プルートで朝食を Plot

「クライング・ゲーム」「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のニール・ジョーダン監督が、「ブッチャー・ボーイ」のパトリック・マッケイブと再びコンビを組んだコメディドラマ。舞台は60~70年代のアイルランドとイギリス。女装が趣味の青年パトリックは、自分が孤児であることを知り、母親を探す旅に出るが……。主演に「28日後…」のキリアン・マーフィ。リーアム・ニーソン、スティーブン・レイらジョーダン組の常連が共演。

プルートで朝食を Actors

プルートで朝食を Photo

プルートで朝食を Related

アクターズ・ショート・フィルム4Play Online
アクターズ・ショート・フィルム4
プロット  日本
Mar,03 In Theaters
ポーカー・フェイス 裏切りのカードPlay Online
ポーカー・フェイス 裏切りのカード
プロット  オーストラリア
Mar,01 In Theaters
戦雲(いくさふむ)Play Online
戦雲(いくさふむ)
プロット  日本
Mar,16 In Theaters
リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシングPlay Online
リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング
プロット  アメリカ
Mar,01 In Theaters
映画 マイホームヒーローPlay Online
映画 マイホームヒーロー
プロット  日本
Mar,08 In Theaters
胸騒ぎPlay Online
胸騒ぎ
プロット  デンマーク・オランダ合作
May,10 In Theaters
ザ・エクスチェンジPlay Online
ザ・エクスチェンジ
プロット  ウクライナ
Mar,29 In Theaters
ブルーイマジンPlay Online
ブルーイマジン
プロット  日本・フィリピン・シンガポール合作
Mar,16 In Theaters
リトル・エッラPlay Online
リトル・エッラ
プロット  スウェーデン・ノルウェー合作
Apr,05 In Theaters
流転の地球 太陽系脱出計画Play Online
流転の地球 太陽系脱出計画
プロット  中国
Mar,22 In Theaters

プルートで朝食を Comments (6)

wbwkrkg
wbwkrkg
ネタバレ! クリックして本文を読む
映画「プルートで朝食を」(ニール・ジョーダン監督)から。
女装が趣味の青年パトリックは、自分が孤児であることを知り、
母親を探す旅に出る。
彼(彼女?)には、誰にも打ち明けられないような秘密・悩みを、
親身になって聴いてくれ、いつも心配してくれる女友達がいた。
そんな友人を誤魔化すために彼は旅の途中に電話して
「こっちは、すべて順調よ、そっちはどう?」と話を振ったのだが、
相手は全てお見通しで「ウソをつかれているのを悲しんでる最中よ」
と応えたシーンが気に入ってメモをした。
相手の口調やトーンで、状態を判断するのは、電話でなければできない。
決して、メールなどでは分からないことである。
だから、こんな携帯メール全盛の時代でも、
映画やテレビでは、電話のシーンがよく使われるのかもしれないな。
以前「会話とは合って話すこと」と定義したが、
電話も含まれることと再定義したい。
このフレーズ、調子を崩している友人の、カラ元気を見破ったら、
使ってみようかなぁ、と思っている。
ntsziqs
ntsziqs
セクシャルマイノリティ系な映画にしては
すごく、ゆったりとした時間の流れた映画です。
チャーミングでキュートで残酷で、人生を何度もやり直す主人公がとても健気だった。愛すべき、愚かな人たち。

DVDのラベルも鮮やかですてき。
veoyfcp
veoyfcp
冥王星(プルート)が太陽系の惑星じゃないと定義されて早2ヶ月。それ以前にこの映画を観ていたら、まだ太陽系の家族なんだという気持ちにもなったのでしょうけど、今は違います。革命気運も高まっているアイルランドにあって、主人公のパトリック・キトゥン(キリアン・マーフィ)はどこか自分の存在が宇宙の彼方にあるような性格の持ち主。かつての友達も革命戦士になっているし、簡単に言うと“浮いてる”のです。

シリアスは嫌だ嫌だと言いつつも否応なく爆弾テロに巻き込まれたりする波乱万丈の人生。そもそも教会に捨てられて普通の家族に育てられたにも拘らず女装癖が身についてしまった経歴の主人公なのです。家を飛び出してからは母親探しのためにロンドンへと向かうのですが、複数の男性を渡り歩く経歴が面白かったです。特にスティーヴン・レイが演ずるマジシャンのエピソードは不気味なアングラ系の映画に変化したような独特の雰囲気、母親にたどり着く直前の覗き部屋で働く姿も面白い。男に純粋に尽くす性格は『嫌われ松子の一生』をも思い出してしまいます。

しかし、彼の脳内は銀河系の彼方に飛んでいってしまっているので、爆弾犯と間違えられてもMの性格になったりして、「もっと牢獄にいたい」と言ってしまうほど。基本的には人を傷つけることなんて出来ない平和主義者のようなので、男たちを困らせてしまうけど憎めないキャラ。何とか母親に会わせてあげたいと応援したくなってきます。そして、最初はメイクもひどいものだったのに徐々に女らしくなっていくキリアン・マーフィが凄い。ラストには完全に綺麗な女性となっていました。

オープニングから大ヒットしたルーベッツの「シュガー・ベイブ・ラブ」。全編に渡り懐かしい曲のオンパレードでしたが、シルバー・コンベンションの「フライ・ロビン・フライ」が流れたときにはどんな選曲してるんだとビックリしてしまいました。『慕情』とか『南太平洋』を知っている方ならもっと楽しめるのかも・・・

【2006年10月映画館にて】
ouitahe
ouitahe
ネタバレ! クリックして本文を読む
おかまかわいいよお!そして美しい…
常時どん底なのに何かしら出会いのある彼は
華やかだからか優しいからか…
母親に会いに行く時のサッチャーみたいに保守的で!!と気合を入れる方向性の迷子ぶりに愛しさがこみ上げる…!
vnuynm
vnuynm
ネタバレ! クリックして本文を読む
20年前に映画ファンに衝撃を与えた『クライング・ゲーム』のニール・ジョーダンが再び《キトゥン》と言う名の女性像を作り上げた。
あの頃では表現出来無かった事も今では自由に出来る時代の為か?ストレートな内容の『クライング…』と比べるとあちこちに枝派が飛ぶストーリー展開になっています。
それでも寓話的な箇所もあり監督としてキャリアを積んで来て成熟した演出を観せてくれます。

だけど少しヴィム・ヴェンダースの有名な‘あのシーン’に似た場面だけはちょっと苦笑しましたが…。

彼女は母親を探すのですが、実際は【自分探しの旅】であり、当時の社会事情から【自分の居場所】を探していると言えます。

そして相変わらず音楽の使い方のセンスの良さは見事ですね。
「フィーリング」や「煙が目にしみる」、「キャラバン」、「慕情」等のあまりにも有名なベタな曲でさえ作品の一部分として溶け込んでしまうのですから。

(2006年6月14日シネ・スィッチ銀座1)