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恋はデジャ・ブ Comments (20)
2月2日が毎朝やってきて、全てが同じタイミングで起こって、こんなんが自分に降りかかったら、辛くてフィルみたいに自殺を試みるはず。笑
でも、そんな一日を、本気で誰かに恋したり、誰かのために生きたり優しくしたり思いやったりして、笑顔で過ごしたほうが、当たり前の日常が新しくなる。
綺麗ごとでもいいから、なんでもいいから、とにかく大事なことを伝えてるはず。年末にぴったりな作品!
この映画で、ビル・マーレイは何日も過ごして町の人々に詳しくなったり、彫刻やピアノの技術を身に着けたり、少し先の未来を把握していたりする。最初は、自分本位の嫌な人間だったのがそうしているうちに周囲の人に喜んでもらえる人物になっていき、最終的には恋を実らせる。恋が目的だったのが、おまけのようになって初めて実り、とてもさわやかな気分になった。
ビル・マーレイにとっては何十日繰り返したのか分からないが、周りの人にとってはその日一日の出来事で、彼の変貌ぶりに驚愕する。しかしそんな彼が変わったことで周りも変わる。ちょっとしたことでも今この現実の自分の生活でもあり得ることだ。昨日とは違う自分を今日はしてみようと思い、何かするだけで周りも変わることを教えてくれる素晴らしい映画だった。
伊集院光さんの『週末ツタヤに行ってこれ借りよう』で紹介されていて、ビデオ1で借りて見た。
コメディ調の本作は、その成長の描き方が見事。主人公は、超絶いけ好かない天気予報官のフィル。天気予報官という「未来を予測する職業」なのに“明日がやって来なくなる”という皮肉も良いんです。彼は取材先の田舎町「パンクスタウニー」を“何もない退屈な町”と見下していますが、それが「成長のための全てがあった(“何もない”の否定)」と変化していく点も◎。
本作のユニークなポイントは、1回のタイムループで起こる出来事を、あまり深堀しないところ。カットが切り替われば、既に“別の今日”になり、また次のカットでは“別の今日”。あくまで「明日」のための要素でしかない――だから、どんどん「今日」を終わらせよう。この演出がかなり楽しい。同じシーンを繰り返しながらも、フィルの変化を見せることで、時の積み重ねを表現している点が素晴らしいです。また「バカは死ななきゃ治らない」という諺がありますが、本作の世界では「バカは死ぬことで治っていく」という、ある意味ポジティブな捉え方。主演ビル・マーレイの“やりたい放題”“死にたい放題”は必見です。
余談:本作が気に入った方は、是非「ハッピー・デス・デイ」「ハッピー・デス・デイ 2U」も鑑賞してみてください。ホラーではありますが、作品の核は「タイムループ×成長」。このジャンルにおける近年の秀作。もっともっと楽しみたい方は、 Netflixの傑作ドラマ「ロシアン・ドール:謎のタイムループ」も超おすすめ。1エピソードは約30分。全8話。さっくり見れる傑作ブラックコメディです。
俺もやり直したいな〜と思って観てた。
総合:60点
ストーリー: 60
キャスト: 65
演出: 60
ビジュアル: 65
音楽: 60
本来の実力以上に自信家なために自分勝手で傲慢なところがある主人公。そんな主人公を苦しめる毎日の繰り返しであるが、実は自分を見つめなおし成長させてくれるというありがたい試練だった。そして自分を変えて幸せを手に入れる。
ちょっと物語としては安直。試練のようでいて、でもこれは極めて大きな機会。何せ何をしても許される。何度泥棒をしようが自殺をしようが次の日の朝六時になれば全て元通り。でも自分の経験と記憶だけは累積されるのだから、良いほうに考えれば時間をとめて自己開発にいつまでも挑めるということ。そして時間が素敵な自分になるまでいつまでも待ってくれる。そして素敵な自分になって恋も手に入れたとき、時間も進んでくれる。そんな主人公にとって有難たすぎる話が唐突に現れるなんてなんと都合が良いんだろう。
嫌味たらしいやつが試行錯誤と挫折を繰り返しながら思いやりのある人間に変わっていく過程は良かった。悪くはないけれど設定が安直に感じたために特別素晴らしい映画というほどでもありませんでした。
それと主人公はいつも朝六時にはベッドの上で目覚める。朝六時まで眠らず待つという選択肢は彼にはなかったのでしょうか。