Search ロベール・ル・ビギャン result, Total 67 (take 0.001159 seconds).

Kinxpmsoshg review on 犬猿.

2 years ago
控え目に言っても、吉田恵輔監督は天才である。「ヒメアノ~ル」の冒頭のシーンに唸らされた。堀北真希が主演した「麦子さんと」の脚本にも唸らされた。 それ以上に唸らされるのは、今に始まったことではないが、女優の目利きという優れた点も見逃せない。前述の堀北も新境地を開拓したが、今作では姉妹を演じた「ニッチェ」の江上敬子と筧美和子のキャスティングが絶妙だ。江上は「令和...
2 years ago
中年のコメディアン二人グルメ旅を描いたドキュメンタリー風のロードムービー《グルメトリップ・シリーズ》の三作目。 Bunkamuraル・シネマで、今回の『スペインは呼んでいる』の公開を記念した、前2作の特集上映をしていて、それを見た流れで、この作品も見てみました。 まぁ、前2作で、「グルメトリップと言う割には、グルメの話はしていない」と言う事を知っていたの...
2 years ago
1960年代に米ソ対立が激化していた裏で、英国の一介のセールスマンが“機密情報の運び屋”としてリクルートされた実話に基づく。一部で「007」シリーズへの目配せもあるが、基調はジョン・ル・カレ原作のスパイ映画のように現実の諜報活動に寄せたリアルかつソリッドな演出でストーリーを展開する(ちなみにベネディクト・カンバーバッチはル・カレ原作の「裏切りのサーカス」にも...

zgykigg review on .

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む もの凄い独創性。その作劇術、発想の大胆さにはただただ驚くだけです。 ゆらゆらと揺れるブランコに悠久なる水面。 《その日》を待ちわびる日付の印に、密かに買い揃えた品々。 感情の高ぶりを表す静謐なる雅な旋律。 2人の中にあった“信頼”はほんの小さなきっかけから崩壊していきます。 作品中ほとんど台詞は無く表情のみで総ては語られ...
3 years ago
この映画に先を越されマックイーンはどうしていいのか分からなくなってしまったらしい。栄光のル・マンは二番手の上映となってしまった。でも、レースのシーンはマックイーンが優っていたと思う。そんな背景もありながらも、再びこの映画を観た。殆ど記憶していなかった。人は忘れていく生き物。お陰で充分に楽しめた。モンタンの散りゆく姿。ガードナーの意地。そして名前は忘れた。イギ...
2 years ago
史実に基づく物語。解説には『中世の#MeToo事件』と書かれてあるが、観れば納得、現代、“女性”に焦点をあて描いている。 『神に委ねる』という決闘裁判 無信仰無宗教である私としては全く理解できませんが、妻や自分の命をかけてまで真実を主張する姿勢には慄くとともに、妻にとっては地獄でしかない。今の時代に生きてて良かったとしみじみ思う。 本作は章立てに、カルー...
2 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む この時代に乱暴されたことを訴えたマグリットは立派であると思ったが、裁判の結果を決闘で決め負けると死罪というのはマグリットは知らずにそれを知ってたら口をつぐんだのに、と言ってましたね。神は真実に味方をすると信じられてた今では信じられない時代。 一人一人の視点でこうも食い違うストーリー。真実(マグリット)は、夫も自分よがりな性...
9 months ago
予告から面白い予感しかなくその期待通りホント良かったです 子供の頃からの夢を叶える事、師弟や仲間との絆、父息子愛、心の傷から立ち直る強さ、いろんなものが詰め込まれて感動で涙ポロポロでした 守る事だけ考えていて支える事を考えていなかった、お父さんのこの言葉がとてもジーンときました なので、車好きじゃなくても楽しめる作品と思います 劇中の曲も良くて、これはやっぱ...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む この映画を見たのはずいぶん前ですが、何回見ても面白いです。 正に名作。 劇中でクライド本人も言ってますが、そもそも復讐劇ではありません。 センスのない邦題はよくあるので無視しましょう。 正義とは何か。考えさせられる映画です。 もちろんやり方は間違っていますが、そこまでやらねば変えられない現実、クライドの固い意志です。主役の...
3 years ago
一生「青(ブルー)コーナー」=挑戦者でありながら、ボクシングに打ち込み続けた男の生き様に胸を熱くする。 ボクシングが中心ではあるが、試合にも恋にも勝てない男の内に秘めた深い情、勝ち続ける男の止められない熱い思い、強くなろうとする男の変わっていく心、大切な人を想う女の愛情、誰もが誰かのために生きる優しさと強さが滲み出る作品。 どこか淡々と進むのに、どんどん...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 『輝ける青春』の監督による密航移民を描いた社会派作品です。 『輝ける青春』は6時間を超える一大叙事詩でしたが流石にそこまで長くはありません。それでも密航船の場面を始めもっとカットしてテンポ良くした方が…と思わせるところが多くありました。 しかし『輝ける青春』に比べてこの作品における演出力は半端じゃない程上です。 何の不...

vjnxeo review on スペル.

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む サムライミがスパイダ−マンシリーズの後のタイミングでこの映画を撮る事に不安感を感じた。 そもそもサムライミがスパイダ−マンを撮ると聞いた時、ダ−クマンという布石はあったものの不安感はMAXだったが 3部作を豪快にまとめ、ある意味巨匠となった侍さん。 スペルの蓋を開けてみればあの頃と何も変わらない サムライミワールド。 ...
2 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 女装癖はもともと少しはあったようで、妻ローラ(イジルド・ル・ベスコ)が死んでからそれが復活してしまった。女装すると娘リュシーが泣き止むことも彼の女装を加速させた。 父親と母親の両方をやり抜くなどと決心したものの、まだ女装のまま外出したことがないダヴィッド(デュリス)。女性名はヴィルジニアだ。クレール(ドゥムースティエ)を...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 伝説の女優として、恋多き女として、波乱の人生を歩んで来たマリアンヌ・フェイスフル。彼女のトボトボと歩く姿。人には話せず困惑する辺りや吃驚する顔、息子に責め立てられ苦悩する姿。それら全て彼女の一挙手一投足こそが、この作品が一部分風俗産業を背景にしていながらも崇高な高みに到達する要因になっている。 本来は「あんな人の善い支配人...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む ドキュメンタリー映画で有名なフレデリック・ワイズマン監督作品ですが、これはかなり刺激的な作品でした。 全編に於いて、パリのオペラ座で次回公演の為のリハーサル風景を、ただ淡々と撮影しているだけです。 本当にそれだけ。 だから劇場内では速い段階にあちらこちらから鼾の音が…。 ちょっと間違えたら私も仲間になっていたでしょう(...
2 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 日本人なら勝海舟と西郷隆盛の会談を連想するかもしれない。コルティッツ将軍とスウェーデン総領事ノルドリンクは政治犯救済交渉などで面識はあったが1944年8月24日の密談は残念ながらフィクションである。パリ破壊命令は実話だしコルティッツ将軍が実行しなかった話はルネ・クレマン監督の名作「パリは燃えているか」(1966年)でも描か...
3 years ago
久しぶりに、映画(映像)で大笑いした。 いつ以来だろう? キャメロン・ディアスとベン・ステイラ-の『メリ-に首ったけ』を観たときも大笑いしたっけ。 10年振りか・・・。 アメリカのコメディ映画のすごさをまざまざと感じさせられた。日本ではこの映画は撮れない。日本は、コメディは=(イコ-ル)「お笑い」だと思っている人達が多い。で、(そういう人達は)「お笑い」は...
3 years ago
■この映画は、映画館で観た微かな記憶があるのだが、年齢的に誰かに連れて行ってもらったのであろうか・・。 観終わった後に”爽快感”と共に、子供ながらに”背徳感”の様なものを感じた映画であった。当然、当時は今作の監督が、ポール・ヴァーホーヴェン御大である事は、知る由もなかった。 ◆粗筋は、人口に膾炙しているので、割愛するがナカナカに良くできた脚本であると思う。...
2 years ago
英国らしい雰囲気いっぱいで、古き良きスパイ映画を彷彿とさせつつ、作品の核には敵味方/国境を超える友情モノ。それらサスペンスやドラマを本作の中心で引張っているのはやはり神経質なベネディクト・カンバーバッチ。《\"普通\"の人》が世界の危機の最前線で活躍していくという、現実世界における普遍的ヒーロー誕生の物語に視点人物として観客を誘っていく。 そして物語はキュー...

zgykigg review on Love Letter.

3 years ago
日本映画の新作を観て久し振りに満足した。人気タレントの中山美穂が対照的な性格の二役を演じるテレビ局制作の単なる商業映画と高を括っていたら、語り口がとても素直で心優しく映画的なのに嬉しくなってしまった。まず、タイトルバックがいい。何でもない冬山の白雪の上を主人公が歩いていくだけなのだが、これが唸るくらい良い。現在進行形で亡くなった男を愛する女性と、中学時代の過...