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パッチギ! Comments (20)
最初は笑いも多めかと思ったけど喧嘩、喧嘩。
後半は一気に畳み掛けて来て
ラジオのシーンには涙。
韓国人だの日本人だの関係なく、若者が他校の学生と拳でぶつかり合った過去は事実としてあったし、そういう話を大人たちから沢山聞いた。かつては不良漫画も大いに流行ったくらいだ、日本人も決して穏和なだけの過去を持っているわけではない。
若さゆえのあんなことやこんなこと、国籍やバックグラウンドに関係なく共感できる要素が随所に描かれていて、そこに「在日」というスパイスが加わることによって、青春時代に経験するほろ苦さや切なさなど複雑な感情が際立つ。
今ではあり得ないような事(バスひっくり返しちゃうとか)も、一見大袈裟と感じるかもしれないが、当時の若者にとってはこれくらいは発想の範疇にあって、そのエネルギッシュさに嫉妬さえ覚える。ヤベェよ、と思う反面、いい時代だなとも思う。感情を抑えることばかりが美徳になりつつある時代にこういう映画を観ると、若い頃にそこそこ無茶して発散して人に迷惑かけて、どうにもならないことにやり切れない思いを抱えたりして、こうやって大人になっていくんだなぁとしみじみ。
それにしても役者陣が皆んな本当によく演じたと思う。特に沢尻エリカは本物かと思うほどのハマり役。いやぁビックリ。この映画観て彼女に期待しただけに、その後「別に」発言や薬物事件で取り沙汰される人になってしまったのが本当に残念でならない。
7、8年前に一回みたけど、もう1度観たら、いい作品でした!
過激な暴力シーンや性的なシーンは個人的に好まないので大変不快でしたが、
それを超える感慨深さがあります。
ここが国境だったらという話をしていた川をズブズブ渡ってキョンジャの元に行くシーンには感動しました。
でも現実はそんなに甘くはなく。
朝鮮人になれる?
という台詞にはドキッとさせられました。
やりきれないシーンがいくつもありました。
また観たいと思います。