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はい、泳げません Comments (5)
長谷川博己演じる小鳥遊雄司は哲学者ゆえに物事を理屈で考え過ぎるタイプで上手くいかないのだが、職業問わず人間誰しもそういうことがあり、非常に共感できるポイントだと思った。雄司は理屈に拘り、関西弁の前妻(麻生久美子)と恋人(阿部純子)とその息子のあいだを揺れ動く。
また静香コーチ(綾瀬はるか)のスイミング教室の雄司の仲間、オバタリアン4人組(伊佐山ひろ子、広岡由里子、占部房子、上原奈美)が雄司への静香のコーチングの雰囲気を盛り上げるのに一役買い、和風ダシのようにいい味を出していた。
何がいいのか全くわかりませんでした。
綾瀬はるかの無駄遣い!
正直、最近の綾瀬はるかさんの作品選びは間違っているのではないでしょうか。彼女のファンですから彼女を応援したいと思っています。彼女は綺麗ですしスタイルも良いから男性からは垂涎の映画になるかもしれません。前作もそうでした。演技もとても素晴らしいものを持っています。ですからボディパフォーマンスを中心とする映画ではなくて作家性の高い映画に出演してほしいと思うのです。
本映画では一体彼女はどのような人間成長があったのか分かりません。単なる水泳教室の先生だけなのです。途中過去のトラウマを告白しましたが、映画の結末ではそのトラウマを克服した事は明確に表されていません。。
主演の長谷川さんの演技は笑ってしまいます。もともと個性派俳優であるから、どのような役柄も簡単にやってしまうと思いますが、あまりにも大仰すぎる演技に口が開いてしまいました。彼は泳げない大学教員です。かつて結婚していた時にできた息子を川で亡くしています。そのトラウマを克服するために水泳教室に通うのですが、大学教員の割に頭が悪いのです。確かに子供を川で亡くしたと言うのは大きなトラウマになっているかもしれません。でも知性教養の高い大学の教員であれば、そのようなトラウマは他の方法で乗り越えられるのです。また麻生久美子さんの大阪弁がいまひとつ鼻につくのです。合っていないのです。大阪人ではないようですから仕方ないのですが、ちょっとひどかったですね。
映画全般にわたって流れるSE (音楽が)があまりにもひどいですね。途中ホラーテイストな音楽もつけていましたが一体何の意味があるのか分かりません。ホラーテイストの場面は長谷川さんと麻生さんが喧嘩する場面です。
「恥ずかしい映画」です。
綾瀬はるかさんは作品選びをもっと慎重にすべきだと思います。
『運だぜ!アート』のluckygenderでした