海辺のポーリーヌ Plot

エリック・ロメール監督による「喜劇と格言劇」シリーズの第3作。海辺の別荘で6人の男女が織り成す恋愛模様を、思春期の少女ポーリーヌの目を通して描く。15歳の少女ポーリーヌは、年の離れた従姉マリオンと一緒にノルマンディの別荘へバカンスにやって来る。海辺へ出かけた2人は、マリオンの元恋人ピエールと出会う。ピエールは現在もマリオンへの思いを引きずっていたが、マリオンはピエールの知人であるプレイボーイのアンリに恋をしてしまう。一方、ポーリーヌは海辺でウィンドサーフィンをしていた少年シルバンと親しくなるが……。ベルリン国際映画祭で銀熊賞と国際批評家連盟賞を受賞した。

海辺のポーリーヌ Actors

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海辺のポーリーヌ Comments (4)

fvboes
fvboes
監督の「喜劇と格言劇シリーズ 第3作」。

避暑地での数日の出来事。
大人4人の恋愛観。言葉、そしてその言動。
主人公のいとこ・マリオン。
その元恋人・ピエール。
ピエールを通して知り合ったアンリ。
キャンディ売り。
そのドタバタに巻き込まれる若き恋人たち。
主人公・ポーリーヌ。
その相手・シルヴァン。

大人それぞれが語る言葉が、四者四様なのだけれど、青臭くて、自己中で…。その噛み合わなさと言ったら…。強いて言えば、アンリとキャンディ売りは似ているが。

ポーリーヌはまだ15歳なので、恋に恋する乙女。”愛”や”恋”というより、”経験”かな?親の監視の目を盗んでの冒険といったところか。
とはいえ、あの程度でフラれるシルヴァンがかわいそうな気もする。尤も、事実か、見栄を張りたい言動なのかわからないが、彼には、定住地に恋人がいると言っている。それを知っていて関係を持つポーリーヌ…。

その彼らの言動を、教訓として、笑ってみられるのか、
イタすぎる面々として目をそむけたくなるのか。
私は後者だった。

避暑地のアバンチュールなので仕方がないのかもしれないが、展開が早い。
特に、マリオンは離婚したばかり?。なのに、まるで盛りのついた犬のよう。ー避暑地での出来事を楽しもうとするバブル期の女子大学生?というほど舞い上がっている。
アンリが、私的には「ひと目で恋に落ちる」ほどの男に見えないので説得力がない。
かつ、マリオンも「完璧な女」として描かれるが、私的には美貌もボディもそうは見えず…。よっぽど、ポーリーヌのほうが美しい…。
ポーリーヌの方は、もう、”大人の階段”上りたくてうずうずしている様が、あったなあ、そんな時とまぶしくも危なっかしく見える。
アンリは、夜間に幼い娘を一人置いてダンスに出かけるし…。アンリが娘を膝にのせているのも、親子に見えず、性的虐待にハラハラしてしまう…。

それでも、ファッションは、どれも目を見張らされる。
ガウンとして出てくる、黒地に裏が赤の着物にはびっくりした。ジャポニズムって絵画の世界だけでなく、浸透していたんだ。
ポーリーヌのセーラーもかわいい。ボトムがひざ丈のちょうちんブルマ的なのもかわいい。パジャマ?もかわいい。
でも、その素晴らしいファッションが違和感を醸し出しもする。
ガーリーチックなファッション自体はいいのだけれど、常に肩がずり落ちているマリオンの様に、これまた盛りのついた犬のようにしどけなく見える。
粘着質なストカー男・ピエールのファッションが、妙に爽やかなのも違和感…。
そのへんも、シニカルな(笑)を狙ってのことなのか?

物語は、お決まり的な大人4人のドタバタに、ポーリーヌの、こうくるかという言動もあり、予定調和ではないが、とりたててすばらしい脚本というわけでもない。

しいて言えば、ポーリーヌの魅力で観る映画?
ーちょっぴり、ロリコンギリギリの際どささく裂。(ティーンエイジャーなので、ロリコンよりはちょっと年上だが)
DVDについていた特典で観ると、テストのほうが良い表情をしている。

映像も、避暑地の、フランスの風をたっぷりと感じさせてくれる。
Bteceforelrtnaom
Bteceforelrtnaom
この映画何十年ぶりだろう
リバイバル上映で観ることができました。
若かりし頃は大人のだらしない恋愛に幻滅していたような・・・
今回は恋愛喜劇のように感じた面もある。
しかし、一番優秀な恋愛論を持っているのはポーリーヌ?
advpqev
advpqev
ひと夏の男女の色恋沙汰ということで、一見よくありがちだけれど、実はよく練られていて充実していた。

主な登場人物は男女4人で、シルバンとキャンディ売りを入れると6人。
この組み合わせの中身がまず、ふつうじゃない。
男の方も女の方も、年齢が飛んでいて、しかも異性との付き合い方や生活スタイルも、男として女としての魅力も、皆それぞれ違う。
グループで一緒に行動することはあり得ない面々。
ところが、各々の思わくから、一緒に時を過ごし関わり合いを持つことに。
そのため似たような人間同士ならば起きにくい摩擦が生じ、失恋や喧嘩、議論などが起こり、そこが見所に。凝った作り。

でてくる言動にわたし的にあれこれ思うことはあるけれど、最後までみて思うのは、「やっぱり人間って厄介なものだわ〜」ということ。

たとえば…
ピエールは頭もよく正論を言う。そして、「なぜ自分を正しい方向にもっていく道をわざわざ拒否するのか」とマリオンに言う。でも、マリオンは、それがわかっていても、「自分と違うものを求めるの」と言い、同じような失敗を繰り返す。安定と同時に不安定を求めるのだから仕方がない。ピエールとて、派手で落ち着きのないマリオンに執着している点が矛盾しているじゃない。

私自身も、ピエールは素敵だけれど、何故かやはり彼を選ばないかも、などと思ったりする。

やはり人間は面倒臭い…。
でもそれなりに必死だ。
そんな人間たちはちょっと可愛いくもある。と思わせてくれた映画だった。
poprya
poprya
セリフが、たくさんなので、
字幕で追うのが大変で、
途中疲れて、寝てしまったけど。。。

吹き替えなら、もっと楽しめだと思う。

恋愛の定義沢山出てきてなるほどとおもいました。
この定義は、30年経ってもその通り☆彡

新鮮でした。