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007 サンダーボール作戦 Comments (20)
ストーリー良し、アクション良し、ボンドガール良しで、ちょっと都合が良すぎたり、古臭い(インチキ臭い)感じなのを除けば、かなりの良作でした(^^)b
見どころは、海中の銃撃戦。
ヅラ(?)のショーン・コネリーには、なかなか大変な撮影だったと思うけど、見応え十分(^^)b
それにしても、ジェームス・ボンドは軽すぎる(^_^;)
NATOの爆撃機がハイジャックされ、搭載していた原爆2基が奪われた。
程なくして、1億ポンドを要求。受け入れられない場合は、イギリス及びアメリカの主要都市に原爆を投下するという。
この恐るべき計画を実行したのは…
前作は諸事情で未登場だったスペクター、再び!
これまで幾度もボンドに阻止され、いよいよNo.2を投入!
大柄で眼帯姿が印象的なラルゴ。
ただふんぞり返ってるだけじゃなく、潜水して自ら指揮を取るなど意外や行動派。
プールにサメを買っており、無能な部下はプールに落としてサメに食わせる冷酷さ。
演じたアドルフォ・チェリも存在感たっぷり。
00エージェント全員に召集が掛けられ、未曾有の危機に対する。
ボンドは手掛かりを基に、バハマはナッソーへ。
原爆捜索、そして危機を未然に防ぐ事は出来るのか…!?
作戦名は、“サンダーボール”!
美しい南国や蒼い海原。
そこで繰り広げられる、シリーズ初の水中アクション!
要所要所、そしてクライマックス…水中に掛けて言うなら、文字通りの“息詰まる”攻防戦!
迫るサメはリアルにスリリング。(ショーン・コネリーも撮影中、襲われそうになったハプニングがあったとか)(明らかにサメに実際に危害を加えているように見え、あれ、当時問題にならなかったのかな…?)
疾走する船でのボンドvsラルゴの決戦はハラハラ迫力。
アクションもスケールもこれまでで最大。
トム・ジョーンズによる主題歌もお聴き逃し無く。
ボンドガールはタイプの違う2人。
爆撃機パイロットの妹、ドミノ。ラルゴの情婦であったが、兄が殺された事を知り復讐する正統派。クローディーヌ・オージェが魅力的。
殺し屋フィオナもある意味ボンドガールと言って差し支え無いだろう。ボンドと寝た女は天国の快楽を味わって改心するが、最期まで悪女。こちらルチアナ・バルッツイは魅惑的。
アカデミー視覚効果賞受賞。次受賞するのは、2012年の『スカイフォール』(主題歌賞・音響効果賞)までナシなのだから、いやはや長かった!
シリーズ王道とでも言うべき作品で、エンタメ度も非常に高い。
降板したショーン・コネリーが1983年にラブコールに応え、番外編『ネバーセイ・ネバーアゲイン』としてリメイクされたほど。
まさしく、シリーズ絶頂期の痛快作!
またしてもボンドに計画を潰されたスペクター。
次作は遂に、No.1ことブロフェルドが動き出す。
しかも、ここ日本で!
今回のボンドもしっかり与えられた仕事と、出会いの度の情事をこなしつつは安定。だが今回はタイムリミットで若干焦るボンド、いつもの余裕から一転、真剣に任務を遂行も新鮮。
Qの多彩なアイテムも活きており、陸と空と海でそれぞれの見所に貢献。
海中戦がメインだが、予想以上のクオリティ。半世紀以上昔に、ここまでやってくれるとは。水の抵抗もあり、スピード感は全く無いが、敵味方入り乱れての戦闘は十分な見応え。過去にここまで水中で戦う映画も少ない?
スペクターNo.12のフィオナ(ファティマ)、壊れっぷりは断トツで【ネバーセイ〜】だが、落ち着いた冷酷さは【サンダーボール】か。スペクターNo.2のラルゴも貫禄があり、今回の犯罪のスケールの大きさにマッチ。
後半に若干シナリオ飛ばしたかと思うくらいの、スピーディな展開には驚いたが纏まりは○。ラストは水中戦からのギャップに驚かされる、スピード感満載の手に汗握る船内バトルは必見。合成映像は許容範囲。ここはツッコミ禁止。
何より秀逸なのは、好みは分かれると思うが、スピード感と緊迫感を出すカメラワーク。当時の技術で、この要所の瞬間のカットインする切り替えの演出は素晴らしい。
『BOND60 007 10作品4Kレストア版』の1作として2023年11月に鑑賞。
劇場で『私を愛したスパイ』を初めて観た時、悪役のニックネームが"ジョーズ"だったので、007シリーズも流行りに乗っかってるなぁと、当時子供心にもそう思ったんですが、TVで散々観ていたはずの『サンダーボール作戦』に"鮫"は重要アイテムとして既に登場済みでした笑
『サンダーボール作戦』の個人的な見所は、"Q"が開発した数々のボンド・アイテムなんですが、脱出用のあの空飛ぶ簡易型ロケットはどこに隠してあったのか?とか、ベントレー?の後方から噴き出していたのは単なる水だったのかとか、(ベントレー?の)防弾壁は意外にペラペラだなぁとか、冒頭から色々気になり出して、見どころの多い作品でした笑
他にも、あの時代ならではの見どころ満載でかなり痺れました。オープニングのテーマ・ソングの場面は、水の中を泳いでいるせいか、いつもより"大人の眼"で見過ぎてしまったりして、子どもの頃、TVで観ていた『サンダーボール作戦』とは違う見方をしている自分に年齢と時間の経過を感じました…。
色々と映像技術やらアクションも高度になった2020年代の今からすると、若い映画ファンにアピールするような作品ではないのかも知れませんが、映像も綺麗にレストアされて、ちょっと感動もんの007でございました。
*『ラスト・ナイト・イン・ソーホー』で主人公が夢の中で、ロンドンのメイン通りに出るといきなり『サンダーボール作戦』の映画看板に劇的に出くわします…あれを見てから、この作品をずっとまた観てみたいと思っていました。今回初めて映画館で観ることが出来て感動しました。
*今回、60周年のパンフレットが発売になっていますね!1000円でした(薄いです笑)。
ショーン・コネリーかっこいい!