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甘い人生 Comments (8)
怖いです、本当に。
手を潰した人を土に埋めるなんて酷すぎる。
そんな事よく思いついたな。
どうして自分を捨てたのか問い詰めるシーンと
最後の優しい微笑みはとても切ない。
韓国ノワールにはヤクザの非情さと同時に、韓国社会が基調的にもっている不人情があらわれる。誰もが一匹狼。同情や依頼心が身を滅ぼす。それが映画に切実な緊張を与する。ラストスタンドが普通なアクション映画になっていたのは道理で、ハリウッドシステムではノワールが描けない。
個人的に韓国映画のベスト1のひとつ。
繰り返し見ることができる映画で、どのシークエンスにも濃い密度がある。豪腕な演出力で、長さを貫通して緊迫感が持続する。リアルな映画だが、ソヌ室長(ビョンホン)は超人的なスタミナの持ち主で、吊られてナマス切り、生き埋め、腹部メッタ刺しの窮地を脱し、一騎当千の立ち回り。リアリティを維持しつつ娯楽の枠を外さない。
導入部からスタイリッシュ。
閉店間際の広いラウンジで室長が悠然とムースショコラみたいなのを食べている。そこへ帰ってくれない与太者の報告、ちょっと問題がありまして……来てもらえませんか……。アラッソヨ。そこからロールと室長の足取りが同時進行する。ラウンジを横切り、ロビーから裏へ、厨房を通り地階へ、用心棒の詰所で若いのを拾って問題客の特別室へ。「すいません営業終了です3つ数える間に出て下さい」徒手空拳で三人の与太者を伸ばして、社長に営業終了の報告。エスプレッソ。何度見ても飽きないプロローグ。
一個惜しいのは、ソヌが組織から狙われるきっかけとなった、カン社長の愛人に、さほど魅力が感じられないこと。シンミナはきれいな人だが、清純型で、風に揺れてしまうほどではない。ヒョジュ、イェジン、ウンチェあたりならわかる。藤井美奈でもよかった。まあ好みの問題であってconsではない。
韓国へ行ったことはないのだが、韓国映画でしばしば屋台を見る。いろいろあるのだろうが、気になるのが、異様に長い串に刺さった、ふやけた食べ物。寒いときにいい感じで、ホクホク食べるのを映画で何度か見たことがある。
この映画でも、この何か知らない串のおでん風の食い物をビョンホンが食べるシーンがあるのだが、これが死ぬほどかっこいい。食べ慣れと、食べ飽きと、食事中の動物のような警戒心が同時にあらわれる。
旅行できる身分ではないのだがもし韓国へ行ったら一番やりたいのがこの謎の茹でものを食べることだ。
吸殻を投げ捨てられ、突如キレたりするビョンホン。回し蹴りなど足技が得意なビョンホン。なんといっても女に不自由しているビョンホンが今までのイメージと違っていて新鮮だった。キラースマイルがいつ出てくるのかと期待してもラストまで出てこないし、この映画によって男性ファンも獲得しそうな勢いです。
残酷な描写などの映像・演出はタランティーノの影響を受けているとも思ったが、台詞の少なさからすると明かにアラン・ドロンに代表されるフィルム・ノワールの世界を意識しているのです。アラン・ドロンを思い出してからは、ビョンホンの顔に彼の顔を重ねて観てしまいましたが、やはり甘い・・・甘い顔は隠し通せるものではない。ストーリーの強引な展開や色々な要素を盛り込みと思えたので若干評価は下がるものの、この路線を続けてくれれば次回作も期待できるでしょう。
冒頭の師弟問答の意味は、ビョンホンが女を好きになったという解釈でよろしい?
タイトルは甘い人生。でも甘い夢をみた甘くない世知辛い人生だった。
現在のイ・ビョンホンを観ても過去のイ・ビョンホン観てもクオリティーの高さに驚いたし、まさかのジョンミン兄貴(ファン・ジョンミン)まで出ててニヤリ。しかもオ・ダルスまで(ニヤリpart2) 私の中でジョンミン兄貴とオ・ダルスはセットになってるので♪
バイオレンス満載です。車のシーンはかなり見応えあります。カーチェイスじゃないカーアクションです。
もっと、ベタベタのラブストーリーかと
思っていたよ。なんか、韓流作品っちゅうより、
アート系の作品っぽかったなぁ。。。
※心残ったセリフ
〈 動いているのは枝でも、風でもない。お前の心だ 〉
〈 どうして笑っているの? 叶わない夢だから 〉
客電が点灯し、うしろを振り返った瞬間、
泣いている人、苦笑いしている人、渋面をしている人、
多種多様な表情を見ることができました。
それだけ、奥が深いと言いますか、
見る人によって、鑑賞後の感覚が、異なる作品だと思います。
ちなみにわたしは「苦笑い派」でした。
う~ん、そうきますか!!!的な感じ。
イ・ビョンホンさん、
シン・ミナさんが出演して、
この作品タイトルですから、
もっとメロドラマっぽいのかと、
勝手に想像をしていたんです。
ところが、恋愛要素はあるものの、
それは秘められた感情で、作品全体も、
音楽といい、色使いといい、アクションといい、非常に男っぽい。
シン・ミナさんも、
監督の演出なのか、
もっとかわいいはずなのに、
あえて薄化粧で、あまりかわいくしていませんでした。
なんか、すべての面において、
タイミングをずらされてしまった感じで、
あれっ?あらっ?うわっ!など、作品の、
世界に入りつつも、腰が落ち着かないまま、
気がついたらエンドロールが流れ始めていた、なんてことになってしまいました。
◇ ◇
・男の嫉妬
・別の生き方(があったかもしれない)
わたしにとっては、
上の2つが心に刺さりました。
ここまでド派手ではなくても、
普段の生活で、今作のような
ことはあるのではないでしょうか。
第三者から見れば、大した出来事でなくても、
当事者にとっては、相手に殺意が芽生えるほどの逆鱗に触れていた。
だから、第三者側には、相手がなんでそこまで怒るのか全然わからない。
一晩悶々として、夢の中に出てくるほど、考えても理由がわからない。
それは、その人の生い立ちであったり、
過去に、受けた傷のトラウマが原因であったりすることが多いのですが、
今作のように、強い絆で結ばれていた師弟であっても、起こりうるわけでして、
まとめてしまうと、メロドラマどころか、人生教訓めいた、作品になっておりました。
◇ ◇
愛を知らなかった男が、初めて知った恋心。
それは、禁断の果実に、触れてしまった瞬間。
魔が差しただけかもしれない。しかし後戻りできない道へと踏み込んだ瞬間だった。
枝が動いたのではない。風が吹いたのではない。あなたの心が動いた。
それは、決して叶わない夢。彼にとって“甘い人生”だったのだろう。
◇ ◇
詩、風、スイーツ、
他にも、色々な小道具が出てきますが、
今、振り返ると、そのすべてに意味が、込められていたような気がします。
また、背中を映すシーンが幾つかあるのですが、
表情が見えない分、観客は想像しなければならないわけでして、
それについても、わかりにくいとの、マイナスでなく、お客さんを、
信頼してくれている、とのプラスに、受け止めることができました。
だから、最後にくる、
謎解き、のようなシーンの表情には、
今作で、唯一、目がウルッとしてしまいました。
★彡 ★彡
この日は、
今作のあとに『悪魔を見た』を鑑賞予定。
気持ちを軽くしてから、
ヘビーな作品を見よう♪
そんな計画は無残にも崩れ去り
気持ちを重くしながら、さらに、
思い作品を見る羽目になってしまいました(苦笑)。
今作、歯応えのある、甘さですので、十分にお気をつけくださいませ。