ピアノ・レッスン Plot

ニュージーランド出身の女性監督ジェーン・カンピオンが、1台のピアノを中心に展開する三角関係を官能的に描き、第46回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた恋愛ドラマ。19世紀半ば。エイダはニュージーランド入植者のスチュアートに嫁ぐため、娘フローラと1台のピアノとともにスコットランドからやって来る。口のきけない彼女にとって自分の感情を表現できるピアノは大切なものだったが、スチュアートは重いピアノを浜辺に置き去りにし、粗野な地主ベインズの土地と交換してしまう。エイダに興味を抱いたベインズは、自分に演奏を教えるならピアノを返すと彼女に提案。仕方なく受け入れるエイダだったが、レッスンを重ねるうちにベインズに惹かれていく。第66回アカデミー賞ではエイダ役のホリー・ハンターが主演女優賞、娘フローラ役のアンナ・パキンが助演女優賞、カンピオンが脚本賞をそれぞれ受賞した。

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ピアノ・レッスン Comments (13)

ndeqpe
ndeqpe
これって公開時けっこう話題になりましたな。主題曲も有名になったし
観には行かなかったけど

むかしレンタルして途中であきた。
いや、自分がガキだったのかも?と再度みてやはり途中であきた、一応早送りしながら最後までみたが。

単なる官能ポルノ映画にしか思えない、雰囲気だけって感じ。
女性がみるとまたちがうんじゃろか?おいらの頭が悪いのか?

でも、これの時期はよーわからんおしゃれ系映画がたくさんあったよなあ。
少なくとも自分にはわからんものばかり。
ヴィム・ベンダース監督とか(でもパリ・テキサスはけっこうよかった)
これよりだいぶ前だが
「ストレンジャー・ザン・パラダイス」のジム・ジャームッシュとか
でもタクシーに客が次々乗ってくる会話ばかりの映画はけっこうよかった。

好きずきだけどねえ…とか言いたかないけど…つまらんものはつまらん。
あたしゃ手に汗握る展開がみたいだよ、それで?それで?と夢中になりたいだよ
言ってることが木根さんと一緒だな(笑)

ところでサム・ニールと言えば
「オーメン最後の闘争」とか
テレビドラマだけど
「カインとアベル」ケインだっけ?のイメージが強い。このドラマがちょーおもしれー
ハーベイ・カイデルなら
「レザボア・ドックス」
とか。
映画、ドラマてそういうもんだろう、違うかあー?

最近、みたい映画まるでいけなくてトホホでケチしかつけられん。
ピアノレッスン
が好きなかたはすいません。でもやはりわたしはつまらないです、これ
Pgnuoehleh
Pgnuoehleh
海辺に置かれた一台のピアノ…
の映像を入れたくて作った映画と聞いた。本当かどうか知らないのだけど、本当にそんな感じの映画。
海でピアノを弾いていて、娘が踊っているシーンが好きです。

内容は好きではないのですが、映像と音楽が好き。

公開当時に映画館で観賞。
いつだか覚えていない。
それでも、サントラCDは今も時々聴いてる。
Gssmohxpnki
Gssmohxpnki
マイケル・ナイマンによる本作のサウンドトラックがとても好きでCDを買ったりもしたが、最近は配信もあり嬉しい。これを弾くために楽譜を入手してピアノを習おうかと考えたくらい好きだ。メインテーマ曲ともいうべき「楽しみを希う心」もいいが、エンドクレジットで流れる”Dreams of a journey”も好き。

ホリー・ハンターが口がきけない役なのだが、所々で喋っていないのに喋っているかのように、そしてエイダの思考が頭の中に流れ込んでくるかのように思えた。
三角関係と捉えるのが普通だろうが、終盤のあの場面では実は四角関係だったのかもと思ったことを覚えている。もっと穏やかな展開にもなりえたのだろうが、ダメな方へ突き進んでしまうのもまた人の業か。

この年は『シンドラーのリスト』『ギルバート・グレイプ』『さらばわが愛 覇王別姫』もあり、私的には大豊作の年だった。
Iflranosieg
Iflranosieg
雷鳴に夫と声を奪われたエイダ。

彼女にとって「ピアノ」とは我々の声のように、自己表現のための、「魂の解放」のための媒体であった。

抑圧された新天地において、レッスンという形で、自由にピアノを弾かせてもらえるジョージに、彼女は感情とともに、欲望をも解放する。

聴覚で、視覚で、嗅覚で、ピアノを弾くエイダに惹かれるジョージ。彼の感性は先住民の中に醸成されているものなのか... 理屈では説明できない美しさ、気品、静謐さ、色気、そして彼女自身の強度に、我々は引きこまれる。

これは、理性がこの世を支配する現代の世俗には中々理解できないものだ。音楽とは只の娯楽に過ぎない、女性も只の功利的な、或いは自分の性欲のはけ口としか考えていないのだろう。ゆえに自分の理解を超越した「嫉妬」は「憎悪」へと変容し「処刑」へと向かうのだ。

エイダは自らの翼を失ったが、それが過去との断絶の決心となる。魂の解放のためのピアノ、それはジョージに対する真の愛を発見させたが、それによって彼女の自由の愛を奪う呪縛となったのだ。

彼女は過去をピアノを棺桶に、音のない深海へと葬り去る...

旋律の美しさ、人間の育む自由な愛の美しさ、自然の美しさ、すべてが1つの作品の中で調和し、観る者の心を震わせる強度をもっている。

最も美しい映画の1つではないだろうか。哀しみの漂うタルコフスキーとはまた違う気品が感じられる。
Lagierelsd
Lagierelsd
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見知らぬ土地にやって来た母娘。
母親は口がきけなく、おそらく未婚。
そのため未開の土地に嫁ぐような縁談でも父親が決めてしまう。
ピアノに理解の無い新しい夫より、ピアノを聞きたがる現地人に同化しているような男にしだいにひかれていき…。
全体的に暗いトーンで静かに綴られていく映画ですが、俳優たちの名演技のおかげであっという間に見てしまいました。
特にホリーハンターが、頑固で少女のような母を絶妙に演じています。
終盤ちょっとした事件があり、一気にラストに
向かうのですが、
このラストにはいろんな考え方があるかもしれません。
私は、エイダの本心からの笑顔をやっと見られたような気がしたので好きですね。