Search ベニート・ムッソリーニ result, Total 19 (take 0.001349 seconds).

3 years ago
元はイタリア社会党で活躍する革命闘士といったムッソリーニ。帝国主義批判、反政府運動にも積極的で党のアヴァンティ紙の編集長も務める。しかも反戦派だったのに、第一次世界大戦が勃発すると参戦派になり、仲間からも罵られるようになった。 映画ではあっという間にムッソリーニは首相となり、イーダは首相夫人の地位を主張するが偏執狂として精神病院に収監され、息子アルビーノと...
3 years ago
‪ベルトルッチの『暗殺のオペラ』ってきたのだが、その前にリチャードビーンの『THE BIG FELLAH』でソレこそ「英雄と裏切りのテーマ」を予習していたゆえか「衝撃の真実!」に成り得なかったのはちょっと物悲しいと言うか、いつもながら食べ合わせが悪かった時の消化不良という感じである。‬この手の話にはスパイや密告や暗殺、処刑はつきものであり、何度となくボルヘス...
1 year ago
1929年の世界恐慌前夜にこの映画は封切られているようだ。アメリカンドリームとか言って、ギャンブル性の高い資本主義の行末(プラス 戦争の予感も)を、暗示ているのだろうか?現在のバブルと違って、恐慌の起こる前にみんなが浮かれ立っていた訳ではないだろうが。1925年にイギリスは金本位制に復活している。1925年.1926年にムッソリーニとヒトラーが実権を持ち始め...
3 years ago
第二次世界大戦終戦間際のイタリアのお話。ドイツ軍から家々を爆破すると脅されて、さてどうするか? 近くに来ているというアメリカ軍に助けを求める村民。ムッソリーニ万歳を叫ぶファシスト。単に生活を守りたいだけの市井の人々。 敵と味方の区別がつきづらい。それも当然だ。なぜなら同じ村民同士なのだから(ドイツ軍は別として)。そういうごちゃまぜの状況を、それとして説明しき...
3 years ago
1935年の雰囲気はこんなに感じのいいものなのかなぁ。ムッソリーニに店を壊されたのに、かなり落ち着き払っている演出が納得いかない。戦争を扱ってる割には、イギリス軍が頑張ったという事実しか印象に残らないのも残念だ。 戦況悪化する中でも、英国貴婦人であることを忘れないで気高くとまった彼女たちが面白いのですが、恐怖感などの感情も老いたせいで薄れているのでしょうか...
3 years ago
☆☆ ※ 鑑賞直後のメモから 世界観や、デンゼル・ワシントンの格好・戦い方を見たら。案外と永井豪の「バイオレンスジャック」辺りを下書きにしているんじゃなかろうか?…と、当てずっぽうで言ってみる。 予告編を見たら、世界には本が〝1冊しかない〟のか?って感じだったが。本自体はあるが、〝この本〟はないって設定でしたね。全く紛らわしなあ(苦笑) ゲイリー・オ...
1 year ago
スターリンやチャーチルやヒトラーやムッソリーニ等、独裁者たちが彷徨ったり演説したりする話。 見たことのある画像や新たに撮られたであろう背景の中で、独裁者達がひたすら好き勝手を述べて行く。 ちょろっと顔や口元を動かして昔の人が喋る程度のものは見たことあるけれど、全編に渡ってそういうのをみせるものはなかなか斬新でユニーク。 シニカルだったりブラックだったり...

szcvzl review on 暗殺の森.

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 日本語のタイトルは『暗殺の森』だが、原題は"IL COMFORMISTA"。イタリア語で「周りに同調する者」という意味。この映画の軸は単なるファシズム批判ではない。実はファシストなんて者はいない、みな正常であろうとするからファシストだったのだ。そしてこれはもっとも正常でありたかった男、Marcelloの話である。その主張は...
1 year ago
ということで映画祭28作目はこちらのロシア映画、アレクサンドル・ソクーロフ監督の『フェアリーテイル』。ロシアの巨匠として名前は知ってはいたものの作品を見るのは初めてです。 崩れかけた廃墟が立ち並ぶ灰色の世界でイエス・キリスト、ナポレオン、ムッソリーニ、スターリン、チャーチルそしてヒトラーが含蓄があるようなないような会話を交わす様をボーッと眺める作品。 一...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 前半部分では、生徒に対して自由な生き方を説くような授業で、いい教師の典型的映画かと感じたのだが、主役のブロディ先生の好感度が途中からどんどん落ちて行き、最後には徹底した悪役(?)にまで成り下がってしまう。ムッソリーニに対して憧れを抱くあたりから、反面教師を描いているのかな?くらいに思っていたのだが、最後には頭のいい生徒サン...
3 years ago
両親の故郷である町タラに呼ばれたアトス・マニャーニは、この寂れた町のいたるところに自分と同じ名を冠した建物、石像があることに驚き、招待した夫人ドライファの元へと急ぐ。実は彼女は父の愛人であり、父と同志であった3人、ガイバッツィ、コスタ、ラゾーリに会う。反ファシストの闘士として英雄となっていた父は息子と同じ名前。犯人はよそ者だとも、町の人だとも教えられていたが...
3 years ago
初恋と、側にいて自分を大切にしてくれる人。どちらを選ぶのか。 そして最終的に選んだのは…。 同じ「運命の人」でも、成長するにつれてその意味づけが変わる。 現代にも通じる物語。 そこに、現代史が絡む。ファシズムってムッソリーニのこと?微妙に『山猫』でも聞いた名前が出てきて…。 「何百人も戦争で殺せば英雄」ってよく聞く話だけれど、 終戦後の司法は、そんな慣習を...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 少しだけ歴史を知っていたい。ドイツとイタリアとでは第二次世界大戦に対する自国の歴史認識が異なる。イタリアはムッソリーニ率いるファシスト党がドイツと同盟を組んでいたが、国内において1943年頃には既に反ファシスト勢力(パルチザン)が出現していた。両国の同盟関係はイタリアの各地で形骸化していたのである。主人公の少女マルティーナ...
1 year ago
ネタバレ! クリックして本文を読む ー 今作は、題名の通りピノッキオが主人公だが、ギレルモ監督が戦争の愚かさや、命の儚さやそれ故に大切にしなければいけないというメッセージが込められている作品である。- ◆感想 ・ストップモーション映画は、私が過去観た中で面白くなかった作品は皆無だが、この作品も然りである。 茶色を基調にした、ピノッキオを始めとした人形の質...
3 years ago
映画を見始めると、「Ossessione」というイタリア語のタイトル。はて、邦題とずいぶん違いそうだなぁと思って調べてみると、英語では「Obsession」。つまり強迫観念とか、取りつかれるとか、ですね。「妄執」なんて訳されたりしてます。観終わってみると、たしかにタイトルぴったりでしたね。 そんでもってタイトルがらみでもうひとつ不思議だったのは、えっとどこに...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 舞台はWWII 北アフリカ戦線。 その中でも、The Second Battle of El Alameinを戦ったイタリア第10軍団の運命を、主に若き歩兵の目線から描いています。 1942年10月エジプト。 パレルモから志願して来た大学3年生のSerraは、南部防衛を担当するPavia歩兵師団のRizzo曹長の元に配属...
4 months ago
ネタバレ! クリックして本文を読む ソ連から制作資本が出ているんだ。 印象に残った会話 『女だけがこれほど神にすがるのはなぜ?』 『女は子供を産むだろう。そして育てる。忍耐と犠牲が必要なんだ』 『女の役目はそれだけ』 『さあな』と答え、続けて 『今まで答えたことは無かった。大切なのは、幸せになることだけじゃないよ』 さて、この作品のテーマ? なんか違う。 ...
3 years ago
出だしはすごくミステリーでよかったのです。何しろ郵便局の窓口で、黒人の係員が初老の男の顔を見るなり、いきなりドイツ製の古いピストルで撃ち殺すのですが、警察や記者の尋問にも黙秘して語りません。 現代で起きた殺人事件から始まった本編は、いったいどんな展開になるのか、全く予想がつかないままに、第二次大戦末期のムッソリーニが退陣し、内戦状態にあったイタリアに話が飛び...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む (1)まさかエッシャーにも・・・ エッシャーの作品は、“純粋なアート”とは言えないし、“数学者の玩弄物”の悪いイメージがあった。 エッシャー自身も、この映画の中で、自分は「アーティストではなく、数学者」であり、「他の芸術家は“美”を求めるが、自分は“驚異(ワンダー)”を求める」と語っている。 そのため自分は、これまで興味が...