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ゼロの焦点 Comments (20)
広末涼子は演技させたらあかんのとちゃう?
中谷美紀と木村多江は好きやし、戦後のあの時代も好きやけど
今なら東野圭吾を読むくらいの感覚?
推理小説だと言って読んでいたそれの粗筋を聞いてもオトナのドロドロな感じであまり興味は持てなかった。
森村誠一の「野生の証明」が映画化され大ベストセラーになったのを 父が「時代設定がめちゃくちゃ」と言っていた。
その頃の私は夏目漱石 芥川龍之介 井上靖
そして何より 漫画ばっかり読んでいた。
家が本屋だったので手当たり次第なんでも読めたが
その頃の大衆小説に興味がなく、西村京太郎も山村美沙も私の中では、漫画よりも文学から遠いものに見えた。
そういう 言わば上から目線だった原作の、
この時代設定の時はギリまだ生まれてない私が、
今から10年ちょい前に作られた昭和ど真ん中のこの映画を、
作業の片手間に選んだのだが、
かなり楽しく興味深く見た。
戦争というものの犠牲になる、というのがおよそ珍しくはない時代にあっても 大学生だった女性が弟のために米兵相手に体を売ると言う苦悩は如何許りかとおもう。
そりゃあ戦後の憲法で婦人参政権が与えられた日には、女性の時代を願って選挙にのめり込むのは百!理解出来る。
気立ての良い優しい女(木村多江)であろうが、あの時代の男は(あの時代でなくても) もと売春婦との幸福とは 世捨て人を覚悟してのものでしかない。
自分にも “戦後”というものが許されるのならば
それは 傷ひとつないまっさらな玉(広末涼子)との生活を望む。これは当時なら共感を得るのは容易かっただろう。
そう言った女たちの立ち位置を
原作よりさらに文学的に描いた作品となっていたように思った。
中谷美紀は言うまでもなくはまっていたので特にノーコメント。
木村多江、やっぱり幸せになれない役が似合うなあ。。。
でも切ないよ、切なすぎるよ。
広末涼子の役は若いんだし、いくらでもこれからの人生やり直しがきくでしょ、て思ってしまい残念ながら共感できず。
広末涼子さんも綺麗だと思ってたけど、
中谷美紀さんが本当に
綺麗過ぎました。