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大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス Comments (12)
ガメラシリーズ第3作。
Amazonプライム・ビデオで久しぶりの鑑賞。
小学1年生の頃、サンテレビの「アフタヌーンシアター」で初鑑賞しました。ビデオに録画したので何回も観ました。そのときは、シネスコをスタンダード・サイズにトリミングしていたので左右が切れていましたが、後の再放送ではきちんとシネスコでした。もちろん録画し直しました(笑)
昭和シリーズの中で本作がいちばんのお気に入りです。ギャオス初登場作ということもありますが、名古屋での都市破壊の醍醐味とスリリングな空中戦、奇想天外な回転作戦、クライマックスの激闘といった特撮の迫力が秀逸。興奮の坩堝でした。ゴジラシリーズに匹敵する出来じゃないかなと思いました。
英一くんが、ガメラの甲羅に乗って富士急ハイランドに行くシーンがめちゃくちゃ好き! とてもユニークだし、夢に溢れているなぁ、と改めて思いました(笑)
※レビュー投稿記録
2019/02/21:初投稿
2020/06/23:再投稿
シリーズ3作目。1967年の作品。
ゴジラで言えば、キングギドラ。ガメラ最大のライバル、ギャオスのデビュー作。
昭和シリーズでは『~対大悪獣ギロン』に亜種として再登場、平成3部作でも『1』と『3』に登場、2006年の『小さき勇者たち』にも登場。
その人気のほどが窺える。
コウモリをモデルにしたシャープなデザイン。何処か悪魔的なものも感じさせつつ、ガメラ怪獣の中ではやはり一番カッコいい。(レギオンも捨て難いが…)
必殺技は、どんなものも真っ二つにする超音波メス。ガメラの腕も切り裂く。
夜行性。獰猛で、人間を食らう。
空も自由自在に飛べ、何と言ってもガメラと繰り広げられる空中戦。
…と、魅力たっぷり。その特徴や性格は平成版にも引き継がれている。
他にも、(ネタバレだが)断末魔の超音波メスとか、電車を襲って乗客を食らうとか、明確ではないが人間の環境破壊で永い眠りから目覚めたと思わせる説明描写もあり、改めて見ると、一新したとは言え細かい点で平成版はオマージュもちらほら。
90分弱ほどの尺で、ガメラとはたっぷり3回戦。
1回戦は、超音波メスでガメラを散々いたぶり、ギャオスの勝利。
2回戦は、タイトルにもなっている空中戦。闘いの場は海へ。ガメラはギャオスの足に食らい付き離さない。間もなく日の出。寸前、ギャオスは自らの足を切断し、逃げ去る…。引き分け。(この足を自ら切断するのも平成でお披露目)
そして、決戦のクライマックス…。
その合間合間にも、街襲撃や人類の対作戦。
ほぼギャオスがメインと言ってもいいくらい。
ガメラは本作から完全に正義の味方、子供たちのヒーローに。助けた子供を背中に乗せて飛ぶ“サービス”も。
子供をも襲おうとするギャオスのヒールさに対し、ガメラの魅力が際立つ。
ヒーローが持つべきものは味方と等しく、好敵手である。
人間ドラマ部分は、前作がアダルトな作風になって子供客にそっぽ向かれてしまった為、子供を主要人物とし、良く言えば分かり易いソフトな作風、悪く言えば取って付けたような平凡な内容。
とは言え、次作からの少年SF漫画のような完全子供向けまでにはならず、森林開発を巡る大人たちの人間のエゴも描かれ、まだギリギリ大人向けと子供向けの“中間”を保っている。
尚、本作から遂に登場、昭和ガメラお馴染みの“ガメラマーチ”!…ではなく、こちらは“ガメラの歌”なので、お間違いのないよう。
それぞれ魅力を際立たせたヒーローガメラと好敵手ギャオス。
陸海空での闘いと見せ場を、特撮を駆使して。
話も作品的にも怪獣映画の王道。
“ライバル”の本多猪四郎監督が本作を絶賛したという逸話も。
昭和ガメラの中で、最も“昭和ガメラ”らしいと言える快作。
道路建設とは別に、光線の謎を調査する目的で新聞カメラマンが村長の孫英一とともに二子山に入るが、子ギャオスに食べられてしまった。そこへガメラが登場、英一くんは負傷したガメラに乗せられ助けられた。山梨県の村長が金丸という苗字というところが面白いし、その村長が上田吉次郎だということも・・・ハイランドパークというのは富士急ハイランドなのか?
ギャオスは声帯が二つあり、頭が音叉棒のように共鳴し、超音波光線を発するのだ。首が回らなく、後方が死角となっている。しかし、戦闘機はあっけなく真っ二つ。そのうち牧場の牛が全ていなくなり、ギャオスは夜にしか出てこないことがわかる。
ギャオスの羽ばたきでとてつもない風圧が起こり、戦車までもがひっくり返るのに、人間は一人がゆっくり飛んでいただけ。名古屋城を破壊し、住民はナゴヤ球場に避難。そして光線の威力は車を真っ二つにするほどだ・・・コメディ映画みたい。
オバカな作戦、その名も“回転作戦”・・・ギャオスは紫外線に弱いので夜現れたところを引きとめて夜明けを待つ。ホテル屋上の回転台でめまいを人工的に起こさせるため、人工体液でおびき寄せるというもの。わけわからん・・・
この映画がガメラシリーズで一番人気だということもわからない。バルゴンのパターンをそのまま用いて作戦のひらめきを子供に委ねているだけだ。しかも作戦の論理性は穴だらけ。上手くいくわけない・・・
ガメラのライバルとして有名なギャオスが出てくる大映ガメラの第3弾です。確かにギャオス強いし、ライバルな感じしますね。
昔の映画を観てると今との違いが楽しめます。おお!中央高速道路がまだない時代なんだ!高速道路を作る人と地元住民との抗争ってあったんですね。今っていつの間にか道路ができてる印象があるのですが、こういう抗争あってのかな?緑に光る山に対して「金がある所は地質学的にあんな風に光るんです」ってトンデモ科学キター(゚∀゚)あんなに光ってくれれば金山発見するの楽チンですよね。
ギャオス頭が物凄く平ら‼️怪獣とはいえ生物の頭をあんな平らにするデザインを考えた人スゴい。というか見た目だけで首の骨が二股になっていて音叉のように超音波を出せるって解明する生物学者もスゴい。人を食べる設定なんですけど、ずっと地下にいた間は食料はどうしていたのでしょうか?ってガメラとの初戦では執拗腕ばかり狙ってきててエグい‼️嫌な性格してるわ~。
ガメラに乗った子供は学校で自慢していいと思う!ガメラさん、しっかりと子供を助けるし、本作辺りから人類の味方感が強まってますね。ちゃんとガメラとギャオスの戦いもあり、ギャオスが名古屋の街を壊すシーンもあり、人間側も回転作戦や山火事作戦で頑張ってますし、子供も活躍しててなかなか怪獣映画のお楽しみが詰まった作品だったのではないでしょうか?