遠き落日

6.8/10
Total 16 reviews
Runtime   00分
Language   日本語
Area   日本
Written   新藤兼人
In Theaters   Jul,04 1992
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遠き落日 Plot

世界的な細菌学の権威として広く知られる野口英世の一生を、その母シカとの関係を通して感動的に描いた伝記ドラマ。脚本は「ぼく東綺譚(1992)」の新藤兼人が執筆。監督は「白い手」の神山征二郎、撮影は同作の飯村雅彦がそれぞれ担当。

遠き落日 Actors

遠き落日 Photo

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遠き落日 Comments (5)

wmfcczd
wmfcczd
野口英世の生涯を描いた映画。
もうキャストが反則なくらいいい
まだのひとは観た方がいい。

ひとこと・・・
小林栄先生が野口清作(英世)を初めて見た時のあの表情、
ちゃんと注目しましょう(何となく・・・)
Snucsbefrcuuls
Snucsbefrcuuls
初めてみた映画がこの映画でした。

休みの日にゲームを買ってくれるという母に連れられ、映画館に見に行った記憶があるのですが、たくさんあった中でなぜ母がこの映画を選んだのか当時はわからず…。
アニメとかアクションとかもっとわかりやすいものを期待していたのですが(笑)

数十年ぶりに見てみたいと思い検索をしていたところ、こちらのレビューを拝見し思わずコメントしてしまいました。

いつか聞こうとは思っていたのですが、その数年後、母はガンでなくなり真意は聞けずじまいに。当時の母の年齢に近づいてきた今、改めて見返せば何かに気づくかもしれません。

Amazon Prime で見れるといいなと思っていたのですが、どうやらDVDしかないようなので探して見てみたいと思います。
obgezpp
obgezpp
野口英世はなかなかの放蕩人で、しかし福島県の生んだ偉人であることには間違いない。
野口シカの「はやくきてくだされ…」の手紙のシーンは私のような福島県民からすりゃ涙なくして見られない。
wjxirww
wjxirww
ネタバレ! クリックして本文を読む
野口英世は馴染みが無かったのですが、幼少の頃この映画を見て心に残っていたのを思いだして再度観ました。

再鑑賞して、こんなに努力家で医者なのに、こんな手だからと言う。そのコンプレックスを持った姿、そして母が謝る姿にも泣けてしまった。コンプレックスのない人間なんて居ないんだと思ってしまったこと、そして親子の愛は素晴らしいこと。母は死ぬ前に息子に会えて本当に良かった。国旗を持って息子の前に現れる姿や息子が借金の代わりに時計を持参して、その時計を投げられた時に拾いに行く姿、息子の背中に母の心は満たされたのだろうと思ったけれど、やはり親子は側にいるのが幸せなのだと映画を見て再認識しました。
わたしは親不孝だなぁ…三田佳子さん素晴らしかったです。
advpqev
advpqev
ネタバレ! クリックして本文を読む
細菌学の世界的権威、野口英世。
千円札の人、と言ったらほとんどの人も分かる筈。
この偉人には子供の時から愛着と慣れ親しみがある。
何故なら我が同郷人だから。
本作が公開された時、福島では大変話題になったのを記憶している。
福島の偉人だから、と母に連れられ観に行った。
その時はまだゴジラやドラえもんやドラゴンボールなど子供向けしか見ていなかった時分。
にも関わらず、とても感動した。ひょっとしたら初めて見た真面目な映画だったかもしれない。
今回機会があり、久々に鑑賞。
見るのはいつ以来だろう。幼少時劇場で見て以来かも…!?

20年以上振りなのに、結構よく覚えていた。最近見た映画はすぐ忘れるのに、子供の時見た映画って忘れないもんだ…。
そもそも野口英世の生涯なんて、福島人なら知らない人は居ない筈。(いや、さすがに居るか…)
猪苗代湖畔の貧しい家で生まれ、赤ん坊の時に囲炉裏に落ちて左手を大火傷。生活能力の無い父に代わり、母シカは女手一つで育て上げる…。
火傷した左手を理由にいじめられ、悩み苦しんだハンデや境遇をバネにし、築き上げた成功。
映画で主軸となるのは、母シカとの母子愛。
自分の不注意で息子に大火傷させてしまった、と悔やんでも悔やみきれない。
息子の学びの為に働き続ける。
左手の手術をきっかけに医学の道を志す。やがて世界の医学界に名を轟かす。
母の喜びはどれほどのものだったろうか。
が、外国で活躍する息子とは離れ離れに。
息子は母を忘れた事は片時もなかった。
老いた母は故郷で望むのはただ一つ。
死ぬ前に一目息子に会う事。
「早く来てくだされ… 早く来てくだされ…」
深い母子の絆が胸を打つ。

母シカに三田佳子、英世に三上博史、共に熱演。
神山征二郎の演出、新藤兼人の脚本も誠実。
磐梯山や猪苗代湖の雄大な景色が郷愁を誘うのは同郷だからか。
美術やメイクはちとチープで、ステレオタイプと言ったらそうかもしれないが、身構える事なく、偉人の伝記として見易い作り。
学問そっちのけで色恋にうつつを抜かしたり、少々図々しかったり、偉人の人間臭さも描かれているが、渡辺淳一の原作では酒に溺れ、女遊びに興じ、借金癖などもっと克明に描かれているとか。(野口英世否定論とか言ったけ)
その部分も忠実に描かれても良かった気がする。
どんな偉人だって、叩けば必ずホコリが出る。
聖人君子なんていやしない。
だからこその“人間”なのだから。

自分は野口英世氏が生まれた村とは全然違う街中の生まれだが、そのゆかりの場所は何度か訪ねた事がある。
今は記念博物館もある観光名所だが、当時は何も無い貧しい村だったのだろう。
しかもその地は冬になると大変な積雪になる事も知っている。
こんな場所から世界に羽ばたいた。
生まれもハンデも関係ないのだ。
勿論、一人の力では到底無理。周囲の支えあってこそ。
中でも最大の源は無償の愛情を注いでくれた存在。
またいつか会える日まで。
あの地で、あの時のように。