レイン
プロット
タイ
Jan,19 2002 In Theaters
スティール・レイン
プロット
韓国
Dec,03 2021 In Theaters
ベルベット・レイン
プロット
香港
Oct,08 2005 In Theaters
ビフォア・ザ・レイン
プロット
イギリス・フランス・マケドニア合作
Feb,03 1996 In Theaters
プリンス パープル・レイン
プロット
アメリカ
Feb,09 1985 In Theaters
ブラック・サンデー
プロット
アメリカ
Jan,01 1900 In Theaters
This site is a comprehensive movie website about movie posters, trailers, film reviews, news, reviews. We provide the latest and best movies and online film reviews, business cooperation or suggestions, please email us. (Copyright © 2017 - 2020 920MI)。EMAIL
ブラック・レイン Comments (20)
アンディ・ガルシアがバイク軍団に囲まれて殺されてしまう理不尽なシーン。そして松田優作が指を詰めるシーン、バイクを走らせて格闘するシーンなど、ストーリーよりもアクションが目立った映画。島木ジョージも頑張ってた(笑)
NHK BSで観ました。
松田優作さん演じる佐藤に圧倒されました。特に、佐藤がチャーリーを殺すシーン、テレビの小さな画面なのに伝わってくる迫力が凄まじく、思わず魅入ってしまいました。
画面越しでもこんなにエネルギーを感じられるような怪演が出来る人、今の日本の俳優に居るのかな。凄い方だったんですね。
大阪の街並みもいい感じでした。リドリースコット監督、本当は新宿歌舞伎町で撮りたかったらしいのですが、それならばどんな風になってたのだろうか。
アメリカのはみ出し刑事(マイケル・ダグラス)が若い部下(アンディ・ガルシア)と共に、日本人犯罪者(松田優作)を引き渡すため日本にやってくる。
ところが偽警察にまんまと騙され、大恥をかくことに。
大阪府警の警部補(高倉健)の協力を得て、日本のヤクザ抗争を追いかける。
雨の好きなリドリー・スコット、大阪はいつも濡れていた。
こんな風景が普通に存在していた当時の大阪もすごいが、だれもこんな風に大阪を撮影した人が日本にはいなかったし、今もっていない。『ブレードランナー』と並んで、全盛期のリドリー・スコットの美的センスを堪能できる1本だ。
ちなみに撮影監督は後年『スピード』で名を馳せたヤン・デ・ボン。
異国文化の衝突を刑事の友情を軸に描いた犯罪ドラマだが、当時の作品としてはまだ日本への理解がある方ではないか。日本経済好調の反動のジャパンバッシングなどもあり、奇異な文化を見下すような作品も見受けられたが、少なくとも悪役含め、日本人を非常に力強く描いている点は評価されるべき。
知られている通り松田優作の遺作だが、本作を観ると本当に惜しい役者を亡くしたものだと思う。
実直な刑事を演じた高倉健、アル中でクビ寸前の刑事役として"勝新太郎"が演じる筈だった、役名は"市"もちろん「座頭市」から。
勝新太郎の兄でもある若山富三郎の大親分は"藤山寛美"に決まっていた。
アンディ・ガルシアの役は"トム・クルーズ"が演じ、ニューヨーク市警の上司はジーン・ハックマン。
プロデューサーやキャスティング・ディレクターと直で会い、打ち合わせも行ったショーケン。
新宿歌舞伎町での撮影は断念、舞台を香港に変える発言をするマイケル・ダグラス、日本側のスタッフから大阪を提案する。
黒澤明の「影武者」降板騒動から牙を抜かれたかのような勝新は、英語が出来ないからと消極的な態度で本作を降りてしまう。
様々な問題が山積みになり、ショーケンの負担も限界に達し最初の「ブラック・レイン」は頓挫する。
優作でスタートした撮影も途中、何も知らされないで再度、ショーケンにオファーされたらしい。
俺の代わりに逝ってしまった優作、、、不謹慎に思われるセリフを吐いちゃうショーケン。
こんな信じられない、大嘘極まりない話をマジメに語ってしまうショーケン、そこがまた彼らしいのであり、憎めないのは確かだが、真実は何処!??
そりゃぁ、観たかったヨ、佐藤を演じるショーケンを、でも優作が演じる佐藤は全てのキャスト陣を喰ってしまう演技というか存在感が異様で、鬼気迫る凄みがスクリーンを支配している。
危ない雰囲気とギラついた目が印象的な当時のM・ダグラスに絶好調な売れっコ俳優だったA・ガルシア、国民的なスターの健さん、松田優作が全てを掻っ攫って逝ってしまった。
内田裕也と安岡力也が間で見守るように、だからこそ撮影も乗り切れたのかな、心強い仲間だったのであろう。
あの曲、小学生の時は何も知らずカッコ良いと適当に口遊んだり、歌うはグレッグ・オールマン!サザンロック最高な"The Allman Brothers Band"な訳で、今になると複雑な心境でもある。
健さんが歌う「What'd I Say」ハスキーな声で、レイ・チャールズに負けず劣らず??
リドリー・スコットの美的センスと近未来なディストピア感が混沌とした雰囲気を醸し出し、大阪の街に覆い映し込む斬新な映像描写が一際に素晴らしい。