海峡

6.4/10
Total 14 reviews
Runtime   142分
Language   日本語
Area   日本
Written   井手俊郎
In Theaters   Oct,16 1982
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海峡 Plot

本州と北海道の間にトンネルを掘ろうとする男達と、彼らを見つめる女たちの姿を描く。岩川隆の同名の原作の映画化で、脚本は井手俊郎と「漂流」の森谷司郎の共同執筆、監督も森谷司郎撮影は「駅/STATION」の木村大作がそれぞれ担当。

海峡 Actors

海峡 Photo

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海峡 Comments (12)

fehrhyx
fehrhyx
青函トンネルって凄い。1988年開通?英仏トンネルより早く出来ていて、少し前まで世界一長いトンネルだった…。日本は頑張った。凄い年月と苦労と様々な犠牲の賜物だったんだ。観てよかった。
あのあたりの冬景色の迫力と美しさも心が洗われ目に焼き付く。昔、雪景色の龍飛崎に行ったことがあるけれど、映画の雰囲気そのままだった。最先端の技術などとはおよそ無関係かと思わせる静かな所だった。今もそうなのだろうか。

吉永小百合と森繁久彌と三浦友和は、さすがに花があり味があるけれど(とくに吉永小百合のまぁ可憐なこと!)、ムリに見せ場を作っている感があるのは興ざめ。欲張りすぎて映画全体の焦点もボケてしまったように思う。
Rewpnviexeso
Rewpnviexeso
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東宝創立50周年記念作品。

Blu-rayで鑑賞。

青函トンネル開通の難工事に挑んだ人々を壮大なスケールで描く超大作。

自然に戦いを挑んだ人々の様子が胸熱の極みでした。
寒々とした飯場の様子や冬の津軽海峡の風景が、木村大作の見事なカメラワークで捉えられていて圧巻の一言でした。こちらまで体がしばれて来る…。
浸水や岩盤崩落シーンが圧倒的なスペクタクルなので、めちゃくちゃ心を打ちのめされました。何て困難な工事なのかと、果てしなさに呆然としました…。
過酷な環境下で奮闘する姿に心を揺さ振られました。

主人公は、高倉健演じる工事の現場責任者。未だ誰も経験したことの無い大事業に不撓不屈の心を持って挑みました。我慢強く堪えて堪えて、降り掛かって来る数々の困難を仲間たちと共に乗り越えていく姿は、まさに高倉健の真骨頂だなと思いました。
脇を固める吉永小百合や三浦友和などの豪華キャストの中でも出色なのが、森繁久彌演じる発破職人集団の棟梁だなぁ、と…。昭和の名優の演技が光っていました…。主人公の熱い想いに応える形で難工事に挑む姿はとても男らしくて、その背中に一生着いて行きたくなりました。浸水事故に遭遇し亡くなってしまいましたが、その意志を受け継ぎ工事完遂へのエネルギーに変えて邁進する主人公の姿がまたまた感動を誘いました…。
度重なるアクシデントを経験しながらも、最後の発破によりトンネルが開通した瞬間には思わず涙が零れました。前人未踏の工事に情熱を燃やし、途上で命を落としてしまった人や彼らを支えた人々の想いが、クライマックスの感動に繋がっているのだなと思いました。
Srerapiimvel
Srerapiimvel
総合55点 ( ストーリー:55点|キャスト:65点|演出:55点|ビジュアル:75点|音楽:60点 )

家庭を顧みずに仕事に賭ける男の直向な心がけはわかった。しかし工事に対してどのような計画があってどのような問題があってどのうよに解決していったというような過程は殆どわからない。具体的な技術や実施したことに対しての話はほぼ出てこない。結局健さんは何十年間も工事に携わっていた現地で何をやっていたのかすらよくわからない。これでは計画に対する達成感は薄い。
そうかといって人間関係についてもたいして描けているわけでは無い。岡山に取り残された家族のこともほぼほったらかしで、彼らが夫がいないままどのように生活をしていたかの描写も殆ど無い。青森にいた吉永小百合にいたっては、一体何しに出てきたのかというくらいに物語に関係の無い無駄な役柄だった。
脇役の演技や演出も時代なりのものでしかない。ただし風景を寂しげな海峡を映し出したり浸水を起こす内部の映像は悪くなかった。
wftqmw
wftqmw
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難関工事をやり抜く男。25年かけて、本坑ではなくパイロット抗を掘り抜く姿を国鉄職員の高倉健と工事の中心である森繁久彌の物語なのだ。その分、彼らの周りの人間関係はとても薄い。特に、阿久津(高倉)の妻となった大谷直子との夫婦関係が全く描かれてないのが残念。結婚して岡山から竜飛へと戻ってきた彼ら。しかし妻と息子は寒さに耐えられず、岡山へと戻ってしまう。阿久津の実父・笠智衆の死に目にも会えなかったところも、描写不足のため何の感情移入もできない。何と言っても、多恵(吉永)とのロマンスが発展しそうな雰囲気なのに、まったく進展しないところがステキなのだが、完成までは酒も断ち女も断っている(想像)健さんには近づくこともできず見守るだけの哀しい女を演じきれてない・・・ああ小百合様。

それでもね・・・岡山から戻ってきたトンネルさんが居酒屋に現れたときの嬉しそうな表情は最高でした。
tzdywgs
tzdywgs
青函トンネル工事~開通を描いた、東宝創立50年記念の超大作。
超一流のスタッフ・キャストが集い、携わった男たち女たちの壮大な物語。

一大プロジェクトを描いた映画と言うと真っ先に浮かび上がるのが、「黒部の太陽」。
どちらも世紀の工事と呼ぶに相応しいが、黒部ダムは着工から完成まで7年なのに対し、こちらは足掛け約30年!
海の底にトンネルを掘るのだから、とんでもない話である。
ならば映画も「黒部の太陽」を上回るほどの…残念ながら、第2の「黒部の太陽」にはなれなかった。

その最たるは、人間ドラマの魅力に乏しい。
「黒部の太陽」は、工事の過程を克明に重厚に描きつつ、三船敏郎演じる主人公の現場責任者の苦悩・葛藤、石原裕次郎演じる設計屋の息子と辰巳柳太郎演じるトンネル屋の父の対立・愛憎など執念と気迫に満ちた人間ドラマとなっていた。
勿論本作も工事の過程は一通り描かれているが、それを盛り上げるであろう登場人物各々の人間ドラマに引き込まれるようなメリハリが無い。
吉永小百合演じるヒロインのメロドラマ的な要素は明らかに蛇足。これがかなり本作をチープにしてしまっている。
三浦友和演じる喧嘩っ早い青年の成長もステレオタイプ。
森繁久彌演じる現場責任者…いや、“親父”が一人、存在感を放つ。
主演・高倉健も熱演しているが、これと言って目を引くものではなくアンサンブルの一人に留まり、森繁と出番は僅かだが笠智衆ら先輩名優たちに食われてしまっている。

迫力も見応えもあるにはある。
撮影も大変だったであろう。
でも本当に大変だったのは約30年にも及んだ実際の工事。
実際の工事は偉業だが、失礼ながら映画は生温さを感じてしまった。
次いでに言うと、開通したのは本作公開の翌年らしい。掘るの、急ぎ過ぎちゃった?

後、本作はどうしようもないくらい音楽がダサい…。