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七小福 Comments (1)
え、サモ・ハンが?カンフーを教えるんじゃなくて京劇を?何だか真面目な映画です。時代は60年代の香港。先ほど見た『イップ・マン外伝』とほぼ同時期です。9歳のアロンが母親に連れられて、集合住宅の中心にある学校へとやってきます。衣食住は面倒みるけど、舞台での収入は学校がいただく・・・そんな契約書にサインをして、アロンは仲間とともに京劇のけいこに励むのです。
訓練の様子もハードだし、他の科目は勉強しなくていいの?なんて考えてもみます。スパルタ教育で逃げ出す子はいないのか?多分いると思います。10年後の彼らの人数は明らかに減ってましたもん。サムという生徒(多分、サモ・ハン本人のこと)なんて脱走して、何日も経ってから戻ってきましたから。
西洋文化が香港に浸透して、京劇に目を向ける人も少なくなり、学校を閉鎖すべきなのではと思い悩むユウ先生。折しも女子中心である広東歌劇団との共演でおなご先生に「一緒にアメリカに行きませんか?」などと誘われたもんだから、舞い上がっちゃって・・・という展開になります。
香港映画のスタントマンをやっているユウ先生の義弟の存在。小劇場ではだんだん収益が上がらなくなってきたために、生徒にエキストラのバイトをさせたりする。これが後のジャッキー・チェンだったり、サモ・ハンだったり、ユン・ピョウだったりするのだ。この事実を後から知ったために評価もちょっとアップ。そうなってくると、「鼻デカ」と呼ばれていたアロンはジャッキーなんだろうなぁ・・・と、ちょっと得した気分になりました。