父と暮せば

6.8/10
Total 14 reviews
Runtime   99分
Language   日本語
Area   日本
In Theaters   Jul,31 2004
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父と暮せば Plot

原爆投下から3年後の広島を舞台に、生き残ったことへの負い目に苦しみながら生きている娘と、そんな彼女の前に幽霊となって現れた父との心の交流を描いた人間ドラマ。監督は「美しい夏 キリシマ」の黒木和雄。井上ひさしによる同名戯曲を基に、黒木監督と池田眞也が共同で脚色。撮影監督に「Spy Sarge.
スパイ・ゾルゲ」の鈴木達夫があたっている。主演は、「たそがれ清兵衛」の宮沢りえと「HARUKO
ハルコ」の原田芳雄。第17回日刊スポーツ映画大賞監督賞受賞、エキプ・ド・シネマ発足30周年記念、芸術文化振興基金助成事業、文部科学省選定、厚生労働省社会保障審議会特別推薦、青少年映画審議会推薦、日本PTA全国協議会推薦、日本映画ペンクラブ特別推薦、東京都知事推奨、広島県知事推奨、長崎県知事推奨、長崎県教育映画等審議会特別推薦、日本原水爆被害者団体協議会特別推薦作品。

父と暮せば Actors

父と暮せば Photo

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父と暮せば Comments (20)

eqnbig
eqnbig
元は舞台劇なので父と娘の会話中心。しかし、悲惨な映像を映し出さないのに原爆の傷跡を胸が絞め付けられるほど痛感させられた。生き残ってしまったたために申し訳ないと幸せを捨て去ろうとする美津江に、応援団長と名乗り、希望を与えてくれる父。生き残ってる者をも不幸にしてしまう戦争の醜さをひしひしと訴えてくる。

木下がくれたお饅頭について真剣に論議する父娘。なんとか二人を結び付けたい一心で、幽霊となってきた。原爆瓦や体内から出てきたガラスの破片。こうした小物だけでも痛さが伝わってくる。美津江が物語を語り継ぐ会に所属していたこともあって、真実をねじまげないで後世に伝えるという信念が戦争体験を語り継ぐことの伏線にもなっている。

被爆者であることを隠し通そうとする人たちがどれだけ多かったことだろう。本来ならば、もっともっと被爆体験記が世に出ていいはずなのに、この主人公と同じように生きることの希望を失った人が多いことは容易に想像できる。亡くなった犠牲者の分まで真摯に生きて、戦争の悲惨さを語り継ぐ。戦争を体験していない者ももっと頑張らねばと考えさせられた。
dalfnsw
dalfnsw
宮沢りえと原田芳雄の芝居が圧巻。
現代の日本を代表する女優といってもよい宮沢の映画を観るのは、意外なことに初めて。若い頃のイメージで、こちらで勝手に「TVの人」だと決めつけていたことを恥ずかしく思う。自分と同世代の随一の映画女優である。

主演二人の素晴らしい芝居のおかげで、良い舞台を映像で見せてもらえた幸福感を味わえる。
しかしながら、井上ひさしの戯曲を映画にするからには、もっと映像表現で戦争や親子の情愛を語ってもらいたい。無駄にカメラが動くし、やたらと全てを照らそうとする照明も不自然。舞台中継の域を出ていない。

瓦礫に埋もれて動けない父親と、それを見捨てては行けない娘のじゃんけんの場面に、この映画に対する全ての不満を忘れた。
nqlxqko
nqlxqko
観るというよりひたすら耳を傾けていた。言葉のひとつひとつが重く心にのしかかってきて苦しくなる。記憶が薄れていく原爆、戦争の恐ろしさを語り継いでいく大切を強く実感した作品だった。
ifwidm
ifwidm
以前観た、吉永小百合と二宮和也の『母と暮らせば』より、何倍も良かった!宮沢りえと原田芳雄、素晴らしいです!
advpqev
advpqev
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井上ひさし戯曲による舞台は大好きで良く見に行く。
常に【戦争】を庶民の立場から見つめ大いに笑わせながら最後は涙を絞り取られてしまう。

しかしこの原作である戯曲は読んだ時にかなり地味に感じて舞台はパスしてしまっていた。
映画を見終えて先に舞台を見無かった事に対して後悔をしても後の祭だった。

宮沢りえと原田芳雄が殆ど出ずっぱりで、セリフの一言一言が心に突き刺さって来る。
それはまるで血ヘドに塗り固まった塊をこれでもか!とばかりに画面から飛び散って来るのだ!

監督の黒木和雄は前作の『美しい夏キリシマ』が‘静’の戦争批判だとすれば今回は全編二人芝居でも‘動’と言える作品であった。

宮沢りえはこの作品で【菩薩】となった。