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ロード・オブ・ザ・リング3部作 スペシャル・エクステンデッド・エディション Comments (4)
是非、SEE版をみてください。
SEE版には、三部作それぞれに約30分、40分、50分もの未公開本編が追加された完全版の本編が収録されています。
時間などの関係でどうしても省かざるをえなった大事なシーンを見ることができ、
LOTRの新たな世界をみることができます。
2010、2011年にはプリクエルとなる、「ホビットの冒険」が公開予定なので、
ぜひ、その前に一度見てみてください。
また、通常版よりもゴラム=スメアゴルがクローズアップされていたような気もするし、元が普通のホビットだったと考えると人間的であり、ファンタジーとしての指輪も現実には金銭欲の象徴だったかもしれないし、人生を狂わせてしまい、二重人格の精神的疾患も二次的産物だったのだろう。
最も感じたのは、オークは別としても人種差別がないこと。互いに平和の均衡を保つ術を持っていたに違いないし、寿命の点でも長寿の人種ほど穏やかで平和的だった気がする(サウロン、サルマンは別として)。アラゴルンが87歳、ビルボ・バギンズは111歳、ガンダルフは人間の300世代分生きているし、エルフにいたっては不死だ(戦争では殺される)。そして、人間の欲深さも描かれていた。
6月にイアン・ホルムさんが亡くなったことで、最後のシーンにはまた涙・・・
WOWOWシネマで三部作連続鑑賞。
原作は未読です。
総上映時間約12時間! 1日の半分を費やして観終わった後の、達成感と心地良い疲労感たるや、体感した者でないと分からない喜びに満ちていました(笑)
未公開シーンが追加されたことで、人物描写に深みが増し、物語にさらなる奥行きをもたらしていました。まさに壮大なる叙事詩。興奮と感動の連続でした。
追加シーンによって、中弛みが生じるのかと云えば全然そんなことなかったです。むしろ、劇場公開版よりも物語がスッキリしているのだから不思議です(笑)
いちばん驚いたのは、サルマンの最期を描いた追加シーン。確かに言われてみれば、「二つの塔」以降姿を見せていなかったことに気づかされました(笑)
三部作通して観て感じたこと―。
中つ国における魔法使いについて。魔法殆ど使ってなくね?(笑) 戦闘になっても、ガンダルフは剣と杖を振り回して、フラフラになりながら戦っていました。魔法で敵を一気に蹴散らさないのなんで? 「王の帰還」クライマックスで登場した大鷲の群れ…。最初から呼んでいたら、長い旅路を歩かなくても、一気にモルドールの近所まで仲間たちを乗せて飛んで来れたのでは? ―確かにそんなことを言ったら身も蓋も無いし、物語としての面白さが無くなるのは分かっていますが…。気になったなぁ~(笑) 魔法使い、というよりも、賢者に近い立ち位置なのかしら? 易々と使命を果たしてしまえば、それはもはや試練では無くなってしまう、ということ?