無です。

血を吐いてしまうんじゃないか、
くらいの勢いで悶え苦しんでいます。

大声出して泣き叫んでくれれば
まだ、我慢できるというか、救われるんです。

でも、彼や彼女は、
あくまで陰鬱な表情を浮かべ、
気持ちを内に溜め込んだまま。

ある者は肉親を殺す
ある者は女性を犯す
ある者はリストカットをする

助けて!と叫べばいいのに、叫ばない。
助けて!と叫ぶ相手が、気づくと誰もいない。

どうして、そこまで自分を責めるのか
だれが、彼や彼女を、そこまで追い詰めたのか
それは、彼や彼女だけの、問題なのか
そこに、答えはあるのだろうか

セリフにない
観客の心をも切り裂かんばかりの
慟哭にも似た悲鳴が、胸を激しく締めつける。

かわいそうなのに、
こころはふるえているのに、
感情がふりきれてしまったのか、涙がでない。

本当に悲しいときって涙が出ないんだよね

なにかのドラマか映画で耳にしたセリフですが、
まさにこれなんだ、こういうことなんだと、体感してしまいました。

☆彡     ☆彡

わたしの右側に座っていたおじさん。
途中から、激しく貧乏ゆすりをはじめ
イライラモード爆発。エンドロールが
流れ始めるや否や、席を立たれました。

きっと観ていられなかったんだと思います。
劇中の人物に怒りを覚えたのだと思います。

甘えるな!

激怒する人がいてもおかしくない。
むしろ、それが正常な気もします。

中島良監督。
なにが彼を
ここまで突き動かしたのでしょうか。

1年後に新作が控えていると、
握手をした際に教えてくれました。

今度は遠慮なき、
観客の心を握りつぶすような作品を期待しています!!