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きらきら眼鏡 Comments (20)
この作品を観たいと思ったきっかけは、
NHKのニュースで市民参加型の映画と紹介されたことと、
「きらきら眼鏡」という作品名に、惹かれたこと。
「船橋発全国行」と言うけど、上映される劇場が少なくて(30館)、
観るためには、遠くまで行かなければならない。
もし、がっかりしたらどうしよう、との不安があり。
結果は、大満足。観る価値は、十分ありました。
だから、一人でも多くの人に、この作品を観てもらいたい。
明るい性格で、日常のなにげないことに感動するあかね。
あかねには、余命宣告を受けた恋人「裕二」がいる。
つらい現実を抱えているあかねは、実は、見たもの全部を輝かせる
「きらきら眼鏡」をかけている。
「きらきら眼鏡」なんて魔法の眼鏡は、ないのだから、
これはあかねの人柄・心の持ち様だよね。
だから、観ている方は、池脇千鶴演じるそんなあかねに惹かれていく。
魅了される。
明海は、恋人をなくして三年。でも、まだ完全には立ち直っていない。
ごく普通の街で、あかねと明海が出会い、静かにストーリーが進んでいく。
一時間以上淡々とした展開だったけど、何で飽きないのかなと感じながら観ていた。
むしろもっとこの状態が続いて欲しい、とも思った。
そこが、この作品の魅力のひとつか。
そして、はっとするシーンがラストにかけて、二ヵ所・・・
一つは、病院での明海と裕二のやりとり。
病室のシーンは、暗くならないように映像的に配慮されている。
もう一つは、浜辺での明海とあかねのやりとり。感動する場面。
裕二は、あかねのことを気遣い別れを告げる。
その選択は、双方に良いことはなかった。
こういう状況に陥ったら、大切な人がいなくなるぎりぎりまで二人で
しっかり生きることが、正解なのかな。
大切な人がいなくなるという重たいテーマの作品を鑑賞して、
見えてくる大切なモノ。
明海やあかねのような状況を経験しなくとも、この作品を観ることで、
今をどう生きたらいいのか、時間の大切さ、が見えてくる。
「きらきら眼鏡」は、そんな作品ではないだろうか。
大泣きはしなかったけれど、後半はずっと涙が少しずつこぼれてくるような作品で、
鑑賞した後、青空を見た時のように、とてもさわやかな気持ちになりました。
人間、前向きに生きながらもやはりそこには、苦悩や葛藤もあり、それとどう向き合うか、どう捉えるか、
誰もが、自分の中にある「きらきら眼鏡」を持って、自分の幸せを見つけることの大切を問うてるのだと作品を通して、感じました。
この映画は、「間」と「表情」を感じて考える(想像する)のを楽しむ映画だと思いました。
ですから、ハリウッド映画のような単純明快かつ派手なストーリーを好む方は見ない方がいいと思います。みんなが喜ぶようなハッピーエンドでもありません。
これは好き嫌いが極端に表れます。
「きらきら眼鏡」という何か軽い感じの映画か?と思いきや、そうではありませんでした。
もっとこう、人間の本性に迫ってくるような「生と死」「善と悪」という大きなメッセージがこめられている映画です。
ドラマチックなストーリーでは決してなく、むしろ平坦な日常が淡々と描かれています。
ラストに主役公2人のありふれたラブストーリーにならなかった事もよかったです。普通そうなんですよね。
映画を見ていて感じたのは、その日常の異常なまでの普遍さを役者の皆様方がそれを感じさせないほど自然に演技をされてたことです。私は途中までこれが映画であることを忘れてしまっているぐらいでした。
W主演のお二人(金井浩人さん・池脇千鶴さん)、それ以外にもたくさん出演していらっしゃた役者さん、とてもすばらしい演技でした。本当に見事。
途中でアドリブだいぶん入ってる?と感じましたが、それがまた楽しかったです。
面白いと思った人には何度見ても面白く、刺さらなかった人には徹底的に面白くない映画です。
私はとても面白く感じました。今年一番、色々な意味で面白いと思えた映画でした。
映画館で見てみて是非を確かめていただきたい映画でした。
私はあと最低1回は映画館で見てみたいと思います!
「きらきら眼鏡って…」って、ちょっと入りづらい世界だな…と思いながら観ていたけど、必要不可欠なものだった。
タイトルに納得。
でも、全体的にあまり抑揚がなくひねりもない内容は苦手ですね。。
池脇千鶴と安藤政信と言うキャストと船橋市民だったので観てみましたが。
映画館だから、最後まで観たけど。
レンタルだったら、途中で、止めてる。