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武士の一分(いちぶん) Comments (20)
殺陣がとにかくカッコ良く、あれを終盤の盛り上がりに持ってきたのはさすがだと思いました。
全体的に背景がキレイで、当時の様子がしっかり表現されていたように感じました。
「武士の一分」を持って、自分も生活して生きたいと思わされる映画でした。
静か引いた物言いの中にも唸る如きキムタクの沸き立つ存在感、
作品の良さを一回り厚くしてます。
付かず離れず、終始リードす笹野氏の好演技、
秀でた時代劇映画。
やはり、キムタクの演技に物足りなさを凄く感じた。
ここ!という所で、このキムタクのポップな演技は
時代劇にマッチしない部分がある(´;ω;`)
ただし、このシンプルなストーリーを飽きずにみられたのは
やはり、キムタクが時代劇をしてるというおもしろさも
一つの見どころとしてあるからだとおもえる
もし主人公をガチガチな俳優でかためてしまうと
予想通りな仕上がりすぎて、なんだか物足りないものになってた
かもしれない
映画「武士の一分(いちぶん)」(山田洋次監督)から。
毒見役で、赤貝の毒にあたり、失明してしまう主人公、
木村拓哉さんが演じた下級武士、三村新之丞の言葉。
不安とイライラが募り、周りに当たり散らす。
さっきまで夢をみていて、景色や姿がはっきりしたのに、
目が覚めた途端、目の前が真っ暗で何も見えないことを
現実として、しっかり受け入れられない様子が伝わってきた。
そして、独りごとのように呟く。
「俺は他人から、情けや施しを受ける身の上になったのか」
それは、武士にとってとても恥ずかしいことであり、
そこまでして生きようとしている自分が許せないのだろう。
「他人から、情けや施しを受ける」ことが、不名誉な時代、
今で言えば「生活保護」を受給することと同じかな。(汗)
「生活保護」を受ける権利を声高々に主張するのは、
やはり何かの間違いではないだろうか。
ところで、タイトルにも使われている「一分」。
意味は「その人の面目。人間としての名誉、
一人の分際。一身の面目、または職責」
これだけは譲れないという「誇り」みたいなものかな。
P.S.
キムタクって、時代劇向きの顔じゃないな、
パイロットとか、そういう役の方が似合っている。(笑)