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ゆれる人魚 Comments (20)
歌がすごい怖いと思ってったら、ものすごいフュージョンな展開に。
二人の肢体はどこもいやらしさが無く、本当に魚のようでした。
ただ人魚化はちょっと下半身でかすぎでは?って思ったのですがこれが逆に作用していて、ファンタジックなもので無くクラシックな人魚を彷彿させ、人とそう成らざる物との乖離がよく見て取れました。
それと最初からだけど楽曲が素晴らしい、サントラが欲しくなる出来です。
作品は全編ミュージカル仕立てで、サウンドのテイストは違うけどどこかベッソンの「サブウェイ」を感じたのは私だけでしょうか。
やはりと言うか、儚く消える泡のような恋物語なのですが、それでもどこか胸にチクリとくる切ないお話でした。
監督は本作が長編デビューらしく、今後の作品も期待したいです。
何とも素敵な寓話でした。
東欧映画としてダンサーインザダークの影響も受けていそうな唐突なミュージカルシーンが楽しいが、歌唱シーンが多くて間延びした印象もある。
ラストはあっけなく終わってしまった感じがしました。
結構血がドバーッと出るので、苦手な人は注意です。
映画の中に出てくる人魚の中でもトップクラスにビジュアルが大好き!
ヌメっとした魚感のあるグロさがグッド。
童話の人魚姫の物語を踏んだストーリーでありながら、現代の乙女が求める新しい答えが提示されてるのがいい。
人魚の姉妹は“女性”の象徴でありメタファーだと捉えると、愛した男に裏切られたときどうするのか。
泡になって泣きながら消えるのが正しい女性らしさなのか?
この映画の中で人魚が2人いるのがミソで、その答えに多様性を持たせた終わり方なのが現代にフィットしてる。