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アパルーサの決闘 Comments (6)
エド・ハリス製作・監督・脚本・主演による本格西部劇。
日本では劇場未公開だったが、ヴィゴ・モーテンセン、レニー・ゼルウィガー、ジェレミー・アイアンズと豪華キャスト。
ハリス演じるバージルとモーテンセン演じるエベレットは放浪する雇われ保安官。ある町に雇われ、町を牛耳るアイアンズ演じる悪漢ブラッグと対する…。
画面いっぱいに広がる大西部の風景、保安官と無法者の対立、馬に乗っての追跡…どの要素も王道で、邦題も含め、往年の西部劇を彷彿させる。
ハリスもモーテンセンも武骨で男臭い。
このまま正統派路線で進んでいくのかと思ったら、一癖あった。
まず、ハリス演じるバージル保安官。有無を言わせぬ法の番人なのだが、独裁的でもある。やり方が強引であったりもする。西部時代のハリー・キャラハンと言った所か。
そんなバージル保安官、町にやって来たレニー演じる未亡人アリーと恋に落ちる。彼女と暮らす家を買ったりして町に腰を下ろそうとするが、このアリー、なかなかの尻軽女。強い男の下につく。また彼女が原因で、せっかく逮捕したブラッグを逃がしてしまったりする。
女にうつつを抜かす保安官。守られる未亡人が強か。ジョン・ウェイン西部劇にはなかった(ハズ)。
欠点がある設定が人間臭いと言えば人間臭い。
やがてブラッグはあるコネを使って町の実力者に。町に安住しようとするバージルは手出し出来ない。そんな時、エベレットがある決断を下す…。
ケジメをつけたエベレットの姿に、この映画の真の主役はエベレットだったと感じさせられた。物語の語り部でもあるし。
ラスト、一人去って行くエベレットの姿は、正真正銘の西部の男だ。
そして男はまた、当てのない放浪に出る。
ガン・アクションは控え目で地味な作風ではあるが、男臭さと西部の雰囲気に浸れ、じっくり見応えあった。
ロバート・B・パーカーの原作。まあ、あとで知ったんだけれど、なかなか良かった。
何が良かったかって!それは、男同士の関係について語りたがるロバート・B・パーカーだけれど、見事に女について語って見せてくれたってことなんだ。それをエド・ハリスじゃない相棒に語らせているところが見事。
生き抜くためには女は愛どころしゃない。でも、男は愛が全てなんだ。ってことなんだ。
久しぶりにいい西部劇を観たような気がしてきた。
エド・ハリスとヴィゴ・モーテンセンが二人ともいい味を出してた。
レネー・ゼルウィガーの演技も良かった。
アリソンの醜い女っぷりに腹がたつ。
しかし、それよりもエドハリスにがっかりです。 午後ロードにコメント出すのもどうかと思いますが、期待値高かったので、つい
最初はエドかっこいいヴィゴかっこいいで観てられるけど途中で出てくるヒロインがなかなかに個性的でそこを受け入れられるかで評価が変わるかな
名作を好む人には間違いなくオススメできない