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男はつらいよ 寅次郎の縁談 Comments (7)
「瀬戸の花嫁」が何度も聴ける懐かしさ。さすがにタンゴはわかんないけど、やけのやんぱち日焼けのナスビだ!
この46作目を見ていると、大学時代の就職活動を思い出すとともに、その息子を心配する両親の気持ちにも心打たれる。最終面接も嘘をつこうとするためにシドロモドロになる満男。不採用の電話が掛かってくるときのさくらの顔見るだけでも涙できるのです。やっぱり寅さんの影響が大きく、自由に生きたいという満男。香川の琴島では手伝いをするうちに住みついてしまった満男。村の人たちには看護婦の亜矢ちゃんとお似合いだと噂されるが、連れ戻しにやってきた寅さんはその家の娘に一目ぼれ・・・
西田敏行がちょい役でゲスト出演でびっくり。さすがに釣り人の通行人だった。細かなことですが、ポンシュウが売っていた恐竜はスピルバーグ提供の「ジェラシックパーク」のモノだ。誰にジェラシー感じているのやら・・・(笑)
就職は上手くいったけど、「満男!また振られたぞ!」と、亜矢ちゃんが恋人を連れて初詣に来ていたシーン。あぁ、やっぱり満男くんてば・・・。
そんなワンパターンの振られ具合で終わるかと思っていたら、ラストの正月シーンで松坂慶子がとらやの手伝いをしているという珍しいパターン。こんな感じだったら、次回作で結婚というのも有りじゃないかとほっこりさせてくれるエンディングでした。
御前様が健在の設定に泣ける。寅さんも病を感じさせない動き、泣ける。寅さんメインの恋愛譚にこれまた泣ける。松坂慶子が安定のマドンナ。満男の新マドンナはなんとも庶民的。
・寅と満男がすっかり一緒。
・釣りバカ見参
・やっぱり甘い博とさくら
・待ってました、裏切りの満男
・ちゃっかりしてる満男の新マドンナ
ど定番過ぎてやや物足りなさを感じる。それぐらいど定番の男はつらいよ。終盤にきての原点回帰、お見事です。