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最後の忠臣蔵 Comments (20)
Amazonプライム・ビデオで鑑賞。
原作は未読です。
吉良邸討ち入り前日に逐電した孫左衛門と、討ち入り後に大石内蔵助の命で生き残った吉兵衛―ふたりの赤穂武士の姿を通して、誰もが知る「忠臣蔵」のその後を描いた人間ドラマ。
孫左衛門が抱える秘密と、“おひぃさま”可音に秘められたものにミステリーを持たせて、背後に隠された人々の想いが交錯しました。吉兵衛の生き様が対比となる構成が秀逸。
殉じることを許されなかった。生き抜けと命じられた。宙ぶらりんになった心と、使命を果たさんとする心…。忠義と愛に彩られた想いの結末に、侍の矜持と美学を感じました。
なれないけれど、瀬尾孫左衛門になりたいと思うのは、日本人の血のなせるものか。忠臣蔵もそうだが、命より大事なものがあった時代の物語で、そこに意味を理由つけて意味はあるのか。生きること意味を探して、意味がある?だからこそ、私は素直に涙がでました。
武家の女は泣かぬものぞ。
画像も音楽も、役者もとても綺麗。それにつけても可音 桜庭ななみの美しさは、神々しさまで感じる。
※ 鑑賞直後のメモから
まかり間違えると大ファザコン&とんでもロリコン映画になる一歩手前。
『曽根崎心中』の挿入で。一見主君にに忠義を果たしながらも実は…近親相姦一歩手前でも在ります。
そんな隠し味は演出上で意図したものなのかどうか…。
でもお互いに死ねなかった事で、逆に大きなものを背負わされていた男の人の悲哀は、よく描かれていたと思う。
そこは素直に泣かされました。
でも物議は醸しそう。
2010年12月23日 TOHOシネマズ西新井/スクリーン8
この役は役所広司にしか務まらない。