パッション(1982)
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パッション(2004) Comments (19)
イエスへの凄惨な拷問場面は、まさに目を背けたくなる壮絶な表現だ。反ユダヤ主義的にも捉えられ、まさに物議を呼ぶ問題作といえる。
しかしながら、受難を偽りなく描く事は、その痛み苦しみの描写こそが、重要で大事であったと感じる。この痛みと引き換えに、人間の罪を洗い流したいというイエスの愛が伝わってくる。その拷問が残酷であればある程に。
まさに受難のみに特化した稀有な問題作だ。
聖書を読んでいる人前提で作られているような感じで、その前後のいきさつが分からず、なんでそんな目に合っているのか謎だった。しかし当時の文化や風習などをリアルに再現しようとしているような感じがした。
一番偉そうな人が、むち打ちだけで釈放だと言ったせいで、普通に磔にされるより何倍もつらい思いをしてそうで気の毒だった。むち打ちも死なすなと言っていたのに、死ぬほどやられていた。
十字架を運ばせるのに更にむち打ちをして、運ぶ邪魔をする意味が全然分からず理不尽だった。集団で弱い者いじめするのは本当にひどいことだと思った。
クリスマスに見ればよかった。
『風の谷のナウシカ』を見た直後だったので、ローマ人がトルメキア軍に思えてならなかった。
捕らえられて
殴られたり
むち打ちの刑
にされたり
観ていてずっと
痛々しかった
奇跡的な事や
何をしたのかは
描かれておらず
十字架にかけられ
ラストに
生き返って終わり
偉大さが
わからなかった
そこら辺も
知りたかった
知ってて当然かも
知れませんが…
十字架道中の途中で出てきた人や
ヴォルデモートみたいな人など
よくわからない部分があった。
私はこれを見た限り
イエスは自分勝手な男だと感じた。
結局、イエスは何の為に死んだのだろうか。
現在にも続く宗教対立などの発端が
ここにあるのだと思うと
解決することは不可能なんじゃないかと思った。