三百六十五夜(1962)
プロット
日本
Sep,09 1962 In Theaters
三代の盃(1962)
プロット
日本
Mar,04 1962 In Theaters
三四郎
プロット
日本
Aug,31 1955 In Theaters
姿三四郎
プロット
日本
Mar,25 1943 In Theaters
三十九夜
プロット
イギリス
Jan,01 1936 In Theaters
寒椿
プロット
日本
May,30 1992 In Theaters
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椿三十郎(1962) Comments (20)
ぼくの予想ですが、
映画「隠し砦の三悪人(1958年)」の真壁六郎太→映画「用心棒(1961年)」の桑畑三十郎→映画「椿三十郎(1962年)」の椿三十郎、と続いていったシリーズ。
菊井と黒藤と竹林の三悪人を、
三十郎「赤い椿は すぐ斬り込めという合図」
三十郎「白い椿は 中止の合図」
三十郎「断っとくが 何の合図もなきゃ
俺に何か起こったと思って こいつも乗り込んで来るぜ」
と言って騙す。
実際は、“赤い椿”、“白い椿”は関係なく“椿”を流すことが突入の合図だった。
映画は、
・人を見た目で判断しては危ない。
・若侍(未熟者)の判断は誤りがちである。
・抜き身の刀より鞘に入っている刀のほうが良い。
・・・
そういう教訓も含まれている喜劇活劇に仕上がっています。
すげー!。なんじゃこりゃー!!。
それに加山雄三さん&田中邦衛さんが若侍で出てるなんて、聞いてないよ。
多分黒沢監督作品も三船さん作品も、初めて見た気が。
ちょっとカルチャーショックで呆然。
リメイク版は黒沢さんの脚本そのままだったので、内容も知っているのに。
「俺は機嫌が悪いんだよ」と悪ぶる三十郎だけど。
若侍たちから「あの人はいい人だ」といわれ、ふてぶてしさまでもが頼れる兄貴分っぷりがかっこええ。
途中三十郎が、30人の相手を次々と斬り倒す場面(実際は40人使ったらしい。)。うっひゃー!と驚く刀さばきは、流れる風景のよう。
見張りの侍木村(小林桂樹さん)が戸棚に入っていく所や、攻め入るのは椿の合図のシーンは、愉快痛快。このシーン、リメイクでも面白かったし。
「音版悪いやつはとんでもないところにいる」
「本当に言いかた名は鞘に入っている」
そんな決め台詞にしびれました。
伝説の室戸半兵衛との対決シーン、やっと見れました。ス・ッゲー!
こんなすごい作品をリメイクするのは、分が悪すぎましたね。
この作品のエピソードゼロ的「用心棒」。ちょうど数日前に見逃しちゃっいました。もったいない。
見てよかった作品でした。
多分一番最初に見た黒沢映画だったと思う。この映画で黒沢作品は面白いんだなあと、言われているだけのことはあるなと思った記憶がある。そうして改めて見たらやっぱりとても面白かった。ドラマが冒頭からドライブしていて、最後までそのまま走りきる感じでよどまない。
登場人物がみんなキャラが立っていて可愛らしかった。殺陣もすごい迫力だった。
その挙げ句の果てに出てくる伊藤雄之助の顔にやられてしまう。この昼行灯感。まるで本者の権力者。現在においても、こういった配役を考えて欲しいものだ。
やはりアバヨと去る三十郎。社会規律の有無という点で用心棒とは少し違った趣きを放つ。
4人を救助する殺陣での容赦ない速さ、最後の決闘シーンはコマ送り再生したいところ、加山雄三と踊り喜ぶ小林桂樹と印象的なシーンは多く、ストーリーが動的でエンタメ性は前作より高い。