追憶の旅
プロット
イタリア
Apr,13 1991 In Theaters
追憶の森
プロット
アメリカ
Apr,29 2016 In Theaters
リトアニアへの旅の追憶
プロット
アメリカ
Dec,13 2014 In Theaters
追憶(1973)
プロット
アメリカ
Jan,01 1974 In Theaters
イコン伝説 追憶のエルミタージュ
プロット
日本
Dec,12 1992 In Theaters
愛と追憶の日々
プロット
アメリカ
Feb,25 1984 In Theaters
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殺人の追憶 Comments (20)
長編二作目にしてポン・ジュノの名前を広く知らしめるきっかけとなった本作は、韓国で記録的大ヒット。80年代の未解決事件の顛末が気になって劇場に足を運んだ人もいるだろうが、それ以上に二人の全く異なる性格の刑事が織り成す人間ドラマとして完成させたところに意味がある。未解決ゆえにこういうミステリーに伴う真相解明のカタルシスは得られないものの、むしろ本作が描き出そうとするのは、ちょうど真っ暗闇のトンネルの先に何が見えるのかを、刑事たちがじっと凝視するイメージ。それを観客にも体感させて背中のあたりをゾゾッとさせる。それはある意味、人間の姿をした悪魔と対峙する人々のあまりに無力で無防備な姿でもあるかのよう。このイメージは本作中に何度も現れ、冒頭の排水溝に始まり、釘が刺さって空いた脚の丸い穴、絆創膏で塞いだ女子生徒の傷へと受け継がれるのも興味深い。ダイナミックな映像と岩代太郎の音楽の融合ぶりも素晴らしい。
警察の捜査を嘲笑うように繰り返され、次第にエスカレートしていく犯行の真相に正反対の二人の刑事がバディを組んで迫っていく――という、ある意味手垢のついたよくあるストーリーながら、それでも目が離せないのはポン・ジュノ監督の練りこまれた脚本と見事な演出あればこそ。
韓国史上最悪の連続殺人事件を描いたポンジュノ監督作品。
警察の強引な捜査が描かれてるが、当時は日本もこんな強烈な捜査をしてたのかも。
警察によるリンチまがいの暴力による自白の強要場面が凄い。
DNA鑑定も韓国では出来ないのでアメリカへサンプル送って鑑定してもらうような時代背景。
終始ハラハラドキドキでした。ポンジュノ凄い。
後からwikiで調べたら、この作品が公開になってから何年も経った後、DNA鑑定の精度が上がった為真犯人は判明したらしい。けど、時効だったそうです。
劇場公開時鑑賞。DVDで再鑑賞し傑作だと再認識しました。
初めて観た時は警察の捜査があまりに無茶苦茶でドン引きしましたが、今となっては韓国映画あるあるでした。
雨のシーンが多いこともあり、暗く陰鬱な画面はちょっと『セブン』を思わせたりします。
めちゃくちゃな捜査に埋もれていた手がかりが伏線になったり、ちょっと無理のあるところもありますが、最後「さあこれで解決だ!第三部完!」からのはずし方までいいように振り回されました。脳筋の暴力刑事とスカした頭脳派刑事というちょっとステロタイプだった二人が、終盤立ち位置が入れ替わる構成により、人物像にもグッと奥行きが出てくるのも見事です。
そしてエンディングのガンホの表情は、視線の泳ぎ方や瞬き一つまで素晴らしく、強い印象を残しました。
それと、警察は拷問で何十人も殺して、えん罪で何十人も投獄して、犯人は野放しで殺し放題だが、この事件を含めて、韓国警察のやり方を劇的に変える風潮をもたらしたのがこの映画だということ。
よく、これだけの政府側の闇を事実を映画にして、監督は殺されなかったと、そう感じている欧米の映画人も多いと聞きます。
また、映画の手法として、二人の刑事を英雄風に仕立てることで、あるいは、ナイキの靴をナイスの靴で代用するようなお笑いを含めながら、本当の事実である拷問とか、無茶苦茶な捜査手法を、世界に知らしめることに成功したこと、普通に描くと公開できないからね。
顔について表現が多いけど、いかに主観的か、ということを言いたいわけ。
最後の、普通の顔、というのは、子供やたいていの人にとっては、顔は何らかの決定的な判断材料にならないという象徴的な示し方だよね、愕然とした。
印象に残ったのは、あの冷静な刑事が、DNAで無罪と分かってるのに殺そうとしたこと、韓国警察って、そうなんだよね、恐ろしいね。