Gメン

とにかくアクションが素晴らしかったです！
仲間や友情っていいなーと思わせてくれる疾走感もあり楽しい映画でした。

俳優人のキャラが、個々に濃くて、最初から面白くて、笑いが止まらないと思ったら、熱く語ってるシーンもあり、色々な意味で熱い映画でした。
思ったよりアクションシーンが多くて、すごく迫力があり、スピード感もあり、見応えがありました。

フォーマットとしてはよくあるヤンキー映画で、王道のアツい友情ものなんですが、良い意味でそれだけじゃなかった。

LGBTQやトラウマからくる身体的な問題などについても軽やかに触れており、とても良くまとまっていた印象。頭を空っぽにして見れるけど、時代にあったメッセージもしっかりあり。

アドリブだらけだったらしいが客席からも常にクスクス笑い声が漏れてました。

岸優太の愛らしさ、吉岡里帆のぶっ飛んだ教師、矢本悠馬の底抜けの明るさが特に良かったです。全キャラ魅力的でオススメ。

見え見えのアドリブが使われているのは、歌舞伎の初日のトチリが観られたような「お得感」がある。そこまでの生感ではなくても私の世代ではテレビの劇場中継「でん助」や「藤山寛美」の演技に後輩役者が翻弄される姿と主演岸優太のオロオロが重なり、あ～昭和だな。いやいやそこは感じるな自分
アクションシーンは遠景でも役者がメインと同じ熱量で躍動していて大スクリーンで観てこその魅力がある。
ほぼずっと闘っている勝太。白シャツから透ける胸筋や僧帽筋の隆起がファンには堪らないだろう。動きが多彩で流れるように美しい。演出、本人の努力、受けるアクション俳優さん、カメラワーク、編集など作品に込める瑠東組の想いが伝わる。ここは多くの人に感じてほしい。

平均年齢高めの高校生達が全力で汗を流し、彼女が欲しい！のエネルギーで突き進むハイカロリーな映画！
というのは前半パート。
後半は打って変わってヒロイン奪還のために立ち上がる勝太の壮絶なアクションシーンが見どころで、ここはかなり完成度高いです。