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おと・な・り Comments (20)
目標に向かって生活する二人が運命の人として出合うまでの物語。
地に足をつけた生活が奏でる基調音は、
コーヒー豆を挽く音やキーチェーンの音やフランス語を勉強する声。
ヒーリング音楽のように安らぐ
おとなりの音は、
つながりを感じたい心に
しみるのがわかります。
独り暮らしを長く経験したわたしは
共感するんですが、そういう人多いと
思います。
つらい経験したとき、知らないまにsosを出していて、
隣から、歌声でそっと支えてもらったら
そこでなにかが、うまれそう。
この作品は、フィルムの質感や間の取り方が凄い好きです。
音楽のつかい方も素敵で
風をあつめてという歌は本作品で
初めて出会ったんですがこれも好きに
なりました。
エンドロールをつかった
ハッピーエンドの演出で
更にホッコリします。
ガンバりすぎて、ひと恋しいなー
と思った時におすすめ。
何となく見始めた映画にグイグイ引き込まれた。全く知らないお隣さんだったはずなのに、運命の出会いってあるんやな
そんな二人が、“音”によって惹かれ合う…。
繊細で透明感ある作品で知られる熊澤尚人監督による2009年の作品。
主人公の男女の直接的なやり取りや愛の告白どころか、ラストのラストまで顔を合わせるシーンが無いという、かなり風変わりで大胆なラブストーリー。
それでもちゃんとラブストーリーになっているのが秀逸。
チェーンキーの音、コーヒーを挽く音、鼻歌…その他隣から聞こえてくる何気無い生活音がお互いにとって心安らぐ。
当然、気になる存在でもある。どんな人が住んでいるのだろう…?
しかし、訪ねてみたり、一歩行動を起こそうとはしない。
隣から泣き声が。慰めるように、いつも聞こえてくる鼻歌を歌う。壁を隔てて、一緒に鼻歌を歌う。
終盤のあるシーンある場所で、聞き覚えのあるチェーンキーの音。“あの人”だと気付く。
究極の片想いでもあり、究極のすれ違いでもあり、ロマンチック。
“音”が本当に顔を合わせない二人のラブストーリーを魅力的にしている。
共に人生の岐路に立つ30代男女。各々の人生ドラマでもある。
聡。
友人で人気男性モデルのカメラマン。売れっ子だが、自分が本当に撮りたいのは風景画。その為のカナダ行きや突然行方くらました友に思い悩む…。
七緒。
花屋で働くフラワーデザイナー志望。フランス留学を考えている。そんな時、行きつけのコンビニ店員から突然告白されるが…。
岡田准一、麻生久美子、共に好演。
岡田クンの本格ラブストーリーへの出演は本作以降無い。
聡の家に突然転がり込んでくる友の彼女・谷村美月が最初はちとウザキャラながらも、いいアクセント。
岡田義徳の役が、ムカッ!
赤の他人と思った二人だが、実は…。
終盤なかなかの急展開。
ツッコミ所も。
同じアパートの隣同士で住んでるのに一度も顔合わせた事無いって、チラッとでも無いんかい!
これは映画だから、岡田准一だから、麻生久美子だから、ラブストーリーとして成り立つ話。実際だったら騒音トラブル。
とは言え、好編。
思わず笑みがこぼれてしまうラストシーンまで、心地よく見れる。
最後はにんまりほっこり出来るいい作品でした。
一部分の撮影場所が地元で、邪魔にならないように小雨降る中、遠巻きに友達達と見に行ったのもいい思い出です。スタッフさんしか見えなかったけど楽しかった。