河内カルメン
プロット
日本
Feb,05 1966 In Theaters
山河ノスタルジア
プロット
中国・日本・フランス合作
Apr,23 2016 In Theaters
河内のオッサンの唄
プロット
日本
Nov,17 1976 In Theaters
怒りの山河
プロット
アメリカ
May,21 1977 In Theaters
山河遥かなり
プロット
アメリカ
Jun,04 1954 In Theaters
河内のオッサンの唄 よう来たのワレ
プロット
日本
Dec,25 1976 In Theaters
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河内山宗俊 Comments (3)
甘酒を売ることで弟との二人の貧しい生活を支える少女の役を原節子が可憐に演じる。しかし、その弟がだらしない。盗み、女郎の足抜けに加担などやりたい放題の揚句に、姉を身売りするところまで追い詰めることになってしまう。
遊び人の河内山宗俊らが、その少女の健気さに義教心を打たれて、やくざの手から逃れさせることになる。そこへ至るまでの宗俊とその妻の葛藤がドラマチックである。いい歳をした夫が若い女にほだされていると誤解し嫉妬の塊となっていく妻を、宗俊ははじめは冷たく突き放す。自分の嫉妬心すらも顧みられず、ますます怒り心頭の妻に対して、いよいよ自宅にやくざたちが押しかけてきたときに、彼は「お前は河内山宗俊の妻」なんだという言葉を残して去る。このたった一言で、妻は夫の義侠心と自分への信頼を確認し、やくざの追っ手に対して毅然とした態度で臨むのだ。
このような決定的なセリフが映画の随所に現れるなかなかの脚本だ。
しかし、画のほうも素晴らしい。水路にバリケードを築いて追っ手を阻む河内山宗俊が、その障害物を必死で支える背に刃を受けてなお立ち続けるラストのシーンは、いったいこの後どれほど多くの作品に受け継がれた構図だろう。やはり、カメラのほうを向いた被写体がその背中を襲われて苦悶の表情を見せるというシーンは壮絶である。
もう一度ゆっくりとセリフを味わい、アクションシーンの構図を確かめながら鑑賞したい一本である。
ろくでなしの弟に振り回される姉と周りの人達の映画。
緩急自在、的確な演出、何より良くできた脚本
これほどのクォリティで娯楽作品を作れる山中監督の才能は恐るべきものです
長生きしたならどれほど名作を量産したかもしれません
原節子15歳のデビュー作で有名です
確かに可憐で可愛いですが、どちらかと言うといまの15歳よりも大人びています
現在の15歳が子供過ぎるのかもしれません
それよりも河原崎長十郎、中村翫右衛門の演技は見事なもので、こちらの方に目を奪われてしまいます
日本映画は既にトーキー黎明期にして、これほどの高い実力があったのです