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π パイ Comments (10)
全体的なLookに拘る映像と雰囲気ある世界観は次作「レクイエム・フォー・ドリーム」に受け継がれているようで、初期のクリストファー・ノーランみたいな、ダーレン・アロノフスキーが"バットマン"を撮ったら面白そう??
難解な物語がありながらもオチがスッキリしない、センス良く撮る方向性に気が取られがち、な、気がする。
この世の万物を数式で紐解く事と、モーセの十戒の謎を上手く繋げていく点は興味深いが、あまり掘り下げる気はなく、塚本晋也の鉄男のオマージュの様な演出が主となり、退屈ではあった。後にブラックスワンを撮った監督の片鱗はなかったのは残念。
画面も音もいじればいじるほど作為性ばかりが強調されて実感覚からは乖離していくんだけど、本作はそのへんのバランスがよかった。表現そのものは誇張的なんだけど、根底で実像を捉えている、的な。
アロノフスキー監督の『ブラックスワン』が今敏の『パーフェクトブルー』を範型としていたというエピソードは有名だが、本作も日本アニメの影響がモロに出ていた。映像的混沌が臨界点を超えた次の瞬間に真っ白な無音空間が立ち現れる、みたいなの、まさに90年代末のアニメだ。
高等数学を扱っているという割には物語はわりと単純だし、引用される人名だの概念だのもサブカル系まとめサイトでよく見るようなありふれたものばかりだった。まあ、そのおかげで最後まで見られたんだけども。
好奇心に駆られ、目が焼けるのも厭わず太陽を見つめてしまったことのある主人公が、数字という魔性に惹きつけられるのは論理的必然だ。主人公は飽くなき探究の果てに太陽の実像を視ることができたのか。3桁の乗算に「わからないよ」と微笑む彼の表情はひどく寂しげだった。
■天才的な数学研究者であるマックス・コーエン。
ある日、彼の家を満たしているコンピューターが暴走し、数字の羅列を弾き出した。
マックスはそれが世界の株式相場の未来の動向を示すモノであり、且つユダヤ教のモーセ五書の法則の神秘の数字だと知り、その解析に没頭していく。
そして、マーシー・ドーソン率いる謎の株組織に追われ、ユダヤ教のラビたちにも・・。
且つて、πを研究していた老人ソルと交流を続けるも、彼も又失踪。
一方、だが同時に、彼はひどい頭痛と奇妙な妄想にとらわれていく・・。
◆感想
・ダーレン・アロノフスキー監督は、今作の脚本も手掛けている。
フィボナッチ数列なんて、久しぶりに聞いたよ・・。
ハーバード大では、人類学を勉強していたのではないのかい・・。と思ったら、作品構成は人間の脳に焦点を当てたモノだった。成程。
・前衛的な現実と幻想を行き来するような、不思議な感覚に襲われるモノクロ描写と目まぐるしい展開がスタイリッシュである。
それを後押しするようなジャーマンテクノの様な無機質なエレクトロポップ、アンビエントミュージックの使い方も効果的である。
・随所で出てくる、グロテスクな脳の視覚的インパクトも大である。
<マックス・コーエンが高等数学にのめり込み、ユダヤ教組織や謎の株組織に追われつつ、自我を失って行く過程がスリリングである。
そして、彼は自らの頭にドリルを当てて・・。
高等数学のラビリンスから解放されたマックス・コーエンの表情は穏やかだ。
かつての様に、3桁乗算は、最早解けないが・・。
ダーレン・アロノフスキー監督の巧妙な脚本と共に、映像センスが印象的な作品。
優れた映画監督は、初長編で、その才能を既に発揮していた事が分かる作品でもある。>
昔見た時は面白かったような印象があって、監禁されて数字の謎をといて脱出する話だと思っていて『キューブ』と混同していた。見たのが同時期だったのだろう。数学のことなんか分からないので、全体的になんのこっちゃって感じで頭良さそうなのをひけらかされたような気分になった。謎の組織みたいな連中にお金もらって数字を教えてしまえばよかったのではないだろうか。けっこう退屈した。
音楽がジャングルで懐かしかった。