This site is a comprehensive movie website about movie posters, trailers, film reviews, news, reviews. We provide the latest and best movies and online film reviews, business cooperation or suggestions, please email us. (Copyright © 2017 - 2020 920MI)。EMAIL
舟を編む Comments (20)
無限に言葉が増え、そして消え行く時代に必死に言葉を残そうとした方々への尊敬しかない
そして一つのお仕事映画でもあり、チームとは、会社が存在する意義を感じる2時間。
人の温かみに触れるヒューマンストーリーもあります。
小学生時代に辞書を引くことが嫌いだった自分にとっては、目からあウロコの職業体験をした気分だったなあ…
まさか辞書ひとつ完成させるのに、数十年単位でプロジェクトが動いていくとは…
そして辞書ごとに言葉のリファレンスが違うこと、製作者たちの色や好み、考え方が反映されるという人間味あふれる仕事なのだと知りました。
この作品は雰囲気作りにとてもこだわってるなーと思いました。
キャストやサントラ、映像やロケ地、撮影現場が内容にすっごく合っていてめちゃくちゃ見やすかったし、自分のどストライクでした。特に、この映画2013年のものならもっと映像を綺麗に映せたはずなんですが、そこもこだわっててザラザラの映像に黄色がかったフィルムでとても良かったです。
もし、足りないポイントを上げるとしたら、迫力やインパクトなどが無かったとこです。あくまで個人の意見ですので参考程度に。
...............................................................................................................................................
出版社で営業をしていた松田は全然営業に向いていなかった。
そして辞書作成部門に引き抜かれて異動。
不器用ではあったが、熱意を持って10年以上かけて出版する。
でも共に歩んだ監修のおっさんはその直前にガンで死亡。
...............................................................................................................................................
日本アカデミー賞6部門受賞とのことやが、そんなにおもろいかな?
映画内では主人公の地味な熱意がやたらと評価されていたが、
観客にはそれが今ひとつ伝わらなかったんじゃないのかな。
ただ長年を地道に淡々と仕事して出版にこぎつけただけに見えた。
おれも地道にこういう作業を継続するのが得意なもんやから、
この仕事やってみたいなと思った。その反面、凄いとは思わんかった。
あおいは相変わらずかわいかったが、何で松田を好きになったんかが謎。
そして物語の中では大して重要な役には思えんかった。ただの嫁って感じ。
あと10年以上経ってもあおいが全く変わらずかわいいままなのも不自然(場)
ほいで、松田があおいに敬語を使い続けてるのも変。
映画は原作との大きな違和感はなかったと思う。原作の大事な部分をさらに映画で補っているって感じがしたので良かった。
辞書をつくるというストーリー自体あまりないと思うし、それがまた今までと違った視点でいろいろなことが感じることができたので、とても新鮮でおもしろかった。
辞書をつくるために多くの時間と作業が伴う大変さが伝わってきた。人がものをつくるってすごいことなんだなぁと感じる。
そして「言葉」ってすごく大事で、大切にしたいなって思った。
心温まる素敵な作品でした。
家族全員でTV鑑賞した時の
かなり面白かったとの印象がある中、
キネマ旬報第2位作品でもあるので、
NHKの放映を機に再鑑賞。
しかし、今回は、
前回ほどの良い鑑賞後感は得られなかった。
多分に世間一般の人からすると、
かなり異質な世界で、
前回はその異質さに心を奪われた結果、
そこに面白味を感じていたのでは
なかったろうか。
今回の鑑賞では、その異質さにも慣れ、
むしろ、物静かな展開ながらも、
よくよく考えると
ディフォルメ的ディテール性に
違和感を感じ、
少し醒めて観てしまったような気がする。
それにしても、この辞書編纂、
ある意味、世の中の全てを知らないと
成り立たない仕事のようにも思え、
私の狭い認識でも可能だった仕事人生が
果たして良かったのかどうか、
悩ましく振り返させられる作品だった。