この道は母へとつづく Plot

母を探すために孤児院を脱走したという少年の実話を基に製作され、05年ベルリン国際映画祭の少年映画部門グランプリを受賞したドラマ。ロシアの辺境の孤児院で育ち、イタリアの夫婦に引き取られることが決まった6歳のワーニャだが、ある日、先に養子にもらわれていった友達の本当の母親が孤児院に現れ、まだ見ぬ母への思いが募る。自分が養子にいった後に本当の母親が現れたらと不安になったワーニャは、孤児院を抜け出して母親を探す旅に出るが……。

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この道は母へとつづく Comments (9)

uhjrfbi
uhjrfbi
裕福なイタリア人夫婦の養子になることになった孤児院育ちの6歳の少年ワーニャは、「本物のママに逢いたい」という一心で、独学で文字を学び、孤児院を脱走し、列車に乗り込む。
ロシアだけでなく世界的に深刻になった“孤児”問題にメスを入れた、新鋭アンドレイ・クラフチューク監督の感動作。『大人は判ってくれない』のドワネル少年のような、少年の健気な姿に涙腺がゆるむ。ロシアの自然を静謐で光彩豊かにとらえた映像美は美しいの一語だ
xwcwiw
xwcwiw
確かに子どもが母を探すというストーリーではあるが、配給会社がつけたこの作品タイトル(原題は「イタリア人」)だけで見に来た人の中には、「あれっ、違うんじゃないの?」と感じた人もいたのではないだろうか。まだ見ていない人のために言っておくと、タイトルからくる叙情的なイメージとは違って、実はこの作品、ロシア社会の内情を孤児の視点から描いた社会派ドラマなのである。

主人公の孤児の男の子が、孤児院の中では先輩孤児の悪辣さから、そして孤児院を抜け出してからは孤児を売るブローカーの手から逃れながらも、自分を捨てたまだ見ぬ母親を必死になって探そうとする健気さは、見る者の涙を誘うくらいにいじらしい。ところが、そんな健気な子どもに対して、恐喝する子どもがいたり、あからさまに無視を決め込む大人がいたり、というようなロシア社会の冷たさや酷さを、この作品の監督は「これがロシアの現実です」と言わんばかりに、いやおうなしに見る者に見せつけていく。
この作品の原題「イタリア人」は、この主人公の孤児が、子どものいないイタリア人夫妻にもらわれることに対する、他の孤児たちのひがみをこめた呼び名だ。しかし、この原題が意味しているのはそれだけではなく、現状のロシアから抜け出したいと思い、今のロシアに嫌気をさしているロシア人がいかに多いか、ということも表わしているようだ。
ところが主人公の孤児は、今よりも幸せになれるイタリアに行くことよりも、現状のロシアで、本当の母親の愛のもとで暮らすことを選んで、必死にロシア社会をさまよう。そんな、何の力もなく勇気だけで行動する小さな尊さが、この作品の一番美しいところであり、見る者に深い感動を与える。ロシア人社会の冷たさが、今の日本の社会のどこかに巣食っていることを思うと、将来的にこの作品の存在は、ロシアよりも日本のほうが意義深くなるような予感がしてくる。
hxpwgi
hxpwgi
主人公の男の子の演技がうますぎてすごく引き込まれる。

事実を元に作られてる内容で終始暗い。
主人公にとっては夢を抱いて母を探しに行ってるんやろうけど、
その夢が余りにも期待が薄い事を表現してか暗い。

今ままでぬくぬくと生きて来た自分には
目を閉じたくなるような世界観でもそれがこの国の現実。

むしろ日本でも自分が知らないだけで
同じようなことになってるのかもしれない。

こういう現実の中で生きてることを理解しないといけない。
Npxoskhsgim
Npxoskhsgim
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映画「この道は母へと続く」(アンドレイ・クラフチューク監督)から。
ロシア映画って感じが、全体に表現された作品だった。
作品の冒頭、ガス欠で車が立ち往生した時、
凍てつく外の風景をじっくり眺めるシーンがあり、
「ほら、まさにロシアって感じだ」と呟くシーンが
私の印象とダブり、違った意味で面白かった。
さて、気になる一言は、映画のラストシーン。
母を探すために孤児院を脱走したという少年の実話を基に
製作されたという映画だけに、どんな終わり方をするのか、
母親がどんな顔をするのか、とても興味があったが、
顔は出さず「坊や、私を捜しているの?」の台詞だけ。
(たぶん、私の聞き間違えでなければ、
病院で主人公を追っかけていた男を手当てしていた病院の看護婦が、
本当の母親である彼女だと思うのだが・・)
その優しいイメージが、この台詞を引き立たせた。
このあと、思い切り抱きしめたことは、誰でも想像ができる。
「僕を孤児院に預けたの?捨てたの?」なんて、野暮な会話はいらない。
それほど、このフレーズは、インパクトがあった。
この言葉だけで、どんなに苦労して訪ねてきてくれたかを察し、
もう2度と離さないからね・・と泣きじゃくるシーンさえ浮かぶ。
「坊や、私を捜しているの?」声が震えていた気がする。
う〜ん、ロシアって感じの作品・・・観終わってもう一度、呟いた。
Sxompsihnkg
Sxompsihnkg
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我が日本にも名子役と呼ばれている俳優がいますけれど、
いやはや~今作に出てくる主人公の男の子・ワーニャの
名演技には、一人として叶わないんじゃないかしら…^^;
ビックリしました。ものすごく自然体だし。

今作も、観たいな~と思いつつ、名画座待ちだった一本。
顔も知らない母親を探し求めて、
孤児院を脱走した少年の実話を映画化したという本作。
ベルリン映画祭で「少年映画部門グランプリ」を受賞した
ということですが、それは~そうでしょうと納得できます。

これ、どう見たって人身売買だよな~と思うほかない
ロシアの養子縁組斡旋組織。それと深く繋がっている孤児院。
貰われず成長した子供達は盗みと売春に明け暮れ、
年下からはチップの小銭をふんだくってプールしている。
共産主義から市場経済に移行して以来、ロシアは経済格差が
広がる一方、その結果がこういう社会問題を生んだようです。

運よく理想的なイタリア人夫婦に貰われると決まったワーニャ
でしたが、その直後、貰われた友人の実母が孤児院を訪れて、
泣きながらワーニャに想いを語ったのち、自殺してしまいます。
「もし僕のお母さんも、こんな風に訪ねてきたら…」
そんな想いから養子縁組を蹴り(すごい決断!)まだ見ぬ母を
探す旅に出るワーニャなのですが、まぁ~とにかくこの子が
とっても賢くて大人も顔負けするくらい行動力があるのです。
話そのものはまるで「母をたずねて三千里」なのですが^^;

字は独学で学ぶわ、孤児院の金庫から母の居所を見つけるわ、
あっという間に年長者の女の子がパトロンにつき(爆)
まんまと脱出に成功。途中で独りにされ街を彷徨いながらも
出逢う大人達からの親切により、なんとか辿り着いてしまう。
彼は果たして実の母親に逢えるのでしょうか。。。

追手のマダムや用心棒とのバトルなどサスペンス要素もあり、
ただのお涙頂戴映画では終わっていないところも面白いです。

(この子、日本だったら日テレかTBSで活躍したかもな~^^;)