ええじゃないか
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えんこえれじー 浅草哀歌
プロット
日本
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プロット
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プロット
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けんかえれじい Comments (6)
この翌年日本では二二六事件、ドイツではラインラント進駐があった
戦争の様相を強めていく直前の最後の平和な時代
監督は原作小説を単なる戦前の学生の青春物語ではなく、当時の青春模様と1960年代の学生運動をリンクさせたアナロジーとして映画に仕立てたように感じる
けんかは当時の学生運動の暴力肯定の方向性に繋がる表現なのではないだろうか
校長先生が言う
人生には後で考えれば馬鹿馬鹿しいと思うが、その時には命を張ってやることがある
それが男だ
学生よりもまず男だ
男らしくだ
本作公開の1966年は60年代の学生運動が激化していくその発端となった年だということは頭に入れておきたい
駅に向かおうとする道子が雪中に行軍する兵隊達に翻弄され、落としたロザリオを軍靴に踏みつけられてしまうシーンは、戦後の民主化へのと非軍備化に逆行しようとする当時の社会や政治の逆コースと呼ばれたの動きの暗喩だろう
そして二二六事件の思想的首謀者としての北一輝との対決を予感させてのまるで続編に続くかのように唐突に終わるラストシーンは、その後の学生運動のエスカレーションへのアジテートであったのではないかと思わせる
つまり、この先の戦争への逆コースを進もうとす者達にけんかを仕掛ける物語は君たちや私達が紡ぐのだという監督の主張であったのだと思う
暴力的な学生運動を肯定し焚き付けたのだ
それが本作の本当のテーマなのだと思う
映画としてはところ処でハッとする映像表現に出くわす
例えば主人公に岡山からわざわざ修道院に入ることを告げに来た道子と障子越しに手を繋ごうとするシーンだ
障子を貫き破いて主人公の指が彼女の指先と触れるシーンは、処女喪失の破瓜そのものを象徴するエロチックなシーンであった
しかしそれは本作を観る意義の一部分だろうと思う
やはり本作は政治的なアナロジーを意図して撮られた作品として捉えなければ、あまり意義も意味も感じられない
果たして本作公開の2年後には鈴木清順解雇・封鎖事件が起こる
難解でかつ政治的だということで日活を解雇され作品を封鎖されたことに対して、裁判で対抗するに当たり監督本人の個人的問題とだけに留まらず当時の政治的な闘争の色彩を帯びていく事件だ
21世紀から振りかえってみれば、本作はこの事件を経たことによって神格化され、その内容を超えて評価さているのでは無いだろうか?
喧嘩などはエキサイティングな場面のはずなのだが、見ていて眠くなるばかりだった。主人公のキャラが薄い。肥溜めの攻防が恐ろしかったのだが、だれもそれほど汚いと感じている様子ではないように見えた。
とうとう岡山を追い出され、会津若松へと飛ばされるが・・・。
破天荒な青春ドラマ。
岡山でずっと頑張るのかと思ってたけど、後半になって、キロクが退学ということになり、会津に転校してしまう。軍人教育にも反骨精神を見せたところなんて、結構面白かったのになぁ。やっぱ退学なんですよね・・・
転校そうそう、いたずらでイスを隠され、ずっと蹲踞の姿勢で授業を受ける。物理のマンモス先生が加藤武。後年、金田一シリーズの等々力警部をやっているが、顔が全く変わってないことにびっくりです。
会津なので、ケンカグループも“白虎隊”。まぁ、白虎隊は右翼ですからね・・・こんなグループには入りたくないや。
道子が会津まで追いかけてきて「結婚できる体ではないので修道院に入る」とキロクに別れを告げ、2.26事件のニュースを見て東京にケンカしにいくキロクであった・・・なんだかシュールな描き方。
前半は青春映画っぽいのに一転終盤はやや思想的に。ピアノの究極の弾き方には笑ったが、今ひとつ合わなかった。熱烈な信奉者がいる監督さんのようですね、また他のも見てみよう。